便名 : 便名なし
日付 : 2021/11/xx
区間 : 神戸三宮駅(15:30)→大阪(伊丹)空港北ターミナル(16:15)
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運行 : 大阪空港交通(現 : 阪急観光バス)
神戸空港に到着し、伊丹空港への地上移動。
(ここまでの移動はこちら)
国際線も飛んでいる関西空港ならまだしも、国内線のみ飛んでいる伊丹空港への地上移動というのは通常あまり想定されないケース*1の模様。そのため特段直接両空港を結ぶバスなんかがあるわけでもなく、一旦三宮へ出てからの移動になる。
伊丹・関空・神戸の大阪3空港は関西エアポート株式会社によって一体経営されているが、この会社の持分の40%を所有するのがオリックス。2021年はオリックスバファローズがリーグ優勝を果たしたことから、当時空港内には優勝を祝福する掲示がされていた。
ともあれ、神戸空港からはいずれにしてもいったん三宮まで出る必要がある。三宮までの移動は「ポートライナー」。東京で言うところの「ゆりかもめ」のようなもので、日中は10分に1本の頻度で運行されている。開港当初は快速列車もあったようだが、今は各駅停車のみで所要時間は約20分、運賃340円。無人運転なので、空いていれば運転席に相当する座席も座ることができる。
(逆方向の記事だが、「ポートライナー」についてはこちら)
三宮駅には15時過ぎに到着。この15時過ぎというのはちょうど伊丹空港行きバスの間隔の空いている時間帯で、発車まで約30分の時間があった。ご存じの方も多いように、神戸の街は神戸駅よりも三宮駅の方が栄えており、人通りも車通りもこちらのほうが多い。
リムジンバス乗り場は駅から国道2号線上を神戸駅方向へ少し歩いた、「交通センタービル」の西側。少し早めにバス停に到着すると既にバスは停まっていたが、どうやら運転士の休憩時間のようで乗車できるようになるまでにはまだしばらく時間があった。
写真中の「空港バスのりば」の看板に掲げられているとおり、このバス停からは伊丹空港行き、関西空港行きのいずれも発着している。所要時間は伊丹空港が約40分で、関西空港(第1ターミナル)が約60分*2。伊丹までが約35km、関空までが約70kmと考えると、関空までの便は割と速いような。
バスは阪急グループの子会社、大阪空港交通による運行。ちなみに同社は2022年中に組織再編が行われた結果、バスの見た目はそのままロゴだけ変わって現在は「阪急観光バス」として同路線を運行している。
(公式ホームページはこちら)
バスには目的地の空港名が大きく掲げられているので大丈夫だとは思うが、関空と伊丹、うっかり乗り間違えると酷い目に遭うのでくれぐれも要注意。
所要時間の短い短距離路線ということで、バスはお手洗いなしの詰め込み仕様。当時は最前列は明確に着席できないようになっていたにも関わらず、それを退けてまで着席している乗客がいたのにはビックリした。他に座る場所がないというほど混んでいた訳ではないのだが。
バスは神戸三宮駅を出発すると生田川入り口から阪神高速3号神戸線、西宮インターチェンジから名神高速、豊中インターチェンジから阪神高速11号池田線のルート。距離の割に所要時間は長めのこの路線、少し早着するくらいをイメージしていたが、それほど流れが良好ではなく、最終的に伊丹空港に到着したのは定刻を数分過ぎた16:20分頃。
すっかり日も傾いてきたが、飛行機に乗り、宮崎を経由してこの日の最終目的地となる福岡空港へ到着する予定時刻は21:30。まだまだ先は長い。