日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】BC0003(東京羽田/福岡)


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便名 : SKY003
日付 : 2014/09/xx
機材 : A330-300
区間 : 東京羽田(HND)??:??→福岡(FUK)??:??
区間マイル : 567
搭乗クラス : 普通席(グリーンシート)
運航会社 : SKY(スカイマーク)

世界では活躍している一方で、国内の航空会社では見かけないという機材が時々ある。たとえばその一つがエアバス330(A330)。そのA330、ほんの一時期だけ日本国内を飛んでいたのを覚えておられるだろうか。

時間を遡ること8年弱、当時はスカイマークが積極的な投資を行っている最中。A380で長距離国際線に就航する、というのもそのひとつ。その影に隠れて…はいなかったのだが、もう一つの話題がこのA330の就航。

就航直前に客室乗務員の制服問題で悪目立ちしてしまったが、機内は一部ならず全席がJALのクラスJと同程度の座席幅、間隔で統一されており、かつ、運賃は他のスカイマーク便と同程度という破格のサービスだった。

この日は福岡へ用事があって向かったのだが、いつもはJAL便で移動するところ、お試しで久々のスカイマーク便に搭乗。搭乗当日の時点ではまだA330の就航便はそこまで多くなく、1日のうち数往復がA330での運航でそれ以外の便は今も現役のB737での運航。当日の就航便のうち、一番朝早い便だったのがこの003便だった。

搭乗口に到着すると、機材は既にスポットに到着済み。昔はB767を運用していたとはいえ、スカイマークと言えばB737のイメージが強く、それと比べると大きいな、というイメージ。

機材が大きいから、塗装ができる範囲が広くなったこともあって、737では「SKY」だったのが、330では「SKYMARK」に変わっていた。

BC3便 SKYMARK A330-300 羽田空港

側面が見づらい

機内に入ると、最後部まで黄緑色の大柄なシートが続いていた。機内の写真を撮っておかなかったのが悔やまれるが、当時は「グリーンシート」として、スカイマークにしては積極的に売り出されていた。機内の様子は各種検索サイトで検索すると出てくるはず。

座席は大柄なだけではなく電源も完備されていて、あれから10年弱たった今でも、サービスレベルとしては遜色ないものだったように思う。惜しむらくは、当時のスカイマークの客層がそれを欲していなかったことだろうか。

羽田から福岡までの路線と言えば、富士山のほぼ直上を飛行するのが特徴。あれから出発直後のルートはだいぶ変化が生じたが、富士山周りは今も同じルート。

BC3便 SKYMARK A330-300 富士山 ウィングレット 風景

737よりも鈍角の翼端

その後はうとうとしているうちに、あっという間に福岡に到着してしまった。

座席は広く運賃も低廉、その上当時まだ珍しかった国内線での機内Wi-Fiサービスと、サービスレベルは文句なしだったが、それだけでは増加した座席を埋めるには足らず、経営状況が悪化し、次の搭乗の機会もないまま就航半年で嵐のように退役してしまった。

こうなることがわかっていれば、もう少し搭乗したのに。…とは思うが、将来この結果が見通せていたのであれば導入しなかったわけで、航空会社の経営というのはハイリスクというか、何とも難しそうに思える。

ただ、もし当時、順調に経営できていたとして、A380A330共に就航していたとすれば、昨今の情勢で大ダメージを負って跡形もなくなっていた可能性もあるわけで、一体何が幸いするかわからない。

そんな話。