日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】ソニック59号(小倉/大分)


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便名 : ソニック59号
日付 : 2022/01/xx
区間 : 小倉(23:02)→大分(00:35)
乗車クラス : 普通車指定席
運行 : JR九州

新幹線を乗継ぎ、小倉までやって来た。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

大分までの最終走者は「ソニック59号」。終着の大分駅到着は00:35と昨今終電がどんどん繰り上げられているなかでは割と遅い時間。

在来線のコンコース内には開業が2022年度秋だという西九州新幹線に関する展示がされていた。気づけば何だかんだで開業が目前に迫っているが、未だに実感がないのは九州の中でそれほど長崎が馴染みのある土地ではないからだろうか。西九州新幹線に乗るかどうかはさておき、武雄温泉駅の駅弁が美味しいという噂を耳にしたのでそのうち買いに行ってみたいところ。

JR九州 小倉駅 在来線コンコース

全線開通することはあるやなしや

ホームに降りるとちょうど列車接近の放送。昼間の「ソニック」は早ければ2分ほどで進行方向を変えて折り返していくのに対し、この列車は22:57に到着し、23:02の発車まで約5分と少し長めの停車時間。

座席は大分方2両目の2号車小倉側最後列で、窓の外から車内を覗くと2号車の出入口から入るよりも3号車の出入口から入った方が動きやすそうに見え、3号車から乗車した。ちなみに3号車の入口付近にはオープンスペースがあり、自転車を置くスペースがなければオープンスペースで自転車ともども立っていることを考えていたが、思いの外座席回りには余裕があり、無事着席することができた。

ソニック59号 885系 3号車 フリースペース

3号車のオープンスペース

ソニック59号 885系 2号車 普通車指定席 輪行 自転車

2号車最後列。自転車を置いてなお余裕がある

出発前にお手洗いへ。乗車したのはいわゆる「白いソニック」だったのだが、こちらの車両は元「かもめ」として導入された車両のようで、トイレ周辺には「かもめ」の走る長崎にゆかりのある展示が並んでいる。

ソニック59号 885系 2号車 フリースペース

いかにもJR九州らしい

この「ソニック59号」、博多から大分までの所要時間は2時間30分と昼間の最速列車に比べて約30分ほど余計に時間がかかるのだが、小倉を出発すると割と全力走行。最終列車らしく停車駅が多いので*1、これが所要時間の増要因になっているのかもしれない。

この列車に使用される885系車両は、高速走行中は割と揺れが激しい上に床は摩擦の少ないフローリング。それゆえ自転車が安定せず、気づけば座席後ろで転倒していた。元に戻してみるもまたすぐに同じことが起きそうに見え、考えた結果背負っていたリュックサックを座席と自転車の間に挟み、空間を埋めて固定することに。

ちなみに「お客様相談室」に投書されるほど評判の悪いこの「白いソニック」の革張り座席*2だが、今回乗車した2号車の座席は革張りからモケット張りに張り替えられており、革張り座席の欠点である滑りやすさが解消されていた。その結果、それなりに揺れたとしても座席から滑り落ちるようなことはなかった。

(参考までに投書の内容はこちら)

www.jrkyushu.co.jp

ソニック59号 885系 2号車 普通車指定席 座席 布張り

順次張り替えられているのだとか

周りの乗客は慣れているのか熟睡している様子だったが、あまりにも揺れるのでうたた寝することもままならない。途中、立石駅で謎の停車を挟み、寝たような起きたような時間を過ごしているうちに00:20過ぎに別府駅に到着。終着の大分駅には定刻通り00:35に到着。久しぶりに大分にやって来た。

JR日豊本線 大分駅 府内中央口

さすがに人影まばら

翌朝が早いこともあって足早にこの日の宿、東横INNへ向かった。

*1:最速便は4駅停車に対し、この列車は9駅停車。

*2:座席の汚れが目立っていたのだそう。