日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】柏の葉キャンパス~東京駅線(国立がん研究センター/東京駅)


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便名:なし
日付:2022/01/xx
区間:国立がん研究センター(12:08)→東京駅(13:29)
乗車クラス:普通席

過去より定期的に千葉県の柏を訪れる機会があり、その復路のお話。

2021年は近距離の、とりわけ住宅地と都心を結ぶような高速バスが流行った年で、いくつかの路線が開設された。その中のひとつが今回乗車した「柏の葉キャンパス流山おおたかの森~東京駅線」。尤も、以前にも東武線の江戸川台駅と東京駅とを結ぶ路線が開設されていたことがあり、時を経て、若干ルートを変えて復活したようなかたち。

(公式サイトはこちら)

www.tobu-bus.com

この路線、都心側の終着地が若干違うとはいえ、路線の殆どがつくばエクスプレス(以下、「TX」)と並走しているから正直あまり利用客が多いとは思えない。実際問題どんなものだろうかということで乗車してみた。

乗車地は始発の「国立がん研究センター」バス停。医療施設の一角にあるバス停で、周辺には東大柏キャンパスや税関研修所、柏の葉競技場といった施設がある。このバス停からは他にも柏駅羽田空港を結ぶ路線が発着しており、また、地域の路線バスとして柏駅(常磐線東武線)、柏の葉キャンパス駅(TX)、流山おおたかの森駅(TX・東武線)への路線が開設されている。路線バスの各路線はそれぞれ結構な本数で、バスを待っている10分ちょっとの間にも何台か出発していった。

柏の葉キャンパス~東京駅線 国立がん研究センター バス停

この辺りは東武バスのエリア

暫くするとバスが回送で到着。乗車した便は京成バスの奥戸営業所*1による運行。葛飾から柏まではそれなりの距離があるのだが、このバスは一体どこからやって来たのだろうか。ともあれ乗車したものの、ほかに乗客はなく貸切状態で出発。

柏の葉キャンパス~東京駅線 国立がん研究センター 京成バス 車内

トイレ・補助席つきの4列シート

出発すると柏の葉キャンパス駅流山おおたかの森駅と、その周囲のバス停にいくつか停車。そのうち住宅街の中にあるバス停で1名乗車し、総勢2名で最終の「西初石三丁目」バス停を出発。いくらなんでも2名では採算は取れなさそうな。

バスは流山インターから常磐道に入り、首都高6号三郷線、中央環状線、6号向島線のルートで走行、箱崎出口で首都高を降りた。その後は永代通り経由で、終点の東京駅日本橋駅には定刻よりも約20分早い13時10分頃に到着。渋滞を見込んでいるからだろうか、距離の割にえらく早着した。

柏の葉キャンパス~東京駅線 国立がん研究センター 東京駅 バス外観

割とゆっくり走っていた割に大幅早着

ちなみに、今回乗車した国立がん研究センターから東京駅までは、昼間便の時刻表上所要時間が1時間31分で、バス+電車の所要時間よりも約30分長い*2。これはTXが速いこともあるが、バスのルートによるところが大きい。

というのも、昼間の便は始発バス停から1.4kmのところにある常磐道柏インターからではなく、約6km先の流山インターから高速道路に入る経路になっていて、街中で乗客を拾いながら東京へ向かう関係で高速に乗るまで約30分を要している。今回乗車した際の所要時間は1時間強だったから、直行していれば30-40分で到着していたと考えられ、速達性に欠けるところは少し勿体ない。ただその一方で、駅から遠い住宅街から東京駅に直行できるのがこの便のメリットとすれば、そのバランスがなかなか難しいところ。

なお、夕方以降の東京行きは始発が柏の葉キャンパス駅に入れ替わり、国立がん研究センター出発後、柏インターから常磐道に入るルートに変わる*3。この経路の場合の所要時間は時刻表上で55分なので、夕方以降に柏の葉エリアから東京に戻る場合は最短ルートとして活用できるかもしれない。

東京駅日本橋口 高速バス降車場

どことなく寂しい

昼間の便だったから乗客が少ないのか、どの便もこんなものなのかが分からないが、最低10名くらいは乗らなければ厳しいんじゃないか、という印象。乗り換えなく座りっぱなしで都心までダイレクトに移動できるのが楽ではあったし、人がまた動き始めたら繁盛するかもしれないが、それまでこの路線は持ちこたえられるだろうか…。

ともあれ、久しぶりに東京駅に高速バスで到着した訳だが、普段は多くのバスが待機しているはずのスペースにバスが数台、というのはやっぱり寂しい。

そんなことを考えながら次の目的地へ向かった。

*1:東京都葛飾区にある。

*2:柏の葉キャンパス駅までバス、秋葉原までTX、その後JRのルート。

*3:流山おおたかの森駅は経由しない。