日付 : 2021/05/xx
泊数 : 1泊
部屋タイプ : シングルルーム(18.9㎡)
特に泊まるような必要性があったわけではないのだが、繁忙期の気分転換で宿泊。当日は日帰りで九州を訪れ、夜22時過ぎに成田空港に到着する便で帰京、少し飛行機が遅れれば東京まで帰ってこられないところだったが、何とか無事押上駅にたどり着いた。
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訪れたのは押上駅前の「リッチモンドホテル プレミア東京押上」。スカイツリー最寄りの都営浅草線・東京メトロ半蔵門線押上駅、および東京スカイツリーの目の前で、少し歩くことを厭わなければ、東武線のとうきょうスカイツリー駅からアクセスすることも可能。同駅からだと徒歩で10分弱くらいだろうか。
■ 地図情報
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押上駅では東京メトロ・東武鉄道と都営地下鉄・京成電鉄の改札口がほぼ正対している東京スカイツリーの地下直結側の改札口を通過し、B3出口で地上に出ると目の前に目的地がある。地上に出ると左手後方にはスカイツリーが目前に迫っている。
ホテルは地上に出て横断歩道を渡った向かい側にあるビルの上層階。入口は線路側にあるから見た目よりは時間がかかるが、とはいえ歩く距離も数十mほどで、基本的に迷うことはないはず。ただ、ホテル北側(写真で言えば奥側)には「京成リッチモンドホテル東京押上」もあるので、混同しないようにしたい。
余談だが、この「リッチモンドホテル」というのはファミリーレストランの「ロイヤルホスト」や福岡空港なんかでスイートポテトを販売している「ロイヤル」なんかを運営している「ロイヤルホールディングス株式会社」のグループに属している。意外な?ところでは、「てんや」なんかもこのグループのブランド。
エレベーターでフロント階に上がると、少し大きめのロビーラウンジ。窓際に近寄ればスカイツリーの姿が見えるが、近すぎて写真には収まらなかった。
客室の広さは18.9㎡とビジネスホテルの中では少し広めだが、部屋の広さについては特に強く印象が残っておらず、部屋の窓側にやけに机が多くセットされているのが目についた。ひとつはサイドテーブル代わりだろうか。
後述するが、このホテルで特徴的なのはインテリアの隅々に下町要素やスカイツリー要素が含まれているところ。インテリアの色合いは割と濃いめでちょっとレトロ調。開業したのは2015年12月だそうで、比較的最近なのだが。
下町要素とは、と思われたかもしれないが、たとえばデスクランプの土台がその一つ。これは少し大きめの長方形なのだが、下駄の鼻緒のような飾りがついているといったように、そんなに押し付けがましくない仕掛けが部屋のなかにちらほら見られる。
また、部屋にはミネラルウォーター1本が用意されているが、このボトルはスカイツリーを模した凝った意匠のもの。わりと細身なので、内容量はちょっと少な目。
ベッド廻りは比較的シンプルだが、電源はしっかり2口用意されていて、小物置きも用意されている。設備関係で珍しかったのが、テレビ前の壁面にHDMIとイヤフォンジャックが設置されているところ。ただ惜しむらくはテレビ側の壁面近いところにラックがない。
使用するには長いコードを用意するか機器を吊るすしかないが、テレビが壁面に埋め込まれているタイプのホテルではなかなかこれら端子が使いづらいことを考えれば、設備があるだけでも使いやすさが大きく上がる。個人的にはなかなか利用する機会がなく、「あるに越したことはない」くらいの感じになってしまうが。
翌朝は朝7時過ぎに起床し、8時を少し廻ったあたりでホテルを出発し出勤。出発時に前述のフロントロビーから外を見てみると、しばしば訪れるところではあるものの、普段見慣れない角度からの景色が目新しい。
都内在住となると、なかなか東京に泊まることはないから、こうして時々泊まってみるというのも気分が変わって良かった。地方在住者にしても、押上という場所はスカイツリーを抜きにしても、羽田空港、成田空港がそれぞれ1時間圏内、品川、上野の各新幹線までも30分ほどと案外立地も良いことから、値段次第ではあるが、選択肢としてありなんじゃないかと思う。
なお、こちらのホテル、2022年12月にリニューアルが完了するのだとか。今回はリニューアル前の記事なので、きっといくらか快適性が向上しているのではないかと思う。当該リニューアルについてはプレスリリースが出ていたのだが、それにしてもこの類の記事で写真が全く無いというのも珍しい。どう変わるのかが一番興味深いのだが。
というお話。