日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】SQ0021(ニューアーク/シンガポール)


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便名:SIN0021
日付:2019/06/xx
機材:A350-900ULR
区間:ニューアーク(EWR)10:25→シンガポール(SIN)17:10(+1)
区間マイル:9,520
搭乗クラス:プレミアムエコノミー(PY)

前回記事で紹介したSFC修行の1つ、SQで行くNY弾丸往復ツアー。

biketourist.hatenablog.com

皆さんは世界最長路線がどの路線だか、ご存じだろうか。
現時点における世界最長路線は、シンガポール航空シンガポール-NY(ニューアーク)線。約17,000km弱を18時間台で結んでいる。

この世界最長とはどんなものか、一度体験してみたいと思っていたところ、搭乗した2019年初夏では、就航直後で比較的安価にチケットが手に入れられたため、修行かたがた、超弾丸日程でアメリカ本土へ渡航することに。

余談だが、逆に、世界最短路線はというと、これはスコットランドにあるそう。飛行距離は2.7kmだというから、羽田空港の滑走路よりも短い。

日程は以下の通り。
記載した時刻はそれぞれ現地時間だが、日程のカウントがややこしくなるので、日程のカウントは日本時間ベースで記載した。

NYに到着してそのままNY観光でもすればよかったものの、あろうことか、そのまま西海岸へ移動して西海岸観光と決め込んだせいで、スケジュールは1泊7日なんてえらいことに。復路に至っては、時差を加味した所要時間は衝撃の44時間台。

幸いラウンジが使え、着替えやシャワーを浴びたりというのは問題なかったが、横になって寝るのと座席で寝るのではやはり疲労度が大きく変わるのを実感(当然か)。それにしても、我ながらとんでもないスケジュールを組んだものだ。

搭乗当日は早朝にロサンゼルスからニューアークに到着するスケジュール。当時有効だったUAのプレミアプラチナのお陰で、エコノミーのチケットだったが、プレミアムエコノミーの区画にアップグレードされて少し楽に移動できた。

シンガポール行きの便が発着するターミナルはB。もとよりさほど大きな空港ではないニューアーク、SQとしてのラウンジはなし。とは言ってもこの時間の便数はさほど多くなく、ベンチが不足することはなかった。

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ターミナルBの様子

しばらくすると徐々に人が増えてきた。

搭乗口の電光掲示板には「LONGEST NON-STOP FLIGHT TO SIN」の文字。非常にささやかながらも、最長距離を飛ぶ会社、という自負のようなものを感じる。

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最長飛行距離の証

しばらくして搭乗開始。この便に使用する機材、A350-900ULRはビジネス・プレミアムエコノミーの2クラス。
https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/flying-withus/our-story/our-fleet/airbus-a350-900/

どうやら重量の関係で、通常のシート配列では飛べないとか。そうでなくとも、エコノミーで18時間というのはできれば遠慮したいが。

今回搭乗したのはプレミアムエコノミー。

できることならビジネスに乗りたいところだが、金銭的になかなか厳しく断念。この情勢が落ち着いてきたら、サービスに定評のあるSQのビジネスクラス、近距離でいいから一度くらい体験してみたいところ。

指定した座席は機体最後方部の通路側。この機体、最後方部は窓側座席が1列になっていて、そこが穴場席なのだけれど、PPをANAに積算する関係上、必然的に無ステータスになってしまうため確保できず(恐らく、何らかのブロックがかかっている模様)。

プレミアムエコノミーの座席はパッと見で画面の大きさが目につく。窮屈で身動きがとれない、といったこともなく、クラス業界標準レベルといった感じ。

それにしてもこの路線、開設からまだ日が浅い当時にして、既になかなか盛況のようで見渡す限りほぼ満席、隣席も埋まった状態で出発。隣がいないと嬉しかったのだが、この状況では仕方がない。

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最後方部

しばらく地上滑走した後離陸。

ULRだからといって音が大きいなんてこともなく、通常のA350と変わらず静かでさすがA350といった感じ。心なしか、ボーイングと比べて、地上にいる時の振動はちょっと大きい気もするが。

そういえば、初めて海外に出たのが高校の修学旅行で、その際に乗ったのがB747だった。この飛行機、本当に飛ぶのか?と思うほどえらい長距離走ってから、ゆっくり上昇するような感じだったのが記憶に残っている。

これに対し、A350は国内線とそう変わらない加速であっさり飛び上がって行く。機体が軽量化したのか、エンジンが強力になったのか、はたまた両方か、いずれにしても、技術は進歩するんだな、という風に思う瞬間。

離陸後は一直線に北方向へ。どうやら北極圏を抜けて行くルートをとったらしい。

離陸後1時間ほどすると早速1回目の食事の時間。この路線、飛行時間の長さゆえ、正式な機内食が2回、その間に軽食が1回提供される。

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1回目の食事

シンガポール航空機内食といえば、「ブック・ザ・クック」が有名。
https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/flying-withus/dining/book-the-cook/

…なのだが、この時は予約が直前だったか何だったか、特にリクエストはしておらず、通常通りのメニューが配膳された。

1回目の食事が終わると、早速機内は消灯。NYの出発が午前中(10:25)で、食事を終えたところでまだ12時を過ぎたくらい。となると、なかなか寝ようとしたところで寝られるものでもない。だからといって、映画も往路、NYに着くまでの間にあらかた見てしまったので、今更なにか見たいものがあるわけでもない。そんなとき窓側でないと、外の様子が分からず、長い飛行時間が尚更長く感じる。

ようやく修行らしくなってきた。

結局、往路で見た映画を流しているうちにいつしか寝ていたようで、次に起きた時には軽食の配膳が始まろうとしていた。

そういえば、北極圏を通過しているところはモニタの地図で確認したが、如何せん中央通路側、外の様子は分からず。せっかくだから非常口の窓くらい眺めてみればよかったか、とは思うが後の祭り。

何だかんだでずいぶん疲れていたようで、軽食を食べてからも再び寝てしまい、起きた時には次の食事のカートが目前に。全く動かず食事ばかりしているので、あまり空腹感もない。

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2食目。割と重たい

ちなみに1食目も2食目も味はそれなり。食べ物が足りずに空腹感で寝れないよりは余程ましか。

食後再びぼーっとしていると(よくこれほど寝られたものだ)、ついに降下を開始、ほぼ定刻通りの17:20頃にシンガポールの地を踏んだ。

ボーディングブリッジに出ると東南アジアらしい圧倒的な湿度と蒸し暑さ。空港ターミナルはといえば、一転して寒いほどの空調。個人的にはこの瞬間、アジアに帰ってきた、というのを強く感じる。

この後ラウンジでシャワーを浴び、数時間の乗換待ちを経て、日本に帰ってきた。

コロナ前の世界では、カンタスがオーストラリアからロンドンまでの直行を出すとか、世界最長争いが巻き起ころうとしていたのだけれど、今後、どうなるのだろうか。便利は便利だが、エコノミーやプレミアムエコノミーに乗るなら、個人的には半分、もしくは1:2くらいで分割したいかな、というのが今回の感想。