日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【旅行雑記】レンタカーでFIT e:HEVに乗った話


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レンタカーで長駆300km。

成田空港からPeachで新千歳までやって来た。この日はここからレンタカーで目的地に移動する予定。新千歳空港はさすが北海道の玄関口だけあって大手から地元ローカルまで多数のレンタカー業者が参入しているが、この日利用したのは「ホンダレンタカー」。あまりメジャーな業者ではないからか、直前予約でも割と料金が割安だった。

(公式サイトはこちら)

www.hondarent.com

大手のレンタカー業者はターミナル中央のバス乗り場から店舗までのシャトルバスが発着している一方で、中小業者はターミナル南側屋外にあるバス乗り場からの発着。どうやらいくつかの業者がまとめて1台のバスで送迎しているようで、何ヵ所か寄り道したあと目的の店舗に到着した。

新千歳空港 レンタカーバス乗り場

新千歳空港 レンタカーバス乗り場

今回借りたのは当時まだ登場して日が浅かったホンダの新型FIT。近頃ICEと呼ばれる従来型の内燃機関車と、HEV(ハイブリッド車)の貸出料金にそれほど大きな差がなかったから、より先進的な車を試してみることにした。そんなわけで借りたのがこの車。

(メーカー公式サイトはこちら)

www.honda.co.jp

FIT e:HEV

徐々にデザインが変わっていって現行型は初期型風

丸っこいデザインは何となく初代のFITに似た雰囲気。一方、内装は2020年代の車らしくメーターパネルは液晶画面。ただ、日産のNOTE e-POWERのように運転席にタブレットが埋まっているかのような特大サイズのパネルではなく、あくまでメーターという感じの見た目。

運転席は死角が少なく割と見通しは良いほう。ボンネット側、1本目のピラーは細すぎて大丈夫なんだろうかと思ってしまうが、ドアの根本の2本目のピラーでカバーしているらしい。

FIT e:HEV 運転席

窓の大きい運転席廻り

プリウスC-HRといったトヨタハイブリッドカーは時折後方視界がかなり狭いケースもあるが、この車は後方視界も十分。ちなみに最近の車はバックミラーが液晶になっているケースもあるが、この車は通常の鏡だった。

FIT e:HEV バックミラー

FIT e:HEV 後方視界

1日運転してみたが、最近のトヨタのコンパクトカー、例えばヤリスやアクアと違って室内の天井が高いなという印象を受けた。この日は日帰りゆえ特に何を仕舞うでもなかったが、荷室も広さ十分。荷台にはゴルフバッグが格納できるし、2列目座席を倒せば自転車を解体せずに積載することができるらしい。

FIT e:HEV 荷台

FIT e:HEV 荷台

また、HEVではあるものの、それほどモーター走行感がないのはNOTE e-POWERと違うところ。あちらは加速がリニアで電気自動車っぽさが前面に出ているが、こちらは割とガソリン車に近い挙動。私の周りではあまり加減速が敏感すぎると同乗者が酔うケースがあるから、こちらの方が良いのかもしれない。運転する分には面白いのだが。

もしかすると前述の写真からお分かりの方もおられるかもしれないが、この日は帯広方面を日帰りで訪れていた。道中、根室本線羽帯駅があったところを通過したのだが、廃止されてからしばらく時が経ったせいか完全に駅は野に還ってしまった。駅の廃止からはまだ2年ほど(訪問当時)しか経ってないはずだが、こうも変わるかと驚く。

JR根室本線羽帯駅 2014年10月

根室本線羽帯駅 2014年10月

JR根室本線羽帯駅跡地 2021年6月

羽帯駅跡 2021年6月

ともあれ、この日は思いの外予定が長く掛かり、新千歳に帰ってきたのは18時ぎりぎり。値段が安価な分、大手のレンタカー店よりもちょっと営業時間が短いのはご愛敬。なんとか無事レンタカーを返却し、新千歳空港に送ってもらった。

都合300kmほど走った訳だが、最後にガソリンスタンドで給油した結果、給油量は15Lにも満たなかった。燃費が良いとは聞いていたが、最近の自動車は原付と同じくらいの燃費を叩き出すからびっくりする。ともあれ、普段ホンダの車にはあまり乗る機会がないから、新鮮で中々楽しかった。

というお話。