日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】空港連絡バス 鹿屋~空港線(鹿児島空港/鹿屋)


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便名 : 便名なし
日付 : 2022/08/xx
区間 : 鹿児島空港(11:00)→鹿屋(12:25)
所要時間 : 01:25
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運行 : 鹿児島交通

早朝に鹿児島空港に到着し、お昼前に鹿児島市内に向かう旅程。少し時間に余裕があったことから、鹿屋を経由して鹿児島市内へ向かうちょっと変わったルートで移動してみることに。

鹿児島空港に到着後、一旦カードラウンジに立ち寄り。ちょうどこの頃、鹿児島空港には「TELECUBE」のブースが設置された。徐々に地方でもこのタイプの作業スペースがちらほら見られるようになってきたのは個人的にはありがたい。

(「TELECUBE」についてはこちら)

biketourist.hatenablog.com

鹿児島空港 カードラウンジ前

TELECUBEのようなブースは最近首都圏以外でもちらほら見るように

そういえばこの日、ソラシドエアの便は珍しい「乗員繰りによる遅れ」が生じていた。荒天時ならともかく、平時にしては珍しい理由だが、何かあったんだろうか。

鹿児島空港 電光掲示板

珍しい理由で遅延が生じていた

ともあれ、午前中に用事を終え、鹿児島空港からまずは大隅半島の中心地、鹿屋(かのや)を目指す。2022年8月当時、鹿屋に向かう空港連絡バスは大きく本数を減らしていて、2022年8月当時は乗車する11時の便がこの日の始発だったはず。

鹿児島空港 空港連絡バス乗り場

鹿屋行きはターミナルを背にして左手の10番のりばから出発

ターミナル前中央部分には足湯が設置されているのだが、ここにはいつしか木彫り?の西郷さんが置かれるようになった。足湯には大きな石造りの桜島が置かれているから、ずいぶんクセの強いエリアになったなという感じ。

鹿児島空港 西郷隆盛像

2023年1月に訪問した際には再度移動していた

そんな足湯を尻目に乗車券売り場で乗車券を購入してバスに乗車。他地域と比較しても何かと独自性の多い鹿児島県だが、バスの乗車に関しても同様。SuicaPASMOなどは利用できず、「いわさきICカード」もしくは「ラピカ」しか利用できない。ただ、鹿児島空港の券売機はクレジットカードが利用でき、クレジットカードで乗車券を購入。

今回乗車する路線は鹿児島交通による運行で、車両は三菱ふそうエアロバス。首都圏から来た中古車のようで、座席の模様からすると元東京空港交通の車両だろうか。思いの外乗客は多く、各列の窓側座席が一通り埋まっているような状態で出発。

鹿児島交通 鹿屋~鹿児島空港線

羽田空港からのバスでよく見かける模様

鹿児島空港から鹿屋へ向かうバスは高速道路経由と一般道経由の2種類があり、このバスは高速道路経由。溝辺鹿児島空港インターチェンジから九州自動車道に入って鹿児島方面に向かい、加治木(かじき)ジャンクションから東九州自動車道を進む。

このジャンクションの九州道東九州道の間、バスの進行方向左側には不思議な形の山があってちょっと目を惹く。これは「蔵王嶽」という山だそうで、かつて溶岩が噴出した際、周囲が陥没して形成された地形なんだとか。

鹿児島交通 鹿屋~鹿児島空港線 車窓

鹿児島市内から空港に向かう際には正面に見える

東九州自動車道に入ると大隅半島を南下し始める。加治木ジャンクションからしばらくは海(錦江湾)に近いところを走るから、天気のよい日には進行方向右手桜島の姿が見える。

鹿児島交通 鹿屋~鹿児島空港線 車窓

東九州道に入って10分ほどは海沿いを走る

しばらくすると道路は海沿いを離れて内陸に入り、途中の末吉財部(すえよしたからべ)インターチェンジ以降は無料区間。無料区間になると交通量が増えるうえ、東九州自動車道は殆どの区間が片側1車線で、先行車両の速度に大きく左右される。ところどころ若干速度が落ちる場面もあったが、渋滞とまではいかない程度で進んでいった。

鹿屋串良ジャンクションからは大隅縦貫道に乗換え。東原インターチェンジで一般道に下り、しばらく国道269号線を走ると程なくして鹿屋市中心部にある鹿屋バス停に到着。ダイヤには割と余裕時分が含まれているようで、15分ほど早く12:10頃には到着していた。

鹿児島交通 鹿屋~鹿児島空港線

鹿児島交通の空港バスは妙なゆるさのある名称が冠されている

鹿屋では約50分の待ち合わせで次のバスに乗換え。