ここ数年の間に日本人ではなく、インバウンド旅行客によって知名度が高まった観光地というのも数多く存在する。その一つが今回紹介する「新倉(あらくら)山浅間(せんげん)公園」で、山の中腹に展望デッキが整備されていて、富士山を借景に咲き誇る桜が美しいスポット。
■ 地図情報
アクセスは富士山麓電気鉄道(富士急)の下吉田駅か、新宿などから出発する中央道高速バスの中央道下吉田バス停から徒歩。
(中央道高速バスの乗車記はこちら)
公園は山の中腹あたりに位置しており、階段か上り坂を上ってアクセス。段数が多い上比較的角度も急でこの手の施設にしては割とハード。
この日は午前中に都心で用事があり、午後イチの高速バスに乗って新宿駅を出発、少し遅い時間に到着した。そんなこともあり、到着した時点ではそろそろ夕焼けになるかならないかといった頃合い。なお、公園は西を向いているから、日の当たり方からすると午前中がよさそう。逆光気味かつ野焼きの煙が入り込んできたこともあり、見えはするものの霞がかった状態が続いていた。
2022年2月に完成したという展望デッキはこの時期入れ換え制になっていて、20-30人程度のグループが5分程度で総入れ換え、といった感じ。ぱっと見結構並ぶが、意外と回転は早く20分も待たないうちに順番が回ってきた。特に整理券の類は要さず、かつ、思いの外回転が早かったこともあり、この日は後にもう一度並び、都合2回展望デッキにアクセス。
富士山と桜という鉄板の組み合わせではあるが、絶妙に都心から距離があることに加え、満開の期間に天気がよく視程も良好という日はそれほど多くない。それゆえ、案外タイミングよく訪れるのは難しいかもしれない。
というお話。
