日付 : 2021/11/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : パークサイドツイン(25.5㎡)
面白いホテルが京都にあると聞いて泊まってみることに。
やって来たのはJR山陰本線の梅小路京都西駅近く、梅小路公園の一角にある「梅小路ポテル京都」で、JR西日本の子会社である株式会社JR西日本ホロニックが運営するホテル。公式曰く、ホテルではなく「ポテル」なんだそう。えらくシンプルな同社のホームページに掲載されている過去のプレスリリースを見るに、どうやら元々ここにはJR西日本の社宅があったらしい。
(「ポテル」公式サイトはこちら)
夕方の時間帯はチェックインが混雑しており、10分ほどの待ち時間。ロビーを散策していると、一角には大きく「牛乳石鹸」のディスプレイがあった。後で知ることになるが、客室のアメニティとして牛乳石鹸が採用されており、施設内の所々で聞こえてくるのはラジオで時々耳にする牛乳石鹸のCMソング。
その後チェックイン手続が終わって客室へ入ったが、ちょうど夕暮れの時間帯だったこともあり、荷物だけ置いて早速屋上のテラスへ向かった。屋上に出られるホテルというのは中々珍しい。
しばらく屋上で過ごすと完全に日も暮れて、中々冷えてきたので撤退。
このホテル、1階から屋上までずいぶん沢山のフリースペースが設置されていて、部屋に戻る途中、その一つのボードゲームコーナーに立ち寄った。この近くには図書コーナーもあり、旅にまつわる図書なんかがディスプレイされている。
この他にも、レコードを自由に試聴できるエリアや「人をダメにするソファ」のあるエリア、卓球のできるテーブルがあるエリアなどがある。
一通り建物内を見回ってから部屋に戻った。
今回の部屋は梅小路公園向きの部屋で、部屋にバスタブはないシャワーブースのみのタイプ。後述するが、このホテルは個性的な大浴場があり、基本的にはそちらを利用するスタイル。
部屋のインテリアは標準的なツインといった感じ。写真ではカーテンが閉じているが、カーテンの向こうには狭いながらも外に出られるバルコニーがあり、目前には梅小路公園がある。
前述の通り、アメニティの石鹸は牛乳石鹸。
大浴場は部屋とは別棟にあり、外に出る必要はないものの徒歩5分ほどの移動。この大浴場は最新鋭のレトロ銭湯という不思議な施設。ただ、設備は銭湯そのもので、浴室には石鹸やシャンプーは一切設置されていないので、部屋から持っていくのを忘れずに。石鹸の入った紙箱は水に濡れてしまうと使い物にならず、できれば部屋に石鹸を持ち帰るケースかなんかがあればよかったような気がする。
(公式サイトリンクはこちら)
大浴場から部屋に戻る間、2階にある「あわいの間」に立ち寄り。ここにはミニバーがあり、アルコールはビールやワイン、その他数種類のソフトドリンクと、ナッツ類やドライフルーツといった簡単なおつまみが無料で提供されている。また、階段で繋がった上階では数種類のコーヒー豆がディスプレイされており、各自挽いて飲むことができるようになっている。全宿泊者対象のサービスとしてはかなりハイレベル。
飲み物をピックアップして部屋に戻り、この日は就寝。
翌朝は日の出少し前に起床し、眠い目を擦りながら再び屋上へ。京都の街は高層の建物が制限されているお陰で、かなり見晴らしが良い。
しばらくすると明るくなってきたからベランダに出てみた。当時はちょうど紅葉の時期で、目の前にはちょうど黄色に色づいた銀杏の木。
今回は朝食なしのプランで、天気が良いのは午前中までの予報。天気が良いうちに観光でもしておこうかと、8時をちょっと廻った頃にチェックアウトしホテルを出発した。
京都駅や中心市街地から少し遠く、連泊するようなホテルではないかもしれないが、1泊するだけであればなかなか楽しいホテルだった。願わくば、1泊15,000円くらいだと泊まりやすいかなという感じ*1。
というお話。
*1:この日の宿泊料金は1泊20,000円を超えていた。