日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】高速バス山形線(山交バスターミナル/酒田庄交バスターミナル)


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便名 : なし
日付 : 2022/02/xx
区間 : 山交バスターミナル(10:25)→酒田庄交バスターミナル(12:47)
乗車クラス : 普通席(全席自由)
運行 : 庄内交通

新幹線で山形駅までやって来た。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

この日は酒田へ向かい、お昼ごはんはラーメンでもという計画。どうやって酒田まで移動するかだが、ひとまず往路はバスで移動することにした。そもそも、急ぐ旅であれば上越新幹線経由で新潟から特急だとか、庄内空港まで飛行機で飛ぶだとか、そういうルートを取ればいいのだが、今回は(今回も)全く効率性を求めてはいない。

新幹線で山形駅に到着後、スターバックスで小休止し、始発バス停の山交バスターミナルへ徒歩で移動。バスは山形駅にも停車するが、せっかくなら始発駅からということで。

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(@山形駅前)後ほどここに戻ってくる

山形駅からは徒歩10分ちょっとで山交バスターミナルに到着。山形市内は割と除雪が行き届いており、新幹線の線路脇には雪が多かったにもかかわらず街中の道路上には殆ど雪がなかった。辿り着いたバスターミナルはバス乗り場が百貨店?に併設されていて、昔ながらのバスターミナルといった雰囲気。

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(@山交BT)仙台行きが圧倒的な本数

バスターミナルの乗り場は5つあり、隣の乗り場には仙台行きの高速バスが停車中。余談だが、この山形と仙台を結ぶ高速バスはとんでもない本数(2021年4月時点で平日80往復、土休日66.5往復)が運行されており、平日の一番間隔が短いタイミングでは4分おきに出発する時間帯もある。これは平行するJR仙山線の18往復と比べても圧倒的に多い。

なお、平常時であれば日本で一番本数が多い高速バスは東京駅と成田空港を結ぶ「TYO-NRT」で、往復で284便(往復同本数だとすれば142往復)だそう。単純計算で24時間絶え間なく10分おきに発車してようやく到達する本数と考えると、とんでもない本数が計画されている。早くそんな世界に戻るといいのだが…。

酒田までの運賃は2,800円で、窓口で乗車券をクレジットカード決済。切符を手に入れ、乗り場に戻った頃にちょうど乗車するバスが到着した。この便は庄内交通の運行で、黄色のバスはなかなかのインパクトがある。

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酒田線は全便トイレつきだそう

始発の山交バスターミナルから数名、次の山形駅から10名弱が乗車して出発。全席ガチガチに埋まるほどではないものの、イメージしていたよりは混雑している。毎回期待値が低すぎて、思ったより混んでいるという感想になっているような。

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座席には仕切りが追加されている

座席はよくある4列シート。乗車時間2時間ほどの高速バスなので、隣に人が来なければ特に不自由ない設備。ここ最近の九州島内の高速バスのように、片道4時間から5時間の路線まで4列というのはさすがに勘弁してほしいところ。

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内装は青基調

バスは山形市街地のバス停にいくつか立ち寄った後、山形蔵王インターから山形自動車道に入り月山インターまで走行。湯殿山インターまでは国道112号線バイパスの「月山道路」を走行し、再び湯殿山インターから山形道に入るルート。

この日、ぼーっと音楽を聴きながらバスに乗っていたのだが、ちょうど「月山道路」でカーブが続く区間のあたりでバス酔いをしてしまった。特に運転が荒いだとかいうことはなかったから、単に寝不足だったのかもしれない。普段あまりバスで車酔いをするようなことはないのだけれど、朝が早かったせいだろうか。

ともあれ、峠越え区間を終えて湯殿山インターから高速道路に復帰。高速道路上の「庄内あさひ」バス停で停車、数名の乗客が降車した。次の停車地は鶴岡インター至近の「庄内観光物産館」バス停で、鶴岡インターから一度一般道に抜けてバス停に立ち寄った。なお、このバスは鶴岡から酒田までの区間利用も可能だそう。

庄内観光物産館出発後は再び鶴岡インターから山形道に復帰、庄内空港の脇を抜けて酒田インターで高速を降りると、ここからは一般道で終点の酒田庄交バスターミナルへ向かう。最終の停留所は「イオン酒田南店」。イオンに高速バスのバス停があるというのは中々珍しい。

イオンから終着の「酒田庄交バスターミナル」までは数分ほどで、ほぼ定刻の12:50に到着。オレンジの建物はなかなかインパクトがある。

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(@酒田庄交BT)次の便が待機中

バスターミナルから目指すお店はかなり近く、早速お昼ごはんをいただくことに。