日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】スカイツリーシャトル•成田空港線(成田空港(第2)/東京スカイツリー)


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便名 : 便名なし
日付 : 2026/02/xx
区間 : 成田空港第2ターミナル(13:40)→東京スカイツリー(14:55)
所要時間 : 01:15
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運賃 : 2,000円(事前クレジットカード決済)
運行 : 京成バス

2026年1月に突然開業した「スカイツリーシャトル•成田空港線」。

成田空港から途中錦糸町駅を経由して東京スカイツリーまでを結ぶ路線だが、成田空港から錦糸町駅まではJR総武線と、東京スカイツリーまでは京成電鉄と競合していて、いまひとつ存在意義が分かりづらい路線。こういうとき、乗ってみないことには実態が分からないから、機会を設けて乗車してみることに。

(事業者公式サイトはこちら)

www.tobu-bus.com

成田空港では通常の空港連絡バスのチケット売り場の隣に「LCB = Low Cost Bus」と大きく描かれたブースが並んでいる。お馴染みの「エアポートバス東京•成田」や「成田シャトル池袋線」は認識があったが、今回乗車した錦糸町•スカイツリー行きや豊洲行きもLCBにカテゴリされるのは知らなかった。それにしても、距離と運賃がまちまちでいまいち統一感がないような。

(「エアポートバス東京•成田」についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

(「成田シャトル池袋線」についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

成田空港第2ターミナル バスチケット売り場

成田空港(T2)/ 会社ではなく、路線によって窓口が異なる

今回は成田空港内では2つ目の第2ターミナルから乗車。乗り場は10番で、同じ乗り場から直前に山梨県•甲府行きのバスが出発する。山梨交通は羽田空港•成田空港いずれにも空港連絡バスを運行している。COVID-19以後は乗務員不足も相まって若干便数を減らしてはいるが、今なお両空港にそれぞれ3往復はなかなか頑張っている。

成田空港第2ターミナル 10番乗り場

成田空港(T2)/ 10番乗り場から出発

件の甲府方面行きの乗客は10名程度。運賃が片道5,000円弱、距離が200km程度だから、減価償却が済んだ車両であればこの乗車率でも損が出ないくらいにはなるだろうか。昨今のように露骨に軽油が高騰すると割と厳しいのかもしれないが。

成田空港第2ターミナル 10番乗り場

成田空港(T2)/ 甲府は羽田、成田ともに各3往復運行

そういえば、甲府行きのバスが出発するタイミングではその後方を京成グループのバスが走っていったが、この車両は再編を機にデザインされた新塗装を纏っていた。京成グループのバス事業者は従来15社が存在していたが、今回、2025年4月の再編で4社に統合されている。この成田空港があるエリアは「京成バス千葉イースト」のエリア。4つの会社のバスの塗装は雨どいの部分の色がそれぞれ異なっていて、この「千葉イースト」は「千歳緑」という色で塗られている。

このエリアごとの会社名については千葉県の中の位置で会社名を決めている京成バスに対して、首都圏の中での相対的な位置で会社名を決めていた東武バスとの対比が面白く、ほぼ同じ千葉県の松戸•柏エリアを見てみると、京成バスは「千葉ウエスト」なのに対し、東武バスは「イースト」を名乗っているという違いがある。ただし東武バスのほうは「イースト」が「セントラル」に吸収されてしまったが。

(京成バスグループの詳細についてはこちら)

www.keiseibus.jp

成田空港第2ターミナル 10番乗り場

成田空港(T2)/ 会社ごとに緑色部分の色が変わる

バスは合計10名程度の乗客を乗せて出発。第1ターミナルを出発すると目の前に新空港インターチェンジ(IC)があり、ここから新空港自動車道に入って成田インターチェンジ、東関東自動車道に乗継いで宮野木ジャンクションのルート。

東関東自動車道の成田ICから四街道ICまでの間は普通車の最高速度が120km/hまで引き上げられているが、バスは引き続き90km/hちょっとで進んでいく。

スカイツリーシャトル 宮野木ジャンクション

宮野木JCT/ 「エアポートバス東京•成田」の多くは東関道経由

宮野木ジャンクションから先は京葉道路、首都高速7号小松川線経由で錦糸町出口まで。船橋を過ぎると川が増えてきて、江戸川、新中川、中川、荒川と続けて渡っていく。そのたび徐々に建物の密度も高くなっていく。

京葉道路 千葉県と東京都の都県境

都県境/ 渡川するごとにビルが増えていく

錦糸町出口で一般道に下りるともう錦糸町駅は目の前。交差点の角にある天ぷら屋さんが何ともレトロな雰囲気。ただ、もう少し進んだ駅の周りはちょっと猥雑すぎて、慣れていないと旅行客には少し難易度が高そうな街ではある。例えば駅から徒歩5分くらいのところにあるマリオット系の「Moxy」は家族連れではアクセスできなさそうな立地。

(駅近くの「モクシー(Moxy)」についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

首都高速錦糸町出口付近

錦糸町出口付近/ この辺りはレトロな飲食店も多い

最初の降車停留所、錦糸町駅には定刻よりも5分ほど早い14:40頃到着。乗客の半数強はここで降車していった。JRの快速列車ではここまでだいたい1時間30分弱を要するから、渋滞さえなければバスの方が30分ほど所要時間が短い。

錦糸町駅のバス停はJR駅前で乗換えも比較的容易だから、JR総武線(横須賀線)沿線と山手線内の中央•総武線各駅なんかを目指す場合は割と使い出があるかもしれない。半蔵門線は水天宮前駅と東京シティエアターミナル(TCAT)が直結しているから都心方向で有効な駅は少ない一方で、東武伊勢崎線方面に向かう場合は有用な場合もありそう。ただ、乗換えは終点のスカイツリーのほうが簡単。

スカイツリーシャトル JR錦糸町駅前

錦糸町駅前/ 定刻より5分早く到着

錦糸町駅から終点の東京スカイツリーまでは徒歩で移動できるくらいの距離。道が渋滞していた訳ではなかったがやけに信号に引っ掛かって、所定の所要時間よりも少し余計に時間を要し、錦糸町駅で5分早着だったところがほぼ定刻まで戻った。

スカイツリーシャトル 東京スカイツリー付近

東京スカイツリー付近/ 錦糸町からスカイツリーは信号が多い

東京スカイツリーでは「イーストヤード」北側のバス乗り場に到着。もう跡形も無くなってしまっているが、かつてはちょうど業平橋駅の地平ホームがあった辺りだろうか。ちなみにとうきょうスカイツリー駅の高架化に伴って駅がより近くなったため、以前よりなおのこと乗換えがしやすくなっている。

参考までに、この乗り場からは他にも羽田空港、東京ディズニーリゾート、浅草•上野などへ向かう路線も開設されている。

スカイツリーシャトル 東京スカイツリーバス停

東京スカイツリー/ 東武線への乗換えは容易

思ったよりも乗客はいたが、この乗務員不足のご時世に鉄道と完全に競合、しかも数年後には有料特急すら設定されるような区間の路線を開設するというのは中々攻めている。せっかく開設されたからには長続きしてくれるといいのだが、成長を待っている余裕はなく、即戦力にならないと厳しそうな。

というお話。