日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】NH0996(沖縄那覇/東京羽田)


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便名 : ANA0996
日付 : 2020/11/xx
機材 : B777-200(722)
区間 : 沖縄那覇(OKA)13:05→東京羽田(HND)15:25
区間マイル : 984
搭乗クラス : 普通席
運航 : ANA

那覇から東京経由で札幌へ移動する日程。

お昼前に那覇空港へやって来たのだが、ご存じの通り当時は国際線がほとんど止まっていて那覇空港国際線ターミナルは殆ど開店休業状態。ここまで人がいないターミナルを今後目にする機会はあるだろうか、というくらいの閑散ぶり。

まあ、SARS新型インフルエンザ、今回のCOVID-19と、10年に1度くらいの周期で世界的に流行する疫病や全世界に影響を及ぼすような事件が起きていることを考えると、今後も生きていれば何かしらの目に遭う可能性はあるかもしれないが…。

那覇空港 国際線ターミナル 出発階

すべての便が停止し休業状態の国際線ターミナル

ところで、那覇空港にはJAL側にひとつ、ANA側にふたつの合計3箇所の一般用保安検査場が設置されているが、ANA側の保安検査場のうち、ターミナル中央寄りの検査場Bは割と混雑が激しい。一方で、奥まったところにある保安検査場Cは存在に気づかれづらいからか大抵空いている。検査通過後搭乗口までの距離はBでもCでもそれほど変わらないから、混雑しているときには検査場Cを利用してみてはいかがだろうか。

那覇空港 国内線ターミナル 保安検査場

比較的混雑の少ない保安検査場C

この日の機材はB777-200ERでも機材略称が722という、プレミアムクラス・普通席ともに新型の座席が搭載されている機材。国内線にしては長距離の路線ゆえ、できればプレミアムクラスにアップグレードしようと思ったが、ご存じの通りこの路線は上級クラスの争奪戦が激化しており、アップグレード受付を開始した2日前のタイミングで瞬殺。というわけで、残念ながら普通席へ搭乗することになった。

(ANA公式サイトシートマップはこちら)

www.ana.co.jp

この日の座席は普通席としては最前列の5列目窓側。足元が広いメリットがあるが、一方で肘掛け下に画面が格納されているので離着陸時にモニタを使用することができないデメリットがある。加えて足元に荷物を置くことができないから、急ぐ場合にはあまり向かないかもしれない。

座席はトヨタ系列のトヨタ紡織が開発した座席。背もたれのフレーム形状の最適化、座面を低くする変更が加えられているのだとか。デザインとしては背面よりも座面の方が派手な柄が入っているというのがなかなか珍しい印象がある。

ANA996便 722 普通席 客室

座面と背面が異なるデザイン

壁面下部にはマガジンラックが人数分設置されている。JALA350もこうしておけばよかったのに、何故か上級クラスともども1つに集約され、隣席の見知らぬ他人と共用という謎の運用になってしまった。さすがに良くないと気づいたか、直近で登場した機材では改良されているようだが。

ANA996便 722 普通席 客室

JALA350はデビュー当時何故か隣席と共用だった

壁面には画面がひとつ。3列すべてのモニタを格納しなかったのは、この画面ひとつ置いておけば客室乗務員によるデモンストレーションを省略できるという魂胆だろうか。それゆえ割と視野角が広く、隣の席から見えてしまうから平時はちょっと使いづらそう。

ANA996便 722 普通席 客室

中央席用の液晶のみ壁に設置されている

ともあれ、暫くしてドアが閉まり出発。777ほどの大きさの機材は搭乗橋が2つ装着されるが、後方の搭乗橋は早々に取り外された。上級クラスに搭乗するときは横を頻繁に通過されると落ち着かず、素人目には後方の搭乗口を残しておけばいいのにと思ってしまうが、CAさんと地上係員さんが出発直前に書類?をやり取りしていることを考えるとこの運用にせざるを得ないんだろうか。

ANA996便 722 那覇空港

(@那覇空港)先に後ろの搭乗橋が取り外された

離陸するとせっかくの窓際ではあるものの、雲が多くどこを飛んでいるかはなかなか分からない。まあ地上が見えたとて、洋上だからどこを飛んでいるかわからないのだが。また、格納式のモニタについてはわざわざ取り出すのは面倒で、結局使わないままだった。

この便はちょうど新飛行ルートの運用時間帯に羽田空港に到着する便で、加えて進行方向左側の座席を確保できたから都心上空を飛ぶ着陸ルートを期待していたが、どうやら当日は北風が吹いていたようで、よくある房総半島上空から直線進入するルート。11月ともなるともう南風運用もそう多くないのかもしれない。

ANA996便 722 普通席 客室

ほんの少しだけ富士山が見える

余談だが、今回のように南から進入して滑走路34に着陸する場合、西からの便はJAL側の34Lに、北からの便はANA側の34Rに着陸することが多い。そのため、西からの便はJALのほうが、北からの便はANAのほうが短い時間で外に出られる可能性が高い。ただ、風向きが逆転すると全く違う結果になってしまうのだが。

滑走路を離脱して北側の誘導路を進み、時計回りで空港内を半周して第2ターミナルに到着。東京湾を挟んで対岸側にはとうきょうスカイツリーの姿が見えた。

ANA996便 722 普通席 客室

東京湾の向こうにはスカイツリーの姿

10分ほど地上をごろごろと転がって、ターミナルへ到着したのはほぼ定刻の15:27。前述の通りこの日はこのまま次の札幌行きの便へ乗継ぐため、到着通路の途中にある乗換え口へ向かい、再び出発フロアに向かった。

(乗継先の便についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

ANA996便 722 普通席 客室

着陸してから搭乗口までは約10分を要する

なお、今回搭乗したこのB777-200ER機材だが、2020年度後半にPW(Pratt & Whitney)社製のエンジンが飛行中に爆発するトラブルが相次いだことで、今回搭乗した数ヵ月後の2021年2月以降順次運航を停止*1し、ANAの機材は2022年夏に運航を再開したばかり*2。…なのだが、米国においてつい最近同型エンジンを搭載した機材が上空から火花を撒き散らすトラブルを発生させており、今後再び運行停止となってしまうや否や、ちょっと気になるところ。

というお話。

*1:UAJALで同時期に1件ずつ発生。

*2:JALの同型エンジン搭載機材はこのイベントを機に2021年3月期に全機退役済。