モノトーンの冬が過ぎて春がやって来た。
日本全国に桜の名所は数多くあるが、こと四国に関してはそれほど桜の名所として有名な景勝地は多くない印象がある。そんな中で隠れた絶景ポイントとして紹介するのが今回の「紫雲出山(しうでやま)」。高松空港から車で1時間30分ほどの香川県三豊市にある。
■ 地図情報
初めて訪問した2017年の頃は特に規制などなく自由に立ち入りができていたが、ここ数年、特に新型コロナウィルス感染予防の観点だろうか、事前にチケットを保有する者のみ入場することができるようになっている。
(自治体サイトによる案内はこちら)
年によって桜の開花状況にばらつきがある関係で訪問時期の見極めは難しく、例えば過去何度か訪問したうちの1回は桜がつぼみも膨らんでいないようなこともあった。ただ、そんな時でも山の高いところからの景色は中々見ごたえがあり、訪れて後悔することはないはず。
乗用車でアクセスする場合、車は第1駐車場もしくは第2駐車場に駐車し、そこから徒歩で山頂展望台へ上っていくことになる。それなりに急傾斜の山だけあって、上った先は見晴らしが良いからなかなか気分がよい。ただ、潮風のせいだろうか、桜の木を見るとそれなりに傷んでおり、この風景がいつまで続くのかが懸念されるところ。
ちなみに冒頭の写真は第2駐車場奥にある「第3展望台」からの写真。第1駐車場から山頂展望台への経路とは全く関係ないところにあるから、見落とさないようにご注意を。
なお、周囲にはウユニ塩湖ににた水鏡が有名になりつつある「父母ヶ浜」、山頂の鳥居が有名な「高屋神社」、大きな寛永通宝硬貨の形を模した砂絵のある「琴弾公園」などがある。訪問の際にはこれらも訪れてみると良いかもしれない。
というお話。