日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】のぞみ277号(東京/名古屋)


■Sponsored Link

便名 : のぞみ277号
日付 : 2022/12/xx
区間 : 東京(06:45)→名古屋(08:20)
所要時間 : 01:35
乗車クラス : 普通車指定席
運賃 : -(募集型企画旅行)
運行 : JR東海

2022年の後半は「全国旅行支援」による旅行代金の割引があり、これを活用して年末に伊勢方面を訪れた。

やって来たのは早朝の東京駅で、この日はまず新幹線で名古屋へ向かい、そこから近鉄に乗換えて伊勢神宮へ向かうという旅程。さし当たって最初に乗車するのは06:45発の新大阪行き「のぞみ277号」で、ホームに上るとすでにN700A(スモールA)が停車して乗客を迎え入れていた。

以前もどこかで記したが、「のぞみ」号の号数付番にはある程度の法則性があり、

大別すると以上の通りになっている模様。2023年現在ではいずれの列車でも所要時間に大きな差はなく、のぞみ号だけを見れば出発した順番のまま終点まで走っていく。

それゆえ、東海道新幹線内のみ利用する場合は301より大きい数字の臨時列車が比較的穴場で、直前でも窓側や通路側の座席を確保しやすい傾向にある。追って200番台の東海道新幹線内完結の列車に空席が多く、最も混雑するのは山陽新幹線直通の列車。これを頭の片隅に置いておくと、何かの折に役に立つことがあるかもしれない。今回は手配した段階で臨時列車の選択肢がなく、次点の新大阪行き列車を選択した。

のぞみ277号 東京駅

東京駅/ (06:41)出発3分前に乗車

この2023年という年は12月中後半に関西方面で大雪が降り、何度か列車の運行が混乱した日があった。この日も関西は雪の予報で、徐行によって遅延する可能性があるという放送を耳にしながら東京駅を出発。そのような天気のせいだろうか、車内は比較的空席多数という感じ。

のぞみ277号 車内

のぞみ277号車内/ (06:45)途中駅からの乗車もそれほど多くなかった

朝食は東京駅の売店で購入した「肉の万世」の「万かつサンド」。駅や空港では沢山の種類のかつサンドが販売されているが、良くも悪くも安定しているのはこちらの商品。

東京駅弁 万かつサンド

のぞみ277号車内/ 定番の「万かつサンド」

個人的にはもう少し脂身が多い方が嬉しいのだが、とはいえ味が想像できて大外れしないという安心感は何者にも代えがたい。そういえば万世からはカツが2枚挟まった「弍万かつサンド」というのも出ていて、時々駅のNewDaysなんかで販売されているのだが、バランス的には通常のものの方が整っている感がある。

(「弍万かつサンド」についてはこちら)

www.niku-mansei.com

東京駅弁 万かつサンド

のぞみ277号車内/ 脂身はそれほど多くないロースカツ

中部以西は雪の予報だったが、東京駅からしばらくの間は気持ちの良い快晴で、出発から40分ほどすると進行方向右手には富士山が見えてきた。山体ははっきり見えていたが、頂上の周りには雪雲のような雲を纏っていた。

東海道新幹線 車窓の富士山

岳南江尾(えのお)駅付近/ (07:28)快晴だが山頂は雲に覆われている

事前のアナウンスとは裏腹に快調に走行を続けていったが、愛知県に入って豊橋駅を通過し、三河安城の駅に差し掛かる頃から徐々に天候が悪化し始めた。最終的に列車は在来線と同じような速度になり、時折停止するように。

この頃窓の外を見てみれば、序盤の快晴とは打って変わって雪景色。それも家々の屋根には結構な雪が積もっている様子が見てとれた。

東海道新幹線 名古屋近郊 積雪による徐行運転

笠寺付近/ (08:16)三河安城以降は徐行運転

ナゴヤ球場が見えてきて、まもなく名古屋駅到着となってからも何度か停車を繰り返し、定刻から10分弱遅れて名古屋駅へ到着。名古屋駅近くは札幌と見紛うほどの積雪具合*1で、これだけ雪が降っていた中でこの程度の遅れに収まったことに驚くべきかもしれない。

東海道新幹線 名古屋近郊 積雪による徐行運転

名古屋駅付近/ (08:24)結構な雪の積もり具合

ともあれ名古屋駅へ到着。同駅では切符の購入等のために元より約1時間の乗換え時間を用意していたから、10分程度の遅れは問題なく吸収可能なスケジュールだった。

東海道新幹線 名古屋駅の駅名標

名古屋駅/ 7分ほど遅れて名古屋駅到着

雪の名古屋を訪れることなんかそうそうないからほんの少し駅舎の外へ出てみると、駅前ロータリーは真っ白。もう少し時間があれば名古屋城なんかも訪れてみたかったところだが、流石にそれほどの時間はなく敢えなく断念。

JR名古屋駅前 積雪

名古屋駅前/ 東北地方の街に辿り着いたような気分

その後コンコースを通り抜けて近鉄名古屋駅へ移動し乗車券類を購入、09:25発の「伊勢志摩ライナー」に乗って伊勢市へ向かった。

というお話。

*1:そんなことを言えば北海道民に鼻で笑われてしまうかもしれないが。