日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】納沙布線2便(駅前ターミナル/納沙布岬)


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便名 : 納沙布線2便
日付 : 2022/06/xx
区間 : 駅前ターミナル(08:20)→納沙布岬(09:04)
所要時間 : 00:44
乗車クラス : 普通席
運賃 : 1,090円(券売機クレジット決済)
運行 : 根室交通

釧路から特急ねむろ号で根室駅前にある「駅前ターミナル」に到着。時刻表通りであれば4分ほどの待ち合わせで北海道本島最東端の納沙布(のさっぷ)岬へ向かう。同路線は平日5往復、休日4往復が運行されている。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

釧路からのバスが約10分ほど早着したため、駅前ターミナルの乗換えに少し余裕ができたが外は10℃ほどと初夏とは思えない気温で、ひとまず建物内で待機することに。

根室駅前 駅前ターミナル 建物内

根室駅前/ 駅前ターミナルには小さな売店が併設

建物の一角には自動券売機があり、ここでクレジットカード決済で往復分の乗車券を購入。根室市街から納沙布岬までは片道約25kmあって片道運賃1,090円で、感熱紙の乗車券が2枚出てきた。後に気づいたが、WILLERのホームページで単純往復とほぼ同額の1日乗車券を販売しているから、これを利用してもよかったかもしれない。

(下記根室交通ホームページ内にリンクあり)

www.nemurokotsu.com

根室駅前 駅前ターミナル 自動券売機

駅前ターミナル/ 一部路線はクレジットカード等で決済可能

根室市内のバスの運行状況はこんな感じ。札幌、釧路、中標津空港行きの中長距離バスを含め、こうして時刻表を見ると結構な本数のバスが発着している。

根室駅前 駅前ターミナル バス時刻表

駅前ターミナル/ 意外と?便数多め

しばらくするとバスが到着。東京ではノンステップ、ワンステップでない路線バスというのは殆どいなくなったが、未だ地方では結構な数が現役。鹿児島でもまだ半数近くはこの手のバスのイメージ。

根室交通 納沙布線 バス車内

1人掛け+2人掛けのシート配置

近くに高速道路もないような土地だが、各座席にはシートベルトが設置されている。車の素性が知れないが、元々設置されていたのか、積雪を考慮して後に追設されたのか、どちらだろうか。

根室交通 納沙布線 バス車内

各座席にはシートベルトが設置されている

バスの行き先表示には「太平洋経由納沙布岬」の文字が表示されている。たしかに路線全体を通じて海に面しているとはいえ、ずいぶんダイナミックな経由地。

根室交通 納沙布線 電光掲示板

太平洋廻り納沙布岬行き

バスは市街地を離れると道道35号線に沿って進み、所々集落のあるところでは脇道を進んでいく。いかにも原野といったところをしばらく走った先、ぱっと見では全く読み方のわからない珸瑤瑁(ごようまい)の辺りには「日本最東端」の郵便局やコンビニエンスストアがあり、それぞれ店頭にはその旨を記したエンブレムが掲げられている。

北海道根室市 セイコーマート 本土最東端

日本最東端のセイコーマート

北海道根室市 珸瑤瑁郵便局 日本最東端の郵便局

日本最東端の郵便局

出発から約40分ほどで終点の納沙布岬バス停に到着。バス停前には物産店があるのだが、しばらく営業していなさそうな雰囲気。店頭にある花咲かにのディスプレイは10年近く前に訪れた際も見た記憶があるが、人がいないにも関わらずそれほど傷んでいないところを見るに、定期的に手入れがされているだろうか。

北海道根室市 納沙布岬 花咲かに

納沙布岬バス停付近/ ずいぶん鮮やかな花咲かにのディスプレイ

復路のバスは約50分後の09:55発。これを逃すと次は12:40までバスがないから、早速辺りを散策することに。といってもこの日は霧が深く、国境も近い町ということもあってどことなく物騒な雰囲気を感じる。

根室交通 納沙布線 バス

納沙布岬/ 約50分来たバスで折り返す

灯台に向かって歩いていくと、バスは道の片隅にある待機場に停車していた。根室交通の路線バスはクリーム地にロゴ?のみとかなりシンプルなデザイン。一昔前は首都圏でもよく見た富士重工製の車体だが、近頃ではだいぶ珍しくなってきたような。

というお話。