日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】ANA/NH4841(札幌千歳/稚内)


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便名 : ANA/NH4841
日付 : 2021/10/xx
機材 : DHC8-Q400
区間 : 札幌千歳(CTS)10:20→稚内(WKJ)11:20
所要時間 : 01:00
区間マイル : 171
搭乗クラス : 普通席
運航 : AKX(ANAウイングス)

春秋航空日本で千歳までやってきた。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

ここから先はANAに乗り継ぎ、稚内を目指す。道東から道北にかけての空港は稚内紋別中標津などANA系のみ就航しているところが多い。

ANAの多くの空港ではプロペラ機でも搭乗橋がつくのが特徴的。個人的には坂がきつく(搭乗時は下り、降機時は上り)入り口が狭いのであまり好みではないが、バリアフリーの観点ではこっちのほうがいいんだろうか。もっとも、北海道の冬場は雪が降るから、外に出ないで済む点はメリットがある。

ともあれ機内へ。JAL系はATR機に置き換わり沖縄以外で既に退役したQ400だが、ANA系は引き続きプロペラの主力機材。余談だが、この飛行機の製造会社は何度か移り変わっており、デ・ハビランド・カナダだったりボンバルディアだったりしている。割と新しいイメージがあるが、シリーズとしての初飛行は1983年とのことでなかなか息の長い飛行機。

ANA4841便 普通席 機内

ツアー客が多いのか、ほとんど満席

新千歳に着陸したときから風向きは変わらず、稚内とは逆方向、北から南方向に向かって離陸。苫小牧に差し掛かるくらいのところで旋回し本来の方向へ向き直った。 

ANA4841便 新千歳空港上空

千歳空港全景。自衛隊基地を入れると滑走路4つ

その後千歳線沿いを進み、札幌手前で真北に進路を取り北上を開始。札幌市街地は少し遠いものの、わかりやすい丘珠空港は視認することができた。

ANA4841便 札幌市内上空

画面中央の緑地が丘珠空港

しばらく山の中を飛んで行って、少し拓けたところが留萌の街。以前はこの先の増毛まで留萌本線が通っていたが、ここまでになってしまった。上空から見ると、また線路の跡には何も建っていない様子が見て取れる。個人的には2年ほど前、この辺りを自転車で走ったのが何とも懐かしい。

(当時の記録はこちら)

biketourist.hatenablog.com

ANA4841便 留萌市内上空

山に挟まれた限られたスペースに街がある

その後程なくしてオロロンライン上空。この辺りは道路も一直線で車で走っていても気持ちのいいエリア。地上の様子は当ブログ内に別の記事を起こしたので、興味があればご覧いただけたら嬉しい。

(該当の記事はこちら)

biketourist.hatenablog.com

ANA4841便 オロロンライン上空

オロロンライン

いくら景色がいいとはいえ、車で走るとそれなりの時間がかかるところだが、さすが飛行機となるとあっという間に進んでいく。留萌通過から15分ほどで機窓左手には利尻島利尻富士の姿。右手は右手で楽しそうだが、このルートでは左側(A席側)のほうが良いかもしれない。

ANA4841便 利尻島 利尻富士

利尻は空港があり、丘珠から直行便もある

着陸は稚内市街地上空を飛び越え、稚内市街地と宗谷岬の間の稚内湾上で旋回しながら高度を下げていくコース。このくらいの高度になると一つ一つの建物が克明に把握できる。

ANA4841便 稚内市街地上空

稚内市街地。中央右奥にはサフィールホテル(旧ANAホテル)の姿も見える

着陸寸前には宗谷丘陵を見ながら右旋回。宗谷岬は少し奥まった所にあるから、この角度からはぎりぎり見えるか見えないか、といった感じ。そういえば、宗谷丘陵には「白い道」というのがあるらしく、そのうち一回行ってみたいところ。

ANA4841便 宗谷丘陵

風車の多さから風の強いことがわかる

この辺りは風が強いことから多数の風力発電用の風車が設置されている。聞くところによると、稚内市街地の年間電力の6割を賄えるのだとか。

この日も風が強いのか、着陸直前はそれなりの揺れを伴ったものの無事一回目で着陸。さすが道北、空港の外に出ると初秋にもかかわらず中々の冷え込み具合。ひとまず空港バスに乗り換え、稚内市街地へ向かった。