便名 : なすの281号
日付 : 2025/02/xx
区間 : 東京(22:44)→宇都宮(23:38)
所要時間 : 00:54
乗車クラス : 普通車自由席
運賃 : 4,490円(タッチでGo!新幹線利用)
運行 : JR東日本
マリオット系のホテルが年始早々から春にかけて実施している「宿泊実績2倍」のキャンペーンを利用して宿泊するため、夜な夜な宇都宮へ向かう。ちょうど1年前に宇都宮を訪れた際には羽田空港から空港連絡バスに乗車したが、この日利用するのは東京駅から出発する東北新幹線の最終便となる「なすの281号」。こちらは普通車全車自由席の列車。
(羽田空港からの空港連絡バスについてはこちら)
COVID-19以前は上越新幹線の最終列車の方が遅く、東京駅23:00発、高崎駅23:56着という列車(たにがわ477号)がいたが、昨今の人員不足や働き方改革といった風潮に押されて2024年3月のダイヤ改正で終車が繰上げになり、現在では乗車するなすの281号に4分先行するダイヤに変更となっている。
この日は出発の20分ほど前に東京駅へ到着し、特に新幹線のチケットを購入するでもなくそのまま手持ちのSuicaで新幹線の自動改札機を通過。事前に登録しておくことで、「タッチでGo!新幹線」として所定の運賃が精算される。
(「タッチでGo!新幹線」についてはこちら)

このなすの281号、東北新幹線内で完結する最終列車ではあるのだけれど、山形新幹線の車両7両編成での運転。通常ダイヤであれば新庄駅18:43発のつばさ158号で東京駅に22:24に到着した列車の折返しが充当されることになっている。いわゆる「ミニ新幹線」の列車はホーム中央までは来ず、上野寄りに停車しているので、ホームの品川寄りに上がってしまうと列車の存在に気づかないかもしれないので注意が必要。
ただ、2025年夏に発生した山形新幹線の新型車両E8系の装置不具合の影響で、2025年8月現在では使用される車両が不安定になっている模様で、日によっては東北新幹線の車両が充当されることもあるとか。

そういえば、新幹線ホームの上野方には、あまり見慣れない表示装置が設置されていた。表示されている内容を見るに、どうやら次の新幹線がどのホームに到着するかを示しているものらしい。ダイヤが乱れている時なんかに活躍するんだろうか。

折返しの清掃作業は早々に終わって、22:30過ぎには車内に入れるように。こんな時間まで作業のある清掃の作業員さんたちも中々大変。車庫に目を向ければ夜通し清掃作業をしているのかもしれないが。
乗車口の足元には新幹線区間で自動的に展開されるステップが設置されている。片側あたり30cm弱の踏み板で、これが両側にあると考えれば、新幹線規格の車両の座席の方が横1列多いというのも何となく合点がいく。なおこのステップ、2025年8月の復帰早々に故障したようで、どうにもE8系は何かと雲行き怪しげ。

普通車は山形県の県花である「紅花」がモチーフとなった、黄色と赤のグラデーションが印象的なデザイン。座席は硬めで、可動式の枕が備え付けられている。
シートピッチは980mmだそうでフル新幹線の車両と比較すれば少し詰められているが、先代車両は旧自由席車両と元より指定席だった車両でシートピッチが異なっていたから、その点が均一になったという意味では品質向上が図られている。尤も飛行機で言えばクラスJとほぼ同等な訳で、3時間程度の乗車時間であれば十分余裕のある数値。

座席そのものは近頃のJR東日本の普通車によくあるシートという感じだが、座席ごとに設置されたコンセントは肘掛けのフレームに内蔵されている点が特徴。個人的には中央線の特急「あずさ」のように、前座席のフレームに設置するのが一番使いやすいのだが、設置場所は未だ試行錯誤の過程にあるようで、いまいち安定しない。
(中央線の特急「あずさ」についてはこちら)

最終の新幹線なのに7両編成だからそれほど乗客は多くないのかと思っていたが、割と通勤客も多く、東京、上野、大宮の各駅からそれぞれ一定数の乗客が乗り込んできて、最終的には一部相席になる程度の混雑。流石に立ち客が出るほどではなかったから、車両としてはこのくらいが適材適所なのかもしれない。

この頃JR東日本側の新幹線のホームではしきりに「本日最終の新幹線」を連呼しているが、これは「JR東日本の」という限定句がつき、2025年現在において厳密な意味での東京駅を出発する最終の新幹線は隣の東海道新幹線のホームから、こちらの4分後に出発する22:48発の三島行き「こだま815号」。この列車も普通車全席自由席で、いかにも通勤列車といった装い。

東京駅を出発してさえしまえば各駅に停車するのみで、特段珍しいこともない。ただ、動揺抑制の装置をつけているとはいえ、車体の小さいミニ新幹線の車両はどうしてもフル規格の車両と比べると揺れが多いのは否めないような印象。
小山駅で乗客の1/3ほどが降車し、次の宇都宮駅で私を含む乗客の大半が降車した。この日宿泊する「フォーポイント フレックス by シェラトン」は駅の東側にあり、近年開業した「ライトライン」を横目に見ながらホテルへ向かう。かなり深い時間ではあるが、最終の新幹線に接続する列車が用意されているあたりは流石。
(「ライトライン」についてはこちら)

ちなみに、今回利用した列車に用いられた車両は、翌朝那須塩原始発の「なすの266号」として東京へ戻ってくる。こちらの列車は通勤時間帯ど真ん中にも関わらず7両編成というのが中々攻めたダイヤという感じ。ともあれこの日は宇都宮駅近くのホテルに宿泊。
というお話。