便名 : JAL/JL0201
日付 : 2023/11/xx
機材 : B737-800(73H/V40)
区間 : 東京羽田(HND)08:05→名古屋中部(NGO)09:05
所要時間 : 01:00
区間マイル : 194
搭乗クラス : 普通席(国際線機材)
運航 : JAL(日本航空)
所用で名古屋を日帰りで訪れることに。と言っても新幹線ではなく、飛行機で往復する。早期割引を適用すると、新幹線よりも飛行機の方が安かったのだ。尤も、若干の差であればほぼ同額であっても飛行機を選んでいた気はするが。
さて、やってきたのは羽田空港。以前は20番台のターミナル端の搭乗口から出発することが多かったが、現在第1ターミナルは増築工事の真っ最中で、これまで利用していた搭乗口は搭乗橋が取り外され、ターミナル内は改札機も撤去されて見る影もなくなっている。それゆえ、この便はターミナル中央に近い幹線でよく使われる搭乗口からの出発。
そういえば、第1ターミナル南ウイングのバスラウンジには、国際線ターミナルへの連絡バスの乗り場が設置されている。制限区域内から出発する訳だが、どこに到着するんだろうか。少なくとも出国の手続が必要になるはず。
その乗り場はこんな感じで、91番搭乗口が利用されている。すでにチェックイン済の搭乗券を保有していれば利用できるのかもしれない。あまりに利用場面が限られているから、私が利用する可能性は限りなく低そう。
余談だが、この91番搭乗口の近くには比較的大きなスペースがあり、その一角には所在なさげにマッサージ機が設置されている。せめて衝立でもあればいいのだが、この場所ではどちら側を向いて設置しても使いづらい。
ともあれ搭乗。この便の機材は中部国際空港到着後、国際線として運航される関係で、国際線機材が使用されているのが特徴。
この国際線仕様のB737型機は今となっては少し古めかしい表地の座席が設置されていたが、時を同じくしてリニューアルが実施された「SKY SUITE」のB777-300ER型機と同様の座席表地に変更されている。なお、このリニューアルに合わせて、これまでなかった機内Wi-Fiが設置され、国内線運航時にも利用できるようになっている。
(更新後の「SKY SUITE」についてはこちら)
加えて、この日は国土交通省による「航空旅客動態調査」が実施されていた。写真で座席の上に写っているのがそれで、年に数日実施されている。この日は日帰りで搭乗したから複数回記載する必要があって、復路では回答が少し面倒になった、というのはここだけの話。一応誠実に回答することはしたが。
(「航空旅客動態調査」についてはこちら)
座席のフレームそのものには手が加えられていないものの、ポケット部分は最新鋭機のデザインが一部活用されていて、収容力が向上している。
定刻を過ぎたが何やら出発準備に時間を要しているようで、しばらく待機。定刻を10分ちょっと過ぎたところでようやく出発した。
地上滑走の許可を待っている間、進行方向左手を当時引退が目前に迫っていたB777−200ER型機が通過していった。この機材の定期便からの退役は2023/11/12だったそうで、当時は本当に最終盤といったタイミング。
一時は国内線大型機の中心だったB777型機だが、気づけば全くいなくなってしまった。それにしても、まさか晩年に国際線仕様のまま国内線を飛び回るとは誰も考えていなかったはず。
(B777−200型機の搭乗記録はこちら)
その後ろを追いかけて行ったのがスカイマークの「ピカチュウジェット」。どういうわけか1号機ばかりよく遭遇するから、2号機を見かけたのは数回目。こうしてみると尾翼に描かれたスカイマークの星のロゴと、ポケモンのロゴの色がうまい具合に馴染んでいる。
件のB777型機はどうやら札幌千歳行きだったようで、C滑走路34Rに向かう途中で再度遭遇。こちらもこの日は34Rからの離陸のようで、先行機が曇天に機影が吸い込まれていくと共に滑走路に入った。
先行機が大型のB777型機ということで、滑走路上で少し待機してから離陸滑走。
空港の駐機場は雨に濡れていて、飛行機が停まっていた部分だけが白く浮き上がっているのが面白い。8時過ぎになると出発便もある程度出払って、国内線側の駐機場は一旦ある程度空きが見えるような状態。
東京港のコンテナ置き場が少し見えたくらいのタイミングで雲の中に入った。
首都圏を離れると少し雲が取れてきて、山全体は見えないながらも富士山の姿も確認できる。山頂には大きな笠雲がかかっているのも見てとれた。手前に見えるのが河口湖で、飛行機は中央線上空を西に向かって飛んでいる模様。
しばらくすると南北に流れる大きな川が見えてきたが、これは甲府市郊外を流れる釜無川。山の多い中央線沿線にして甲府市周辺は比較的大きな平地が広がっている。当初長野県の松本市辺りなのかと思ったが、よく考えれば羽田から名古屋のルートでそこまで北上することはなかった。
11月頃ともなると山は紅葉で色づいている。上空から紅葉を見てもそれほど色づいているようには見えないのに、近づくと真っ赤だったりするから不思議。
その後愛知県蒲郡市付近で海上に出て、伊勢湾上で何度か右旋回をして最終の着陸体制に。
知多半島の南端に差し掛かる手前で見えてくるのが「タコとフグの島」として売り出し中の日間賀島。知多半島の師崎(もろざき)港、渥美半島の篠島港との間に航路が設定されている。えらく明るい水色に見えているのが「日間賀島サンセットビーチ」。
出発から到着までが1時間の航路で10分遅れれば流石に遅延は取り戻せず、定刻よりも10分ちょっと遅れて09:20前に中部国際空港の11番駐機場に到着。この駐機場は内際兼用になっていて、仕切りを変えると国際線の搭乗口に接続される。関西空港や成田空港なんかにも同じような仕組みの搭乗口が存在する。