日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】鹿児島中央駅~鹿屋間直行バス4便(鹿屋/鹿児島中央駅)


■Sponsored Link

便名 : 4便
日付 : 2022/08/xx
区間 : 鹿屋(リナシティ前)12:55→鹿児島中央駅(14:52)
所要時間 : 01:57
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運行 : 鹿児島交通

鹿児島空港からバスで到着したばかりだが、1時間弱の待ち合わせののち鹿児島市内に向けて出発する。次に乗車するのは鹿児島交通が運行する「鹿児島中央駅~鹿屋間直行バス」。

(鹿児島空港から鹿屋までの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

鹿児島県内には鹿児島交通グループと南国交通グループの2つの大手バス事業者があるのだが、このうち前者の鹿児島交通グループはホームページが異様に貧弱。このバスについても事業者よりも自治体のほうが情報が充実している妙な状態になっている。

(鹿児島県鹿屋市によるバスの情報はこちら)

www.city.kanoya.lg.jp

できれば始発の東笠之原から乗車してみたかったが、今回は時間がなく途中の鹿屋(リナシティ前)から乗車する。

鹿屋(リナシティ前)バス停

鹿屋は大隅半島では一番栄えている街

しばらくしてバスが到着。この路線で使用されるバスは定員40人で一般的な高速バスよりは一回り小さめ。運賃は往復共に大隅半島側で支払いだそうで、今回の鹿児島市内行きの場合は乗車時に支払い。鹿屋バス停から鹿児島市内までの運賃は1,400円で、現金もしくは鹿児島独自のICカードの「いわさきICカード」もしくは「RapiCa」が利用可能。

バスは国道269号線、県道550号線、国道220号線と進み、しばらく錦江湾沿いを走行、40分ほど走ると垂水港フェリーターミナルに到着した。この港からは「鴨池・垂水フェリー」が発着していて、鹿児島市内の鴨池(かもいけ)港まで約45分で結んでいる。バスはここでしばらく待機。

(鴨池・垂水フェリーについてはこちら)

www.iwasaki-corp.com

鹿児島中央駅~鹿屋間直行バス 車内

(@垂水港)風向きによっては降灰の影響を大きく受ける

10分ほど待っていると辺りが少し騒がしくなってフェリーが到着。この船が折り返し13:50発の鴨池港行きになる。フェリーに載って来た車がすべて捌けると順次車が乗り込み始め、このバスも船の中へ。

垂水港フェリーターミナル 垂水フェリー

全国見ても黄緑色のフェリーは中々珍しい

バスは船内に停車するとドアが開いた。航行中は車内に留まることも客室に移動することも可能。ただ、いずれにしても着岸前にはバスに戻る必要がある。ものの40分ほどの航海ではあるが、これについては別途記事を起こしたので興味があれば以下を参照されたい。

(鴨池・垂水フェリーの乗船記についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

鹿児島中央駅~鹿屋間直行バス 車内

前方に乗用車、後方には大型車が並ぶ

ちなみにフェリー移動中に前方をみるとこんな感じ。観光バスならともかく、路線バスでこの光景はなかなか珍しいような気がする。

鹿児島中央駅~鹿屋間直行バス 車内

着岸前にバスに戻る必要がある

約40分の航海を終えて鴨池港に到着したのは14:30頃。着岸作業に約5分ほどを要し、14:35頃鹿児島市内に上陸した。

鹿児島市内では県庁前、騎射場、鹿児島中央駅天文館金生町(山形屋前)の順の停車。途中で船を利用する割に時刻表の精度が高く、概ね定刻通り、14:50頃鹿児島中央駅に到着し、今回はここで下車。

鹿児島中央駅~鹿屋間直行バス 車内

バスは最大サイズから一回り小さめ

なかなか鹿屋を訪れるという機会は多くないかもしれないが、普段路線バスでそのままフェリーに乗船するという機会はないはず。空港から鹿児島市内へ直行するより3時間ほど余計に掛かったが、桜島を間近に見ることもできるので、時間と興味があればこのルートを利用してみるのはいかがだろうか。

というお話。