日本全国の絶景スポットを紹介する不定期企画。何だかんだでずいぶん間が空いてしまった。
日本には四季があるがゆえに、その時期、もっと言えばその日しか見られない、そんな景色も数多く存在し、それが故に同じ場所に何度も赴いたりしている。今回は一年で一番気候のよい5月のイベントのお話。
空の狭い都内ではあまり見かけないが、「こどもの日」といえば鯉のぼり。郊外の行楽地では、大きな鯉のぼりが悠々と空を泳いでいる姿を目にする機会も。そんな鯉のぼりにもいくつか特徴的なものが存在する。その一つが今回紹介する山口県防府市のもの。通常空高く泳ぐ鯉のぼりが、ここ防府では魚らしく水中を泳いでいる。
■ 地図情報
最初に存在を知ったのはテレビだったと思うが、調べると他にも同様の鯉のぼりは西日本を中心に国内にいくつか存在するらしい。ただ、個人的に春は繁忙度が高く、泊まりがけで出掛けるほどの日程が確保できず、日帰りで行けるこちらを訪れた次第。この時期は他にも素敵な旅先が多く、行きたいところと時間のバランスがえらく悪い。身体ひとつではまったく足りていない。
当日は朝イチで宇部空港に到着、バスで新山口駅まで移動しカーシェアで現地へ。
新山口駅からはそれほど遠くなく、片道1時間もかからない程度の移動。放流中?は近隣の学校の校庭が駐車場として解放されていて、ここに駐車して鑑賞ポイントになる橋までは徒歩で5-10分ほどの移動。
上から眺めるとこんな感じ。
ちなみに、この「水中鯉のぼり」はご覧の通り手間がかかるからか、どの地域のそれも展示期間が比較的短く、たとえばここは5月初旬の5日間程度。
※2020年はCOVID-19の影響によって中止されている
2021年が開催されるのか、されないのかは現時点では不明なものの、もし開催されるとすればカーナビに「防府市立小野小学校」を登録するのが簡単。
目先では再び緊急事態宣言が発出され、先の読めない状況が続いているが、温暖な5月の気候を楽しめるような日々であることを願うばかり。
というお話。