便名 : なすの253号
日付 : 2020/03/xx
区間 : 上野(08:34)→小山(09:10)
乗車クラス : グリーン車指定席
運行 : JR東日本
東京から日帰りで栃木を往復する旅程。
昔から常磐線沿線で暮らしてきた身からすると、東北線や高崎線沿線、具体的に言えば大宮より先、栃木・群馬といった茨城以外の北関東と言うと、その行きにくさからどうにも実距離以上に遠いイメージを持ってしまう。実際は新幹線が走っているから、時間的にはそこまで差はないのだが。
ともあれ、スタートはいつも通り上野駅。少し早く出れば在来線で行けないこともないのだが、普通列車でグリーン車に乗ってしまえば総額はさして変わらず、今回は新幹線を利用することにした。
乗車した「なすの253号」は16両編成。通常、東北新幹線は10+7の17両編成が基本で、16というのは割とトリッキーな長さ。通常走っている車両から1両抜いた、というわけではなく、一定の便で6両編成の初代「こまち」の車両(E3系)が専属で走っていることによるもの。
在来線でも直通列車が走っているように、上野から小山までは77kmとさして距離はないが、乗車したのはグリーン車。まだ乗ったことのない車両ということもあって、ちょっと乗ってみたくなった次第。100km以内なので、グリーン車と指定席の差額は520円で収まった。
先述の通り、元々「こまち」の車両だったこともあり、車体(特に横幅)は在来線サイズ。車両のサイズが小さいことから、1つ1つの座席も比較的コンパクトな作り。おそらく秋田へ走っていた頃から特に何が変わったということもなさそう。
そういえば、この車両と現在の車両(E6系)が併存していた頃、「スーパーこまち」なる便があった。新幹線で公式に「スーパー」の肩書がついていたのは恐らく今のところこの時だけ。逆に在来線では常磐線なんかで、無印の「ひたち」がいなかったこともあるが。今思えば「フレッシュひたち」というのは随分変なネーミング。
乗車したグリーン車は東京方の先頭車(11号車)。上述の通り在来線サイズの車体であることに加え、運転台部分が車両の半分弱を占めることもあって、客室部分の長手側も比較的短め。荷棚部分が特徴的な造り。
今回チケットは「えきねっと」で手配したが、特に何の注意書きが表示されるもなく、11号車を号車指定したら確保できた。それにしても「えきねっと」、編成表でも出してくれないものだろうか。何号車が指定なのか、自由なのかすらわからず、どうにも使いにくい。駅の自動券売機と同じようにするだけでも大分改善されると思うのだけれど。
この日の朝ごはんは上野駅のエキュートで購入した浅草今半のお弁当。朝8時過ぎという比較的早朝にもかかわらず、ほぼ全ての店舗が既に開店していた。オフィスでのお昼ご飯とか、出張客向けなんだろうか。
(公式サイトはこちら)
美味しくいただいたのだけれど、心持ちの差かどうも車内で食べるときは純粋な駅弁のほうが好き。雰囲気の差なのか、そもそも作り方から違うのか。
乗車時間は40分弱と普段にまして短めということもあって、朝食を摂って少しばかしぼーっとしているとあっという間に小山駅に到着した。