訪問日 : 2021/04/xx
羽田から佐賀へ飛ぶ便を利用した際、珍しいターミナルを利用する機会があった。それが今回紹介する羽田空港第2ターミナルのサテライト。第2ターミナルの搭乗口46番から48番までがこれに該当する。
(搭乗記はこちら)
このサテライト、発着する便の搭乗券を所持していないと立ち入ることができず、また、利用する便が完全には固定されていない。それゆえ、簡単に訪れることができないという意味でなかなか利用難易度が高い。
アクセス方法は本館からの連絡バスで、ターミナル北側に専用のバス乗り場がある(沖止めのバス乗り場とは別の場所)。最寄りの保安検査場はエクセルホテル東急羽田の近く、本館の最も奥にある保安検査場A。
エスカレーターを降りた先には改札口があり、通過するとバスが待っている。公式ホームページでは、出発10分前までにこの改札口を通過するようにアナウンスされている。
(公式サイトの案内はこちら)
バスは通常の沖止めの場合と同じタイプのバス。この日は出発まで少し時間があるタイミングでバスに乗車した関係で、しばらく待ったものの他に乗客はなく、乗客1人で出発。
本館からサテライトまではそれほど遠くなく、バスで3分ほどの距離。1階に到着し、エスカレーターで上がった先が出発フロア。まだ他の乗客の姿は殆どなく、閑散としている。
サテライトには航空会社の上級会員用、クレジットカード会員用いずれのラウンジも設置されていない。ただし、前者についてはラウンジが存在しない代わり、建物内に出店されているANA FESTAで1,000円の利用ができるようになっている。
(詳細は以下公式サイト参照)
利用者数ゆえあまり量が出ないからか、がっつりのお弁当といったものは見当たらなかったが、ちょっとした軽食なんかは販売されていた。
飛行機側に寄ってみると、窓が大きくとられており、なかなかの解放感。
椅子もバラエティに富んでおり、ベンチにソファタイプ、テーブルなど各種取り揃えられている。利用者数に対して椅子の数はかなり多目に用意されており、現在の運行規模であれば席に溢れるということは考えにくい。
あちこち見て回っているうちに徐々に乗客が集まってきて搭乗開始。割と保安検査場から離れているものの、時間に遅れてくる乗客もおらず、定刻通りに出発。
ちなみに、当日のサテライト利用便は以下のとおり。体感的には、早朝発のANA単独路線はサテライト発着になりやすいような気がする。ただし、あくまで体感の話。
なお、2021年現在の情報では、以前本館とサテライトの間にあったVIPターミナルが取り壊されたことに伴い、現在本館とサテライトを連結する建物を建設する工事が計画されているのだとか。このVIPターミナル、いつか一回訪れる機会がないものかと思っていたが、気づかぬうちに影も形もなくなってしまった。したがって、サテライトに関する運用は本館と連結される頃には変更される可能性がある点ご注意を。
羽田空港はこの他にも、第1ターミナルにサテライトを新設し、第1ターミナルからも国際線に搭乗できるようにする計画があるようで、ここから数年、どのように変貌していくのかが興味深いところ。
というお話。