日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】特別快速エアポート66号(札幌/新千歳空港)


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便名 : 特別快速エアポート66号
日付 : 2021/10/xx
区間 : 札幌(06:56)→新千歳空港(07:29)
乗車クラス : 普通車指定席(uシート)
運行 : JR北海道

札幌駅付近に宿泊し、新千歳早朝発の便で中部へ向かう。

(前夜の宿泊はこちら)

biketourist.hatenablog.com

札幌と新千歳空港の間を結ぶ「快速エアポート」は、札幌から新千歳空港の間で北広島や恵庭、千歳など数駅に停車しながら約40分で結んでいるのだが、札幌発の早朝、新千歳空港深夜発の各2本は更に速い「特別快速エアポート」として運行されている。この列車、停車駅は札幌を出ると新札幌と南千歳のみで、停車駅は特急列車並みに絞り込まれており、所要時間も33分と通常列車よりも5分以上短い。

前夜、飛行機の時間に合わせて空港へ向かう列車を調べたところ、この「特別快速」がちょうどよく、乗車することに。6時に起きて仕度をし、6時45分頃ホテルを出発。駅至近のホテルだったこともあり、50分頃には駅改札に到達し、無事予定通りの列車に乗車した。

JR札幌駅前

(@札幌駅前)左手奥が泊まったホテル

乗車したのは指定席の「uシート」。間もなくの2022年4月1日からは840円に値上げされるそうだが、この時点では530円。この「uシート」の料金、当初は300円ちょっとだったことを考えると500円以上の値上げはさすがにちょっと上げすぎにも思えるが、札幌と新千歳の間の距離は50km弱あるから、首都圏のグリーン車相当と考えれば納得はできるだろうか。ただ、個人的には840円となるとさすがに気軽に利用するには高すぎるよね、という印象。

特別快速エアポート66号 指定席uシート 客室

早朝ということもあり、乗車率は低め

6両編成の列車のうち1両が指定席車両で、北国を走る列車だけあってデッキがあり*1、車両は2つの小部屋に分かれている。荷物棚は割と深いうえ、更に別途荷物置き場も設置されているから、荷物の置き場には困らないと思われる。

特別快速エアポート66号 指定席uシート 客室

北国らしい車両構造

札幌の出発は6時56分で、函館本線を走る網走行きの「オホーツク1号」と同時出発。この7時前というのは北海道各地へ向かう長距離特急が立て続けに出発する時間帯で、6時48分発の釧路行き「おおぞら1号」、6時52分発の函館行き「北斗4号」となかなか賑やか。

出発から9分で新札幌に到着すると、次の停車駅は南千歳。速度はそれなりに出ているはずなのだが、元々それほど建物が密集していないうえ、車両は雪に耐えられるほどの頑丈な構造のせいか、かなり防音がしっかりしていていまいちスピードを感じづらい。

そういえば、上野幌駅を過ぎてしばらくした進行方向右手には現在建設中、2023年3月開業予定の「ES CON FIELD HOKKAIDO」の姿が見えた。

(「ES CON FIELD」についてはこちら)

www.hkdballpark.com

完成するのは大分先だと思っていたが、開業まで1年ちょっとに迫っており、思いの外あっという間。プロ野球の常打ち球場は一旦全制覇しているから、新規開業したらまた訪れてみたいところ。将来的には新駅も開業するものの、目先は北広島駅から徒歩?のアクセスしかないようなので、当初は少し大変かもしれないのだが。

北広島 ES CON FIELD HOKAIDO 建設中

大分姿がはっきりし始めた

新札幌から約20分で南千歳に到着。札幌出発時点では4分前を走っていた「北斗4号」は南千歳到着時点では3分差に詰まっており、特別快速の名に恥じない俊足ぶり。南千歳を出発すると地下に潜り、終点の新千歳空港には定刻通り7時29分に到着。

今回は定刻通り到着したが、この「エアポート」が走る千歳線JR北海道のなかでは本数が多いからか、割とトラブルが多いイメージがある。以前も空港に向かう途中で運転見合わせに遭い、危うく飛行機に乗り遅れるところだったことがある。新千歳空港に向かうときには少し時間に余裕を持っておくのがおすすめ。

ともあれ、改札を抜け、そのまま手荷物検査場へ直行。飛行機でセントレアへ向かう。

*1:新型の自由席車両はデッキは設置されていない。