便名 : JAL/JL0511
日付 : 2021/06/xx
機材 : B767-300ER(767/A25)
区間 : 東京羽田(HND)10:30→札幌千歳(CTS)12:05
所要時間 : 01:35
区間マイル : 510
搭乗クラス : 普通席
運航 : JAL(日本航空)
少し遅めの午前中の便で札幌へ向かう日程。
羽田空港の第1ターミナルは2021年の春頃、COVID-19の感染拡大による旅客の急減に伴って一時的にJALが北ウィングを閉鎖していた*1が、この頃になると運営が再開され始めた。その一方で、時を同じくしてJALのみ利用する保安検査場Eでは改修作業が実施され始め、運用再開後もしばらくの間閉鎖されていた、というのが当時の状況。
この改修の結果、2023年2月現在では保安検査場入口には自動改札機が設置され、保安検査場はペットボトルやPCの取出しが不要な新型検査機が稼働するなど、かなり利便性が高くなったから、今や個人的にはJGC会員専用検査場よりも利用する頻度が高い。
保安検査場通過から搭乗開始まではそれほど時間がなく、そのまま搭乗口に向かうとやけに派手なB767が駐機していた。これは「JAL DREAM EXPRESS FANTASIA 80」という特別塗装機で、ディズニー映画「ファンタジア」公開80周年を記念したラッピングなんだとか。
運航期間は2020年11月から約1年半で、搭乗当時で既に半年くらい飛んでいたようだが、今までお目にかかったことがなかった。狙って搭乗することが少ないからか、年間で結構な回数利用する割に特別塗装機に当たる回数は割と少ない印象がある。
しばらくして搭乗開始。機体外側のみならず、ヘッドカバーもこの機体専用のもの。ざっと見たところでは近くの座席は模様が1つだけだったが、ランダムで3種類が用意されているのだとか。
満席とまではいかないものの、それなりに埋まった状態で出発。この日は北風運用で、第2ターミナル側34R滑走路から都心方向に向けて離陸。当時はまだ減便・運休の真っ只中で、滑走路に向かう道中の第2ターミナル南側スポットには飛行機が縦列で駐機されていた。
離陸直後には左手に駐機場が見える。ただでさえ飛行機の稼働が低調に推移している中、加えて当時はB777型機の運航が停止されていたから、数多くの機材が留め置かれていた。
右旋回中に見えてくるのが東京都心部。手前にお台場のフジテレビ、中央にレインボーブリッジがあり、奥には少し霞んでいるものの東京タワーも見える。中央奥の森は明治神宮だろうか。
その後数分すると東京スカイツリーの上空かなり近いところを通過。スカイツリー側から空を見上げてみたこともあるのだが、真上すぎるせいかなかなか飛行機は見つけられなかった記憶がある。ちなみにスカイツリーから視線をそのまま上に辿ると上野エリア。
その後雲の中に入り、ベルトサインが消灯。飲み物のサービスになったが、ここで提供される紙コップも特別仕様。ちなみにコップは6種類あるらしい。
しばらくすると降下が始まるが、北風の東京とは打って変わって札幌は南風。ともすると苫小牧沖から直線で進入というわけにはいかず、空港東側から回り込む形の着陸コース。このとき空港に割と近いところを降下していったから、全景が綺麗に見えた。
ご存じの方も多いと思うが、新千歳空港は隣に千歳基地を併設しているから、一見すると滑走路が4本並んでいるような格好をしている。
降機時は緑のライトアップでお見送り。搭乗したのは関東では新緑というには少し遅く、年によっては梅雨に入るような時期だったが、北海道だとちょうどいい塩梅の頃合い。ちなみに今になってよく見ると、パンフレット差しにストックされている絵はがきもこの機材用の特別なものが差し込まれている。
ともあれ、時間通りに新千歳空港に到着。昼食を空港で摂ってから次の目的地へ移動した。