便名 : JAL/JL2441
日付 : 2021/09/xx
機材 : ERJ-190(E90/M11)
区間 : 大阪伊丹(ITM)17:20→宮崎(KMI)18:25
所要時間 : 01:05
区間マイル : 292
搭乗クラス : クラスJ
運航 : JLJ(J-AIR)
伊丹空港から宮崎へ向かう。
大阪伊丹空港のリニューアルは完了してもう1年以上の時間が経つ(搭乗時点)訳だが、このリニューアル工事、空港内のすべてのエリアがされた訳ではない。東京行きなど、高需要路線の発着する頻度の高い、ターミナルの中心部分を重点的にリニューアルしている。
そんな訳で、今回搭乗するような地方路線が発着するコンコースは昔ながら雰囲気をまだ残している。たとえばコンコースの先端付近は元々天井が低めの空港ターミナルの中でも特に天井が低く、手を伸ばせば天井に手がついてしまいそうな高さ。ちなみにこの辺りには自動販売機はあるものの、売店の類は一切ないので買い物をしたい場合は手荷物検査場直後で購入することをお忘れなく。
搭乗開始まで少し時間があり、ターミナルの最奥部までお散歩。記事を投稿した2022年8月時点ではようやくPWエンジンを搭載したB777型機の飛行が許可されているが、当時は主要各空港を訪れると空港の一角に留め置かれている飛行機の姿を見ることができた*1。
ANAはまだ機齢の若い機材もあったようで運航を再開しているが、JALは2021年3月期期末のタイミングで全機退役していて、現在国内を飛んでいるB777型機は別種類のエンジンを積んでいる旧国際線の機材だけになってしまった。ちなみに飛行機が退役すると、多くの飛行機はアメリカにあるモハベ砂漠に持ち込まれるようだが、今回、一部は国内初の取り組みとして羽田空港で解体されたとのこと。
しばらくすると搭乗開始。この日の飛行機は最近搭乗機会の多いERJ-190。クラスJの横3列座席のうち、2人掛けの座席に着席した。混雑時であれば1人掛け座席のほうが快適だが、この日は隣席が空席だったことと、この時間帯は進行方向右手の方が機窓が楽しめることで今回はあえてこちらを選択。
離陸は短い32R滑走路。上昇しながら180度旋回し、阪神競馬場や阪神甲子園球場をかすめながら大阪湾へ。日によってはもう少し東側を飛んでいくのだが、この日はあまりにも直上過ぎて甲子園球場をカメラに収めることはできなかった。その後は淡路島から徳島市、土佐清水市上空を通過して宮崎空港に直接アプローチするルート。
搭乗した9月となると、徐々に日が短くなってくる頃。いくら西向きの便とはいえ、しばらくすると大分日も傾いてきた。余談だが、特殊な機材なく綺麗に夕焼けを撮影するとすれば、太陽と逆側の窓側座席を確保することをおすすめ。
鉄道利用では新八代廻りの最速ルートでも新大阪から5時間ほどを要する宮崎だが、さすが飛行機、離陸して1時間もしないうちに着陸体制。今や九州全土のうち、陸上の移動手段では一番時間距離が遠いのがこの宮崎で、航空機の重要性を改めて実感する区間。
概ね定刻通りに到着した18時台半ばの宮崎空港は辛うじて明るさを保っているものの、あと10分もすれば真っ暗になってしまいそうな状況。「秋の日は釣瓶落とし」という言葉がしっくり来る。
そんなわけで宮崎に降り立った訳だが、この日宿泊するのは宮崎市郊外の「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」。現在宮崎空港から直行のバスは運休しており、一旦宮崎駅まで電車移動することに。