ここにきて、また面白そうなきっぷが出てきた。
(2020/10/02追記)
「こだま直前割50」は「山陽新幹線直前割50」に名前を変え、2020/12/20乗車分まで発売が延長されている。
話題のGo to キャンペーンに東京が入るやいなや、という今日この頃、JR西日本から、いくつかの新しい企画乗車券が発表された。
まず最初が、「どこでもドアきっぷ」。
(公式サイト情報はこちら)
どこでもドアがあるならきっぷは要らないじゃないか、という気もするが、西日本エリアにどこでも行ける、という意味では良いネーミングかもしれない。
■価格
普通車2日間タイプ(休日)が12,000円、普通車3日間タイプ(休日)が18,000円。
※平日開始の場合は+2,000円。また、グリーン車利用版は+5,000円。
ただし、2名以上で同一行程の場合のみ利用可能。
■有効期間および利用可能期間
2020年10月1日から2020年12月25日までのうち、連続2日/3日間
■きっぷの効力
- 2日間用
→JR西日本全線・智頭急行全線・JR宮島フェリーの普通車自由席が乗り放題
指定席は6回まで利用可能 - 3日間用
→上記に加えて、JR四国・JR九州全線の普通車自由席も乗り放題
指定席は同様に6回まで利用可能
■購入期限
乗車日の1ヶ月前から7日前まで
発売開始は2020年9月18日、終売日は2020年12月17日
2日間タイプはJR西日本全線、3日間タイプはJR西日本・四国・九州全線が乗り放題で、6回まで指定席が利用できるという大盤振る舞い。JR九州の「みんなの九州きっぷ」もなかなかのインパクトだったが、その上を行った。
休日開始分よりも平日開始分が3,000円高い、という設定になっているのが特徴的で、これは出張等で利用されることを想定しているのかもしれない。なお、上述のとおり、1名での利用はできない点は注意が必要。この条件はJR西日本が販売する企画乗車券で割とよく見かけるような気がする。
もう1つは「こだま直前割50」。だいぶ「どこでもドアきっぷ」の影に隠れてしまった気がするが、しれっと発売された。
「こだま」と早朝深夜帯の一部の「ひかり」について、乗車3日前から前日までに購入すると、50%の割引になるというもの。
以前、「バリ得こだま」を紹介したことがあるが、今回の期間内については、こちらの企画乗車券の方がより一段と安価に移動できる。また、あちらは旅行商品だが、こちらは企画乗車券なので駅の券売機で発券できる。それゆえ、旅行代理店を経由する必要がないのはメリット。
(ちなみに該当記事はこちら)
■価格
新大阪→広島(片道):5,210円
新大阪→岡山(片道):3,070円など
■利用期間
2020年9月18日から22日まで、9月25日から27日までのみ
■購入可能期間
利用日3日前の05:30から前日の23:30まで
今回利用状況が良好であれば今後も発売されそうな気もするが、あまりに唐突だったから、広まる前に終売してしまうのでは、という気もする。ただ、「こだま」とはいえこの価格は魅力的ではある。
ここしばらくはこんな感じで面白い企画乗車券が時々発売される状況は続きそうで、情報感度を高くしておく方が楽しめるかもしれない。