便名 : 便名なし
日付 : 2022/10/xx
区間 : 木更津駅(17:00)→羽田空港第1(17:42)
所要時間 : 00:42
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運行 : 東京空港交通
木更津から羽田に向かい、広島へ向かう旅程。陸路でイメージするとずいぶん遠い木更津と羽田空港だが、この路線は東京湾アクアラインは両拠点間を1時間弱で結んでいる。
ちなみに羽田空港発着の多くの路線は東京空港交通、京浜急行バスのいずれかと、その共同運行会社という組み合わせが多いところ、この路線は両社とも参入していて、このほか日東交通、小湊鐵道の合計4社による共同運行。
(公式サイトはこちら)
始発の木更津駅では駅の両側から高速バスが発着しているが、羽田空港行きのバスは木更津駅東口からの出発。同駅において、高速バス(空港バス)の発着はざっくり以下のように分かれている。
木更津駅東口というのは内陸、久留里線側のロータリー。駅改札脇から下を覗いてみると、久留里線の車庫があるのが見えた。千葉県のJR路線のなかで電化されていないのはこの久留里線のみで、だいぶ異質な存在。
(久留里線を利用した際の記録はこちら)
ところで、同駅上空は羽田空港への北風時における着陸経路になっており、かなり低い高度、かつかなり頻繁に飛行機が通過していく。位置関係からすると、伊丹空港へ向けて着陸体制に入る飛行機を大阪市内で見るのと同じくらいの高度に思える。
バスは駅の階段を降りてすぐの8番乗り場から出発で、同じバス停を横浜駅行きのバスと共用している。なお、川崎駅行きのバスは左手前方にある別のバス停からの出発。
なお、多くの方がご存じのように週末近辺を中心に千葉から東京に向かう東京湾アクアラインはかなり大規模な渋滞が起きる可能性が高い。それゆえ、バス停にはかなり昔に掲示されたと思われる渋滞について注意喚起するメッセージが残っていた。
またその関係か、途中にある「木更津金田バスターミナル」は平日と休日とで停車する便に大きく相違があるため、利用時は事前に確認しておくことをおすすめ。イメージとしては、土休日午後は殆ど同バス停にバスが停車しない。
しばらくすると羽田空港からのバスが到着。到着してしばらくドアを閉めたまま待機し、発車時刻の5分ほど前に乗車扱いを開始。交通系ICカードで支払いをする前に、渋滞で遅延する可能性が高い旨の説明があった。
車内は枕カバーを含め、よく見る東京空港交通といった感じ。ちなみに写真右手前方に見えているのが前述した川崎駅行きのバス。
17:00に数名の乗客と共に木更津駅東口を出発し、国道16号線で袖ヶ浦バスターミナルへ。ここはそれほど大きくないバス停に各地から/各地への高速バスが入り乱れていて、停車していた1分ほどの間にも複数の会社のバスが数台通りすぎていった。
ここ最近房総半島方面の高速バスを比較的よく利用していたのだが、何だかんだで未だに小湊鐵道のバスは利用したことがない気がする。遭遇回数がそれほど多くない割に印象に残っているのはカラーリングによるものだろうか。
徐々に日が暮れてきた頃にバスは袖ヶ浦インターチェンジから東京湾アクアライン連絡道に進入すると、1kmも走らないうちに早速渋滞に突入。
ちなみに渋滞については各運行会社それぞれ、自社の無線で情報を取り合っているようで、木更津駅を同時発車した川崎駅行きのバスは袖ヶ浦インターチェンジから高速道路に入らず、その先の木更津金田インターチェンジ?を目指していった。その後該当のバスは見かけなかったから、どちらが早かったのかは不明。
今回乗車したバスは走行車線を走っていったが、木更津金田料金所の先で左手から多数の車が流入してくるから、素人目には追越車線を走ったほうが速そうに見える。ただ、渋滞に強い東京空港交通がそうしないところを見ると、こちらのほうが速いんだろうか。
ともあれ、しばらく夕焼けを眺めていると料金所を抜けてしばらく走ったところで渋滞が解消し始め、海ほたるの手前辺りでようやく流れるように。ただし、制限速度いっぱいで走れるかというと、それほどでもない状況。
飛行機にはまだだいぶ時間があり特に心配していなかったが、バスは最終的に約30分ほど遅れて18:15頃羽田空港に到着。乗車時の運転士さんの話ぶりからすると、油断はできないものの、1時間以上遅れることはそれほど多くなさそうな。
尤も、それほど遅れることが見込まれるのであれば、迫る飛行機の時間にやきもきするよりも、ハナからJR+モノレール(所要時間約2時間)で移動した方が安全かもしれない。
というお話。