日付 : 2024/02/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : スタンダード キング(25㎡)
車で福岡から鹿児島まで向かう途中、熊本県内で1泊。今回宿泊したのは例の如く「道の駅プロジェクト」のホテルで、JR阿蘇駅前にあるフェアフィールド•バイ•マリオット熊本阿蘇。
(公式サイトはこちら)
■地図情報
18:30過ぎに福岡空港を出発し、太宰府インターチェンジから九州自動車道に乗って約1時間30分ほど走ると熊本県熊本市まで到達。この日の夕食は以前も訪れたことのある「火の国文龍」。ここ最近は以前にもまして行列が激しくなり、いつ訪れても最低30分ほど待つようになってしまった。
(訪れた店舗の詳細についてはこちら)
夕食を摂った、熊本市内のお店からホテルまでは山手線1周よりも少し長い約40kmの距離があるが、近年高規格道路が整備されたこともあって40分ほどで到達することができた。ホテルは駅舎を背にして右手、ロータリーの一角にあるので、「道の駅プロジェクト」の中では西九州新幹線の嬉野温泉駅に面している「佐賀嬉野温泉」と並んでアクセスが容易なほう。
(「佐賀嬉野温泉」についてはこちら)
部屋に入ってみれば東横INNよろしく、どこの店舗かわからなくなるくらいに標準化された室内。一部の雪国の店舗では窓際の配置が若干変則的になっているケースもあるが、阿蘇はそれほど寒さが厳しくはないから、通常通りの仕様。ただ、いくら温暖な印象のある九州とはいえ寒いところは寒く、熊本県と大分県の県境辺りでは冬場積雪路面になっているところもあるにはある。
(その「雪国の店舗」というのはこちらのこと)
場所柄主なターゲットは観光客なのだと思うが、客室内にテーブルはノートパソコンが1台載るくらいの丸テーブルが一つあるだけ。コンセントはあちこちに設置されているので電源に困ることはないが、仕事をするにはあまり適していないかもしれない。
宿では宿泊のみ済ませ、食事は近隣で楽しむ、というコンセプトのホテルゆえ、建物内にはレストランなどもないシンプルな構造だが、このブランドは客室外の共用設備が充実していて、フロント脇には割と座席数の多いラウンジが設置されている。セキュリティ上問題ないような業種であればここで作業をするというのもありなのかもしれない。
なお、ここには電子レンジや給湯器が設置されているので、外で食べてくるのみでなく、買ってきた食べ物をここで飲食することも可能。ちなみに、マリオット系には珍しいコインランドリーも設置されている。
各客室の構造は概ね同一で、シャワーブースに椅子は設置されているものの浴槽の設置されている部屋はない。広さは十分なので1人で利用する分には問題ないが、子連れで利用するときは少し難儀するかもしれない。
チェックインした日は到着が22時頃とそれなりに遅い時間だったが、翌朝は翌朝で南阿蘇鉄道の乗り潰しをしてから鹿児島へ向かう予定にしていた都合上、それほど長時間滞在するわけにもいかず、朝から移動する必要があった。
(この日最初に訪れたのがこちら)
朝起きてカーテンを開けるとうっすら霧が出ていたものの、目の前には阿蘇の外輪山、大観峰あたりをはっきり望むことができた。雪とまではいかないものの冬の阿蘇はしっかり冷えていて、朝の気温は氷点下近い。ややもすると東京よりも寒く感じる。
起きてすぐに出ていた霧は気温が上がってくるとともに消えていき、出発するころには気持ちの良い青空が広がっていた。阿蘇駅前から阿蘇中岳までは車が必要なくらいには距離があるが、この日はかなり近くに感じられる状況。参考までに、阿蘇駅から頂上近く、草千里までは約15kmで所要時間は30分ほど。
ちなみに駅前には熊本地震からの復興を支援する目的で漫画「ONE PIECE」の銅像が建立されている。どうやら作者が熊本県出身だそうで、県内のうち被害の多かった各市町村に合計10ヶ所に主要キャラクターが点在しているので、銅像を巡る旅というのも面白いかもしれない。
(プロジェクトの詳細についてはこちら)
次の予定のスタート地点となる、南阿蘇鉄道の始発駅の立野駅までは車で約30分ほど。立野駅には無料の駐車場があって、ここに駐車して同路線を利用する予定。09:44発の列車に乗るべく、08:30頃車でホテルを出発した。
「道の駅プロジェクト」のホテルは道の駅に併設されているその性格上、鉄道駅から距離が利用上のハードルとなりがちだが、奈良県の奈良天理山の辺の道、栃木県の栃木日光、福岡県の福岡うきはの3店舗*1について、最寄駅との間に送迎のサービスが開始されるとのこと。うまく活用できれば、今までよりは旅の柔軟性が高まるかもしれない。
(詳細についてはこちら)
fairfield-michinoeki-japan.com
(送迎が開始される、阿蘇より博多寄りの「福岡うきは」はこちら)
というお話。