便名 : りょうもう3号
日付 : 2021/07/xx
区間 : 北千住(07:52)→相老(09:32)
乗車クラス : 普通席
運行 : 東武鉄道
先日記事にしたのとは別に、日光を訪れた。
都内から日光へ向かうに当たって、取りうるルートのなかで最もシンプルなのは東武特急だが、このとき乗車したのは東武特急でも日光・鬼怒川方面には行かない「りょうもう号」。どういうことなのかというのはおいおい説明する。
朝8時前に北千住駅に到着し、特急ホームから乗車。先日のスペーシアの記事の際にも触れたが、北千住駅から下りの特急列車に乗車する際は春日部寄りにある特急専用ホームからの乗車。
乗車1時間ほど前にチケットレス特急券を購入した際にはそれほど座席は埋まっていないように見えたが、実際に乗車してみるとそれなりの乗車率。比較的出発直前に特急券を購入するケースが多いのだろうか。
北千住を出ると次は東武動物公園に停車。どういうわけか東武の特急は伊勢崎方面と日光方面で停車駅を分けていて、伊勢崎方面に向かうこのりょうもう号は春日部には停まらない。今回は関係ないものの、日光方面から伊勢崎方面へ向かう場合にはちょっと不便かもしれない。そんなケースでは栃木からJR両毛線を使うかもしれないが。
東武動物公園から5分ほどで次の停車駅、JR東北本線(宇都宮線)との乗換駅の久喜に停まると、その次は群馬県の館林。なお、上り列車では午前中、下り列車では昼以降に埼玉県内の加須や羽生に停まる列車もあるが、今回乗車した朝方の下り列車は停まらず通過。
館林からは単線になり、時折行き違いのために停車しながら進む。しばらくすると線路が高架になり、ちょっと栄えたと思えば太田に到着。ここは富士重工業改めSUBARUの企業城下町。そのお陰?でこのりょうもう号は約30分おきとかなり高頻度の設定。
車内を見てみると、観光寄りの「スペーシア」に対して、ビジネス用の「りょうもう」といった感じで、座席はかなりシンプルな造り。
そんなりょうもう号の一番の特徴は4号車。この列車の4号車にはドアがついておらず、上下車の際には他の車両のドアから乗り降りすることになる。そのお陰で、新幹線よりも車体の短い在来線ではあるが4号車には19列の座席がセットされていて、収容力の向上に貢献している。
太田を出発すると藪塚、新桐生と停車し、降車駅の相老(あいおい)に到着。今回はここでわたらせ渓谷鐵道に乗り換えて、同線の終点である間藤駅を目指し、間藤駅からは日光市営バスが東武日光駅との間を結んでいるから、これで日光を目指す、という算段。
東武の特急列車は春日部・東武動物公園・久喜などの特定の駅では誤乗防止のため?に一部のドアしか開かないが、ここ相老駅ではすべての車両のドアが開いた。
相老駅は東武がホーム1面、わたらせ渓谷鐵道がホーム2面と割と大きな駅ではあるものの、一見特急が停まりそうな駅には見えない。のちに調べてみると、平成元年にわたらせ渓谷鐵道との連絡のために停車し始めたとのことだが、近隣にはいくつかの大企業の工場があるというから、平日は工場への来訪者なんかも利用するのかもしれない。