日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】かがやき501号(上野/富山)


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便名:かがやき501号
日付:2022/03/xx
区間:上野(06:22)→富山(08:25)
乗車クラス:普通車指定席

早朝に富山への移動。富山空港JALの路線がなく(過去にはあったようだが)、ANAにしても便の時間がよくないから、選択肢は実質的に新幹線一択といったところ。

早朝6時過ぎの上野駅はまだ人影まばら。なお、もしかするとこれ以降の写真を見てお気づきの方もおられるかもしれないが、これは2022年3月の地震よりも前の記録。

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東北方面は無事復旧できるといいのだが

普段ならば構内の売店で駅弁でも買っていくところだが、今回は富山到着後に利用するデイユースのホテルで朝食がセットされているためそのまま新幹線ホームへ。ホームに降りると、先日別の機会に山形を訪れた際に利用した「つばさ121号」の姿が見えた。

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車体幅の関係で大宮方先端にしか停まれない

乗車するのは最後尾の1号車。この時間帯は出庫ラッシュのようで、上野駅の4つの線路のうち2つは東京駅に向かう新幹線が待機している。

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回送だらけ

つばさ121号の出発後すぐ、乗車する「かがやき501号」が到着。北方面の新幹線には「特大荷物スペース」は運用されていないから、1号車の最後尾、2E座席を手配した。車端部は揺れるのだが、それよりも後ろを気にせずリクライニングできる方が嬉しい。

参考までに、東京から北方面に向かう場合は最後尾が1号車で、A席が進行方向に向かって右側(東側)。東海道新幹線も号車番号の振り方は同様で、イメージではどの路線も基本的には西側か南側に1号車が来ることが多い気がする。今回の北陸新幹線の場合、輪を描くように走るため、途中で向いている方角は逆転してしまうが…*1

(「特大荷物スペース」についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

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1D,Eに相当するスペースには荷物置き場

そういえば、予約する際に8号車が予約できないなと思ったのだが、現在8号車は作業スペース(フリースペース)としての「新幹線オフィス車両」として運用されているのだそう。需要が減少しているいまは特に問題ないだろうが、今後需要が復活した時にはどうするのだろうか。

(公式サイト案内はこちら)

www.jreast.co.jp

自席へ着席したわけだが、通路を挟んで向かいの座席には「故障中」の掲示。事前に販売を停止しているのかもしれないが、乗車して手配した座席がこの状態だと恐らくびっくりする。拡大すると見えるかもしれないが、運悪く当たってしまった場合、「周辺の空席でお待ちください」とのこと。予備席か何かへ案内してくれるのかもしれない。

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何が壊れたのだろうか

早朝ということで少し眠りたいところだったが、どうにもあまり眠くならない。仕方なくぼーっと外を眺めることに。

出発して程なくすると東京都を離れて埼玉県へ。上野駅を出発して10分ちょっとした頃には武蔵浦和に到達するが、この頃進行方向左手にはプロ野球千葉ロッテマリーンズの2軍球場が現れる。

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(06:34)さすがにこの時間だと練習もしていなさそう

上野駅から20分で大宮駅に到着。古くは東京を出ると終着駅までノンストップの列車もあったのだが、今ではすべての列車が大宮にも停車する。その大宮を出ると次の停車駅は長野。大宮から1時間弱で長野まで到達するのだから、新幹線の速さは圧倒的。

大宮駅出発から20分ほどで高崎駅を通過。少し減速して上越新幹線を離れ、北陸新幹線の単独区間に。高崎から軽井沢までの40kmの間は登山区間で、標高が約800m上昇する。上り坂とはいえ特に減速することなく走りきったが、軽井沢駅を通過する際には停車するのと変わらない速度まで減速。どうやらこの辺りには急カーブが存在し、減速せざるを得ないのだとか。

軽井沢通過後は再び速度が回復し、一路長野を目指す。途中佐久平付近ではその名前の通り佐久平(佐久盆地)を通過するが、この辺りでは盆地らしく、周囲を山に囲まれている様子がはっきりと見てとれる。

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(07:21)堤防のように見えるのは恐らく外縁部

佐久平から20分ほど、07:40頃に長野駅へ到着。朝が早いことと運賃が高いことを置いておけば、この辺りからでも問題なく東京に通勤することができそう。余談だが、東京から長野までの距離222.4kmに対し、大宮から長野までは192.1km。特急料金の区分は200kmが境になっていて1段階下がる。東京大宮間は在来線と新幹線で10分強の差しかないから、もし急がないのであれば大宮で新幹線を乗降した方が安価に済む。

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(07:37)長野駅に停車

ちなみに長野だけでなく、朝一番に松本へ移動する場合も実は長野経由の方が速い。新宿駅7時発の始発「あずさ」では松本着が09:38なのに対し、始発「かがやき」で長野、「しなの」に乗り換えるルートでは08:37に到着することができる。約40kmの遠回りになるうえ、新幹線分コストは余計に掛かることになるが、そんなルートもあるということで。

長野駅出発後しばらくは進行方向左手の遠景に飯綱山黒姫山と思われる山々が見える。長野というと雪国のイメージがあるが、3月ともなると街中には雪はほぼ残っていないらしい。

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(07:42)北長野駅を少し過ぎた辺り

列車は徐々にスピードを上げてトンネルに突入。有名な小説の一節を捻りもなくそのまま借用するが、トンネルを抜けるとそこは雪国だった。直前の写真から5分ちょっとの間に風景が一変した訳で、少し驚いた。

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(07:48)「けあらし」が出ている

一面の銀世界はその後もしばらく続いたが、黒部宇奈月温泉の駅を通過した頃には雪が大分少なくなってきて、富山駅に向けて減速し始めた頃には北関東や長野市街地と同じように雪が全くなくなっていた。

列車は上野駅出発から2時間3分、08:25に富山駅に到着。少し慌ただしいものの、駅から近い事業所であれば朝9時からの会議に出席することもできてしまいそう。ともすると、今や長野だけではなく富山、金沢でも東京通勤圏なのかもしれない。大きさは変わっていないはずだが、日本列島がどんどん狭くなっていく。

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(08:25)富山駅に到着

ともあれ、久しぶりに一睡もすることなく新幹線で目的地に到着した訳だが、天気がよかったこともあり、思ったよりも楽しい移動だった。勿論眠り損ねた分、日中はそれなりにしんどかったのだが。

というお話。

*1:東京出発時点では北上しているが、途中から北西へ進み、最終的には西南西に進む。