便名 : DLH/LH0727
日付 : 2019/09/xx
機材 : A340-600
区間 : 上海浦東(PVG)22:35→ミュンヘン(MUH)05:40+1
所要時間 : 12:05
区間マイル : 約5,400
搭乗クラス : エコノミークラス
運航 : DLH(ルフトハンザ航空)
自由に海外旅行をしていた頃がそろそろ恋しくなってきたが、まだ海外どころか国内ですら気軽に移動できる見込が立たないのが悲しくてならない。これは去年の秋、ちょっと珍しい機材に乗ってヨーロッパへ行ってきた時のお話。
その機材というのがA340-600。エアバスの4発機で、一昔前は日本にも飛来していたものの、昨年の秋の時点では日本からほぼ撤退済。全旅程1泊4日の弾丸日程にも関わらず、当時就航していた上海をわざわざ経由して利用した。
当日は午前中に羽田から上海浦東へ到着。少しだけ観光をした後、空港に戻ってきたのち、チェックイン手続を終えて出国後に当時有効だったユナイテッドのステータスでラウンジへ。シャワーを浴びてから搭乗したかったが、物凄く混雑していて順番が回ってこず断念。
それにしても、海外の航空会社は搭乗開始時刻が早い。1時間前だとか、日本の航空会社と比較してかなり早めにセットされている気がする。むしろ、日本の航空会社がギリギリなんだろうか。
搭乗開始後、スターアライアンスゴールドの恩恵に預かって優先搭乗で機内へ。早めに機内に入ることそれ自体はさほどメリットを感じていないのだけれど、荷物棚が埋まって右往左往せずに済むのは個人的に嬉しいポイント。人がいない分、写真が撮りやすいという副次的な効果もあるか。
A340は横幅がB777ほど広くないのか、2-4-2の座席配置。また、機材の最後方部は幅が絞られていて、2-3-2の配置になっている。今回は2-4-2のうち、中央4列の通路側、2-3-2に変化する直前の列を選択した。
深夜帯の便ではあるが、長距離便ということもあってか、離陸後しばらくして機内食。エコノミーゆえ機内食にはそう期待すべくもないが、味はそこそこ。
食後はすぐに消灯。ルフトハンザのA340-600の一番の特徴がこの化粧室。通常の飛行機は座席と同じフロアに点在しているが、この機材は床下に集中配置されている。
他の機材だと個室ごとに並ぶので、運が悪いと長時間待たされることがあるが、この構造だと待機列が1つになるから比較的待つ時間が短いのがありがたい。
ちなみに緊急事態が発生した時のため、床下に滞在できる人数は限定されている*1。お手洗いから戻ると、割といい時間になったので就寝。
それにしても、今回は選択した座席が悪かった。というのも、気兼ねなく座席がリクライニングできるのはいいのだが、自席の後ろで通路が鍵状に折れ曲がっているせいで、乗客に乗務員、サービスカートと、色んなものが座席にぶつかって、ただでさえ寝られないエコノミーなのにその度に目が覚めて尚更眠れなかった。これは考えがそこまで及ばなかった自分のせい。
眠ったような眠っていないようなという時間を過ごしていると朝食の時間。今まで何社か乗ったけれど、朝食のオムレツとチキンソーセージ率が物凄く高い。これがアレルギーや宗教上の制限なんかに一番対応しやすいんだろうか。
朝食を終え、寝るには短く、起きているには持て余す時間をしばらく過ごしていると、まだ夜明け前のミュンヘンに到着。いくら乗ってみたかった機材とはいえ、エコノミーで長距離はなかなか厳しかった。
ただ、QFやBAのB747が突然退役したように、何が起きるかわからないこのご時世、当時行っておいてよかったような気はする。
*1:酸素マスクの数が限られているのだと思われる。