日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】南砺-金沢線(城端駅/金沢駅西口)


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便名 : 便名なし
日付 : 2024/12/xx
区間 : 城端駅(15:40)→金沢駅西口(16:45)
所要時間 : 01:05
乗車クラス : 普通席
運賃 : 870円(現金決済)
運行 : 加能越バス

北陸地方での予定が終わり次の目的地へ移動する訳だが、思いの外予定が早々に終わって若干時間に余裕があった。何をするか悩んだ結果、未乗となっていたJR城端線を乗り潰すことにし、終着の城端駅までやってきた。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

次に乗車する、名古屋へ向かう「きときとライナー」は高岡駅/新高岡駅からの出発、何ならこの城端も経由するのだが、初めて乗車する路線はできるだけ始発から、という妙なこだわりによって高岡に戻ることに。ただ、来た道を戻るというのは趣味に合わず、調べてみると、城端駅と金沢駅とを結ぶ路線バスを見つけた。これに乗って金沢駅へ出、そこから新幹線で新高岡駅へ戻るルートを選択。

(事業者公式サイトはこちら)

www.kaetsunou.co.jp

バスの出発する「城端駅前」バス停は城端駅の駅舎を背にして右手。城端市内路線のほか、今回乗車する金沢駅行き、平日のみ運行の富山駅行きと、白川郷五箇山行きなどが発着しており、この規模の町にしては大規模なバス停。暖房はないものの扉で仕切られた待合室が設置されている。

JR城端駅前 バス乗り場

JR城端駅前/割と立派なバス乗り場

金沢駅行きはてっきり観光バスタイプの車両が起用されているものだと思っていたが、どうやらポスターを見ると一般路線バスタイプの車両で描かれている。どうやら金沢駅から城端駅前で乗換えて五箇山方面に向かうことも想定されている模様。

JR城端駅前 バス乗り場

JR城端駅前/富山、高岡、金沢と白川郷方面への路線がある

しばらくしてバスが乗り場に着車。三菱ふそう製の中型サイズのバスはこの城端駅前が始発なのだと思い込んでいたが、井波というところが始発のようで、運賃表にはすでに数区間分の運賃が表示されていた。

交通系ICカードの導入が比較的遅れているか、導入する気のない会社の多い北陸地方だが、こちらの会社も同様で、交通系ICカード(10カード)は非対応。その代わり、高速バス事業者のWILLERが発売するモバイル乗車券を利用することはできるとか。モバイル乗車券も複数の規格があってなかなかややこしい。

(モバイル乗車券についてはこちら)

www.kaetsunou.co.jp

城端-金沢線 バス車内

南砺-金沢線/バスは三菱ふそう製の中型車両

城端駅では私のみ、乗客1名で出発したが、2-3バス停に1人ずつくらいのペースで乗客が増得てきた。そして乗車した際には降っていなかった雨が徐々に強くなり、「楽蔵前」バス停に差し掛かる頃には道路はところどころ水鏡のような状況に。ちなみに目の前に見えている「8番らーめん」というのは北陸地方に集中的に出店しているチェーン店。

城端-金沢線 バスの車窓

南砺-金沢線/北陸地方ではよく見かけるお店

その後少しうとうとしているうちに富山県側最後のバス停となる「ぬく森の里」を通過し、バスは山間部へ入り、右に左にカーブしながら進んでいた。よく考えると、近年は都道府県を跨いで走る一般路線バスというものは減ってきていて、県境をバスで通過するというのは珍しい経験になりつつあるのかもしれない。

山を下りながら、金沢大学中央、金沢星稜大学前に停車すると乗客が増え、終点の金沢駅西口には概ね定刻通りの到着。車両後方に乗車していた上、運賃の支払いは基本的に現金だけということもあり、降車には割と時間がかかった。

JR金沢駅前 城端-金沢線の車両

JR金沢駅西口/若干裏口感のある西口に到着

金沢駅到着後は7分の待ち合わせで北陸新幹線の「はくたか572号」に乗換え、10分ちょっとだけ新幹線に乗って新高岡駅へ戻った。JR東日本管内ではないから「タッチでGo」が利用できず、チケットを購入しなければならないのはちょっとだけ面倒くさい。

(金沢到着後の移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

このルート、城端-金沢間の移動のみならず、金沢-五箇山白川郷方面の移動の際にも覚えておくと役に立つことがあるかもしれない。

というお話。