日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JJP/GK0212(大阪関西/東京成田)


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便名 : JJP/GL0212
日付 : 2022/05/xx
機材 : A320-200
区間 : 大阪関西(KIX)20:50→東京成田(NRT)22:15
所要時間 : 01:25
区間マイル : 280
搭乗クラス : 普通席
運航 : JJP(ジェットスター・ジャパン)

関空から東京に帰る。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

今回の搭乗するのは成田行きの最終便。ほぼ同時刻にJALの羽田行きがあるが、JALジェットスターでは運賃に約3倍の差があった*1ことから、ジェットスターを選択した。

関西空港駅から少し離れた2期島*2にある第2ターミナル発着のPeachとは異なり、ジェットスターは第1ターミナル発着。一方、成田ではジェットスターが鉄道駅から遠い第3ターミナルから発着しているように、LCCは本拠地空港では不便な場所を選択しがち。利用料の差はそれほど大きいんだろうか。

JR関西空港駅前

全面的な稼働まではもう少し時間がかかりそう

以前別の記事でも記したが、関西空港は順次リニューアルを行っている最中。第1段の国内線再編は2022年秋の供用開始を見据えて既に中盤を過ぎたくらいの段階で、以前よりもターミナル内の仕切りが増えているように見える。

(公式サイトのリニューアル情報はこちら)

www.kansai-airport.or.jp

関西空港 第1ターミナル 国内線出発

あちこち仮設の壁だらけ

元々は北側にANA系、南側にJAL系のカウンターと保安検査場があったが、再編後はいずれも南側に集約される。現在は暫定的な場所にカウンターが設置されている関係で、JALよりもジェットスターの方が出入口に近い利便性のよい場所にあるのが面白い。

関西空港 第1ターミナル 国内線出発

特に工事が盛んなJALジェットスターエリア

ANA側はJAL側と比べると仕切りが少なめ。こちら側は今後国際線として利用されるから、南側の国内線の改装・移設が終わった後に空いたスペースで作業が始まるイメージだろうか。

関西空港 第1ターミナル 国内線出発

ANA側は今後国際線エリアに変更される

ジェットスターはオンラインチェックインを済ませれば、Peachと違って空港端末でのチェックイン手続は不要。今後ANAは自動チェックイン機を廃止し、ジェットスターと同様に携帯端末中心の仕組みになると言うが、変更後しばらくは混乱を招きそうな予感がする。運賃が複雑なANAより、まずはPeachのようにシンプルなLCCで試してからにすればいいのに、というのが一利用者の感想。

ともあれ、空港では特段の手続きを介さずにそのまま保安検査場へ直行。南側エリアは以前に増して工事箇所が増えている。2020年初頭の伊丹空港もこんな雰囲気だったような。

関西空港 第1ターミナル 国内線出発

リニューアル後が待ち遠しい

クランク状に折れ曲がった仮設通路を抜けた先には物販店。以前は割と広い通路だった気がするが、今は狭いところでは横幅が2-3mほどしかない。

関西空港 第1ターミナル 国内線出発

狭い通路を抜けると売店が現れる

保安検査場を越えると、通路の片隅にはKIX-ITM CARDの専用端末機が設置されており、とりあえずポイントを積算。大抵消費する以前に忘れていて失効させてしまっているが、会費は無料で、一定のポイント数に達すると各航空会社のマイルやターミナル内で使用できる商品券等に交換できる。

(「KIX-ITM CARD」についてはこちら)

www.kansai-airport.or.jp

関西空港 第1ターミナル 国内線出発

カードを持っていても登録を忘れがち

以前は専用端末上で搭乗券をスキャンする仕組みになっていたが、今回利用した際には端末画面に表示されるQRコードから自身の携帯端末で報告サイトにアクセスし、搭乗証明を写真などで報告する形式に変化していた。

一般エリア同様、制限区域内も工事の真っ最中。従来はターミナル中央に国内線、南北に国際線というスポット配置だったが、2022年秋以降は国内線専用スポットを南ウィングの裏側に、国内線、国際線共用スポットを南ウィング中央寄りに配置換えされる予定。若干滑走路から遠くなるぶん、所要時間が微妙に長くなるかもしれない。

関西空港 第1ターミナル 国内線出発

制限区域内も工事が進んでいる

搭乗口にたどり着くと程なくして搭乗開始。搭乗券には20:25搭乗開始と記載されていたが、実際にはそれよりも早く搭乗開始したようで、20:25にはすでに指定された座席に着席していた。

空港に向かう列車の時点ですでに雨は降りだしていたが、外を見るとかなり大きな水溜まりが出来ていて、だいぶ雨が強い様子がわかる。

JJP212便 A320-200 関西空港

窓の外は思ったよりも強い雨

この日も特に座席指定はかけていなかったが、チェックイン時に指定された座席は今回も窓側。過去数度の経験からして、チェックイン受付開始からできるだけ早いタイミングで手続を完了したほうが3列中央席が割り当てられる確率は低いような気がする。

JJP212便 普通席 機内

これまで約8割程度が窓側か通路側

定刻よりも5分ほど早く、20:45に出発。離陸後は大阪湾上で旋回し紀伊半島を横断、賢島上空から太平洋に抜けて房総半島を大回り、九十九里浜から成田空港に進入するルート。出発も早かったが、上空で更に時間短縮したようで成田空港には定刻よりも15分ちょっと早い22時前の到着。前回同様、この便はターミナル前ではなく第2ターミナルに近い沖留めスポットに到着し、バスで第3ターミナルまで運ばれた。

バスの出発を待っている間は乗って来た機体を見上げるような形になるが、整備の結果だろうか、機体は複数の色のパネルが組み合わされていることに気づく。遠目から見ると光沢のあるシルバーに見えるが、近くで見ると割と艶のないグレーといった感じ。

JJP212便 成田空港

色が変わっている箇所は何かぶつかったりしたんだろうか

到着した第3ターミナルは2022年4月に拡張が終わったところ。チェックイン端末と自動荷物預け機が増設され、かなり広々とした見た目になった。空港第2ビル駅までは外の通路を経由していくこともできるが、この増築部分が開業したことによって建物内を歩いていくこともできるようになった。ただし歩く経路が変わっただけで、トータルの歩行距離は以前と変わらない。

成田空港 第3ターミナル 出発エリア

新しい出発エリアを突き抜けて第2ターミナル駅

22:10過ぎに第3ターミナルを出発すると、ゆっくり歩いたとしても22:33発の京成スカイライナーには余裕で間に合った。降機を待っている間にスカイライナーの特急券は購入していたから、駅で並ぶ必要もないのが楽でよかった。

というお話。

*1:JALが約15,000円だったのに対し、ジェットスターは約5,500円だった。

*2:無料シャトルバスで約10分の移動が必要。