日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【宿泊記】112.ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸


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日付 : 2023/01/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : KING SUPERIOR ROOM(22-24㎡) 

名古屋で仕事があり、夕方に終わって京都へ移動してきた。この日の宿は2022年秋に開業したヒルトン系の「ヒルトン・ガーデン・イン」。京都市営地下鉄烏丸線五条駅から3分、四条駅から5分と、両駅の中間くらいの場所にある。

私はヒルトングループのブランド事情をあまりよく知らないのだが、「ガーデン・イン」はミッドブランド(中価格帯)らしく、マリオットでいうところの「コードヤード」なんかと同じくらいのランクらしい。

(公式サイトはこちら)
hiltongardeninn-kyoto.hiltonjapan.co.jp

■ 地図情報

当日は京都駅付近で食事をしたのち、ホテルへ移動。仕事中以外はタクシーに乗るのも勿体なく感じられ、それならば地下鉄に乗っても良かったのだが、比較的遅い時間だったこともあって本数が少なかった。列車を待っている時間、駅からの移動時間を考慮すると全行程徒歩でも所要時間に大差ないということで、結局歩いて向かった。

ホテルは烏丸通り沿いで京都駅と河原町駅の中間あたり、京都駅を背にして進行方向右手に立地している。比較的大きな看板もあるので、場所がわかりづらいということはないはず。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条

ホテル外観のロゴ

ホテル入り口には近頃京都近辺の寺社仏閣で流行りの花手水が飾られている。ここ数年、急速に外資系のホテルが増えつつある京都だが、その中でもこちらの店舗はエントランスからずいぶん和を全面に押し出した雰囲気。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条

季節によって花は変わるんだろうか

チェックインを済ませて客室へ移動。携帯電話のアプリにクレジットカードが登録されているからだろうか、特にデポジットの処理もなかった。

客室に移動する際のエレベーターホールには大きな松の画。この一角だけ見ると、ホテルというよりも旅館のようにも見える。国内資本のホテルでもこれほど和に寄った内装はあまり見かけないような。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条

壁一面の松の画

客室フロアはエレベーターから客室までの通路幅が一般的なホテルより少し広めの印象で、荷物を転がしていてもすれ違いは割と容易そう。

予約したお部屋は「KING SUPERIOR ROOM」で、最もベーシックなランクのお部屋のひとつ。客室に入ると、入り口すぐのところにクローゼットとお手洗いがあり、洗面台エリアを抜けて居室へ向かうような部屋の作り。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条

KING SUPERIOR ROOM客室入口

部屋のど真ん中にはキングサイズのベッドが鎮座している。ベッドサイズは縦200cm*横220cmで、縦幅よりも横幅のほうが20cmほど大きい。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条

縦横ほぼ同サイズ(200*220)のベッド

部屋に用意されているミネラルウォーターは「いろはす」。自販機などで販売されているものとは少しデザインが異なり、あまり見慣れないペットボトルだが、調べてみると使用済みペットボトルを再加工して製造されているんだとか。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条

自動販売機の「いろはす」とは少し違うデザイン

窓際にはデスクと小さめのデイベッド。机脇の木製の棚にはコンセントが複数口設置されており、デスクでPCなどを利用する場合はここから電源を取ることになりそう。ベッド、デイベッドそれぞれにサイドテーブルが用意されており、物を置く場所には困らなさそう。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条

デスクは割とシンプルで、電源は多め

ベッドボードにはコンセントと、USB-Cタイプの電源が設置されている。USB電源が設置されているホテルは徐々に増えてきたものの、Type-Cのみ、というのは2023年時点ではまだ珍しいような気がする。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条

コンセントとType-Cが1口ずつ

ホテルに大浴場のような設備の設置はされておらず、部屋にはシャワーブースのみ。シャンプーやボディソープ類は壁にディスペンサータイプのものが設置されていた。

洗面台廻りは割とシンプルで、部屋に備え付けられているのはヘアバンド、綿棒等の必要最小限のラインナップ。必要な場合はチェックイン時に提供されるが、部屋には歯ブラシが用意されていない。また、髭剃りも用意されておらず、必要あればフロント脇の売店で購入することになる。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条

水回りは比較的シンプル

前述のフロントで提供される歯ブラシはプラスチックのケースに入ったかなりしっかりとしたもの。フロントで説明を受けたにも関わらずすっかり忘れてしまったが、ロゴを見るに大阪府にある「1/3 ワンサード」というメーカーの製品のようで、ブラシ部分は消耗した際に交換できるようになっているのだそう。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条

使い捨てではない歯ブラシが提供された

ちなみにフロント脇の売店というのは以下写真のスペースのことで、日用品から軽食、飲み物なんかを取り扱っている。リゾートホテルでは昔からあった施設だが、最近は都市部のホテルでもこうしたちょっとした売店を設けているケースが増えてきた印象がある。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条

髭剃り等もこの売店で販売

売店からフロントを挟んだ反対側にはレストラン。棚ぼたでゴールド会員を維持している関係で朝食がついてきたが、席数は比較的多めで、朝の比較的混雑する時間帯でも特段待つことなく入店できた。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条

フロントと仕切りなしで朝食会場、最近このデザインが多い

比較的京都らしい和食のメニューなんかも並んでいたが、普段それほど朝食を沢山食べないこともあって軽めにピックアップ。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条

京都らしくない朝食になってしまった


そうこうしているうちに出発時間になりチェックアウト。この日は関西で用事を済ませようと思っていたが、急遽東京で用事ができて帰京することに。

普段なかなかヒルトン系列には泊まる機会がないから、なかなか新鮮だった。ただ、少し宿代が高めなので、内容からしてもう少し安いと嬉しいな、という感じ。設定のせいかもしれないが、ヒルトンのアプリは画面を遷移していくと最終段で手数料がアドオンされるから、尚更そう感じるような気もする。

というお話。