日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【旅行雑記】片道GO!を利用してみた話


■Sponsored Link

検証してみた、というお話。

トヨタレンタカーに「片道GO!」という商品がある。

(以下、公式サイト)

cp.toyota.jp

これは、東京から東海/関西間、九州島内、北海道など、一定区間の片道に限定して、格安で利用できるというもの。

いままで誰かが遠距離利用した車はレンタカー会社自身が回送業者などを駆使して出発拠点に戻していたところを、商品化して利用者に回送してもらおうとなったのがこの商品。少し前だが所用があって鹿児島へ帰ったついでに、宮崎→福岡で利用してみた。

予約の手順は単純で、以下の3ステップ。

  1. (2-3日くらい前から)上記のホームページで案件をチェックする
  2. (見つけたとき)記載してある予約センター/店舗へ電話
  3. (当日)店舗へ

今回は宮崎空港に車がいたので、宮崎空港からスタート。

飛行機で到着し、空港の観光案内所で名前を告げると*1、送迎車を呼んでくれる。屋外のレンタカー乗り場から送迎車でレンタカーの店舗へ移動し契約手続。ここで、ホームページに記載のある料金本体の他に任意加入の保険について確認される。

(以下、再び公式サイト)

rent.toyota.co.jp

幸いにして今まで無事故無違反で来ているのだが、いつ何時事故に遭う/起こすか分からないことを鑑みて、個人的には毎回フル加入することにしている。

その結果、今回店舗で支払った料金は、

  1. 本体料金:4,400円(@2,200円*2日)
  2. 保険料金:3,300円(@1,650円*2日)

上記合計の7,700円になった。

余談だが、あまり「片道GO!」の利用実績がないのか、当初発生しないはずのワンウェイ料金が契約書に載っていて随分高い金額になっていた。支払の際には金額に間違いがないか確認することをおすすめ。更にオプションを追加しなければ、上記くらいの金額になるはず。

今回借りた車は「Vits」。安いのは上述の理由からで、特に車に問題があるわけではない。大体累積走行距離26,000kmくらいの車。

片道GO! 利用した車

利用した車

詳細は割愛するが、車を借りた48時間の間に宮崎から鹿児島を経由し、福岡に向かった。走行距離はトータルで533kmで、その結果、レンタカー料金以外にかかった費用は以下の通り。

  1. 高速料金(日奈久→太宰府):2,780円(休日割引)
  2. 燃料代:4,338円(@136*29.0L)

本体料金とトータルすると14,818円かかった。
あまり意味のある指標ではないが、@27.8/kmくらい。

ある程度当初から見えていた結果ではあるが、1人でどこも寄らずに直行する場合、高速バスや飛行機(割引)の方が安い。他方、2-3人集まった場合には、直行でも割安に移動できる手段になる。特に公共交通機関と比べると、時刻表に左右されずに移動できるメリットは大きい。

他方、直行ではなく、観光しながら目的地まで向かう、という旅程の場合、レンタカー同士で比較した場合、たとえば同区間トヨタレンタカーの通常プランで移動すると、ワンウェイ料金だけで20,350円掛かることを考えれば、1人でも圧倒的に安い。

検証していないが、電車等で移動して都度カーシェアというケースと比べても、恐らく「片道GO!」の方が安くなると思われる。ただ、九州のような地方都市ではまだカーシェアがさほど普及しておらず、またレンタカーの店舗も主要駅にしかないから、そもそも上記のような方法は取りづらい問題もある。

注意点としては、契約時間を超過すると超過料金がとても高いようで、時間には余裕をもって利用することがおすすめ。どうやら時間を超過すると契約全体が通常料金に切り替わるそうで、超過料金が当初払った金額を超えたという記事がネット上に上がっていた。安物買いの銭失いでは元も子もない。

ちなみに、ニッポンレンタカーにも同様のサービスがある。ただ、こちらはアプリをダウンロードして、免許証を送信、その後利用開始と、事前の準備が少し手間な上、アプリの検索性があまりよくないのが惜しい。※2021/12追記:ニッポンレンタカーの下記サービスは2021/8に終了している。

(以下、公式サイト)

www.nipponrentacar.co.jp


いずれにしても、旅するときの選択肢として知っていて損はないサービス。

というお話。

*1:宮崎空港の場合。空港によって異なる