日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】B0502便(バスタ新宿/仙台駅西口)


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便名 : B0502
日付 : 2019/08/xx
区間 : バスタ新宿09:30→仙台駅西口15:40
乗車クラス : リボーン
運行 : WILLER EXPRESS

学生の頃は時間はあるものの費用はそこまでかけられず、青春18きっぷや高速バスを最大限活用してあちこち旅行する、というスタイルで旅をしていた。その後、社会人になると、現地で時間を活用できるように飛行機や新幹線等々を活用し、移動にかかる時間をできるだけ圧縮するようになった。

結果、だいぶ快適に旅行できるようになったものの、久しぶりに学生時代のような旅行がしたくなって、高速バスでどこかへ向かうことに。

ただ、学生の頃と比較すると、認めたくないものの体力は落ちており、4列夜行のようなハードな高速バスには耐えられない身体になりつつある。快適そうな高速バスを探したところ、こんなバスが見つかった。

(以下、公式サイト)

travel.willer.co.jp

最近の高速バスというと、徹底的に廉価版に徹するか高級グレードを突き進むかの2極かというイメージ。今回、現地到着後の旅程もいい感じに繋がった(UAの特典航空券を最大限活用した)から、このバスに乗車することにした。

バスは朝09:30にバスタ新宿発。家からだと2つ目の池袋でも大して距離は変わらないのだが、何となく始発から乗り込みたい気分で新宿へ向かった。どういう訳か長距離の移動手段というのは始発から乗りたい派なのだ。

バスタは相変わらず高い稼働率で、各ブース10分ごとに発着を繰り返している。そのため、直前にならないと乗車するバスが到着せず、出発5分ちょっと前に乗車。

WILLER EXPRESS リボーン 座席

座席は半個室型

今回乗ったバスは横3列*縱6列の全部で18席しかない。車体そのものは空港バスなんかと同じ観光バスタイプの車両だから、えらく余裕のある配置。

座ってみるとシートピッチはバスと思えないほど大きく、着席すると手を伸ばしても前席に届かない。もちろん座席には電源もついている。この類のバスは、何なら近距離国際線のビジネスクラスよりも余程快適な気がする。

WILLER EXPRESS リボーン 座席

隣の席の様子も見えない

定刻に出発して、途中池袋のみに停車して仙台へ向かう(別途休憩はある)。新宿から池袋までの大したことない距離も首都高に乗ったのにビックリした。一旦東京駅の近く、竹橋ジャンクションを経由するようなルートだったが、これでも首都高のほうが早いのだろうか。

次に停車した池袋でも、隣の座席には人が乗って来なかった。今回の便で他に乗車のために停車する箇所はなく、この日の隣席は空席で確定。座席の形状ゆえ、2席使っても横になることはできないものの、隣がいないと気が楽。インターネット上では満席になっていたのだけれど、乗り遅れかなんかだろうか。

ちなみに、バスには飛行機のWi-Fiよろしく、専用アプリで視聴できる動画サービスがある。本数はさほど多くないものの、いくつか著名な作品があって暇潰しには事欠かない。

(以下、公式サイトのサービス紹介)
travel.willer.co.jp

東京から仙台までバスは運転士1人のワンマン運行。加えてこのバスは車内スペースを最大化するため、御手洗いを設置していない。その関係か、休憩場所は少し多目になっていて、道中3箇所で休憩。それぞれ各15分-20分程度の停車時間だった。

結構頻繁に停車するから、3回目なんかは外に出る気も起きなかったけれど、定期的に車外に出て気分転換できる機会があるのは良いと思う。

WILLER EXPRESS リボーン 外観

外観

この日は目立った渋滞もなく、当初経路通りに東北道を経由して仙台に到着。Google Mapの履歴を見る限り、ほぼ定時での到着だった。これ幸いにと道中、調べものに集中していて寝るタイミングを失ったものの、座席が上等なせいか6時間強乗車した割にはほぼ全く疲労感はなかった。

ちなみに、以前同じ会社・同じ路線を利用したときには、東北道が渋滞しているとかいう理由で、常磐道経由での運行になったことがある。そんな感じで、経路については比較的柔軟に変更できるらしい。

高速バス、出張にしろ旅行にしろ、常用するのは厳しいものがあるものの、たまに利用する分にはやっぱり楽しい。

というお話。