日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【旅行雑記】続・片道GO!を利用してみた話


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普段運転できない車に乗ってみたよ、という話。

以前、トヨタレンタカーの「片道GO!」を利用した、という記事を投稿した。

(公式サイトはこちら)

cp.toyota.jp

こちらの商品、当初は東京大阪間からスタートしたが、東京静岡・愛知間といった首都圏発着のプランのほか、宮城・山形・岩手間や札幌→函館(片方向)など、徐々にバリエーションが増えてきた。以下の記事では九州島内の宮崎→福岡のプランを利用している。

 (当時の記事)

biketourist.hatenablog.com

しばらく間が空いて、今回2回目を利用する機会があった。

今回は中部地方に用事が出来、復路をどうしようか考えている最中に見つけた愛知発東京着のプランを利用した。常時いくつかの案件が掲載されている片道GO!のサイトだが、借りたのは「ハイエースグランドキャビン」という車。この車種は現状普通免許で運転できる最大サイズで、乗車定員は10名。

旅行なんかで普通にレンタカーを利用すると縁のない車種だが、片道GO!では車種による値段の差がないので、それならばということで選択。自分の運転できる最大サイズの車に乗ってみたかったのだ。

ちなみに、自分自身で乗ったことはないが、定期的に案件を流し見していると、過去には86やランドクルーザーなんかを目にしたこともある。珍しい車はあっという間に埋まってしまうが。

当日店舗での手続は通常のレンタカーの貸し出しと一緒。あまりこの車種の片道GOでの利用(しかも少人数)が多くないのか、手続の際、えらく怪訝な顔をされたが…。

トヨタレンタカー 片道go 中部国際空港 ハイエースグランドキャビン

一般の駐車場の枠に収まらない

出発するまで、車体が大きいと運転しづらいのかと思っていたのだが、視点が高く、その上車体が四角いので、1880mmあるらしい横幅も比較的把握しやすい。それゆえ、右左折のタイミングを注意する以外、特段違和感は感じない*1

ただ、利用した日は海沿いを中心にそれなりに風が強く、上背の高いこの車は直進するにも左右に振り回されてそれなりに大変な思いをした。一方で、風のないタイミングでは、車体が大きいことによってコーナーリングが安定しているといった恩恵もあったので、一長一短か。

また、時間貸の駐車場に止めようとすると明らかに枠をはみ出し、場合によっては他の車の進路を支障するので、ルートによっては駐車場所の確保など事前の準備が必要になるかもしれない。

トヨタレンタカー 片道go ハイエースグランドキャビン 前方視界

視界は良好

1点厄介なのは、ミニバンでもときどきあるが、座席が多い関係でバックミラーは椅子が干渉してあまりよく見えないところ。後退するだけであればカメラがあるので良いが、高速を走るときは少し工夫が必要。

トヨタレンタカー 片道go ハイエースグランドキャビン 後方視界

後方確認はサイドミラーを上手く使う必要あり

後方座席は1+2の横3列・縦3列配置で、最後部はそれなりの広さのトランクスペース。

座席の横幅はそれなりだが、座席のリクライニングは比較的浅目なので、全座席が埋まった状態で長距離乗るのは少し大変かもしれないな、という印象。

トヨタレンタカー 片道go ハイエースグランドキャビン 室内

運転席・助手席以外に8座席

今回もレンタカーとしての料金は48時間で4,400円で、保険を合わせて7,700円。高速料金は休日に利用したので、約5,000円。

この他かかるのは燃料代だが、車が大きい分燃やす燃料の量もなかなか多く、普段借りるようなコンパクトカーと比べると燃料代はそれなりにかかる。割と寄り道したこともあるが、30時間ばかりで650kmほど走って燃料はトータル70L弱、単純に割ると9km/Lくらいで、10,000円ほどかかった。その結果、1泊2日でトータルの費用は22,000円ほど。

キャンピングカーに改造するでもしない限り1人2人で乗る車ではなく、明らかに費用対効果は宜しくなかったが、たまにはこんな車に乗ってみるのも悪くない、というお話。

*1:コンパクトカーと比べてタイヤが後ろ(座席下)にあり、普通のタイミングでハンドルを切ると左側面を擦る可能性がある。この車種でよく起きる事故らしい。