場所 : 長野県下伊那郡箕輪町
時期 : 2022年10月第1週頃
あっという間に夏が終わって秋になると、秋は秋で絶景が多い。今回やって来たのは長野県の信南地方、塩尻と飯田の間にある箕輪町というところの「赤そばの里」。
(公式サイトはこちら)
■地図情報
駐車場から10分ちょっと歩いて行くと、ちょっとした丘の上に一面のそば畑が広がっている。植っているのはヒマラヤ原産のそばを品種改良した「高嶺(たかね)ルビー」という品種。原種をそのまま日本で栽培すると鮮やかな赤にはならないそうで、改良の末2011年に誕生したとか。
聞くと蕎麦というのは痩せた土地でも栽培がしやすい「救荒作物」で、また、化学肥料による土壌汚染を改善する能力を有しているんだとか。沖縄県の宮古島ではサトウキビ栽培の合間を縫って日本そばを栽培しているという記事をJTAの機内誌で読んだ記憶がある。
播種後30日から45日で開花し、開花した後は約1ヶ月ほど鑑賞できるのだそう。なお、こちらの「高嶺ルビー」は食べることもできるとはいえ主に観賞用で、収穫量は通常のそばと比べて1/3程度になってしまうとか。そういえば駐車場から畑へ向かう途中に出店があり、そこでは赤そばを数量限定で提供していた。
ここから南へ1時間ほど下っていくと、星空観察で有名な阿智(あち)村がある。天気に左右されやすく事前に計画を立てるのがなかなか難しい旅行になるが、セットで訪れてみるというのも良いかもしれない。
(阿智村の星空観察についてはこちら)
というお話。