日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JAL/JL2754(函館/札幌丘珠)


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便名 : JAL/JL2754
日付 : 2020/08/xx
機材 : ATR42-600(ATR/T42)
区間 : 函館(HKD)18:45→札幌丘珠(OKD)19:25
所要時間 : 00:40
区間マイル : 90
搭乗クラス : 普通席
運航 : HAC(北海道エアシステム)

札幌から日帰りで函館へ。

始発の特急で札幌を出ると、函館に到着するのは09:30頃。陸路も飛行機も最終の出発時刻はほぼ同じ18:30過ぎで、現地の最大滞在時間はほぼ同じ…なのだが、さすがに往復合計7時間も列車に揺られるのは厳しく、復路は飛行機で帰ることに。

空港へ向かう前に函館駅前の「ラッキーピエロ」に立ち寄り。注文してから作り始めるので割と時間がかかるのは把握していたつもりだったが、若干時間を読み違えて函館駅からの予定していたバスに乗り遅れ、18時ちょうどの便で出発。

ラッキーピエロ 函館駅前 店内

独特なインテリアの「ラッキーピエロ

函館駅から空港までの所要時間は約20分。20分前に手荷物検査場を通過するとなると、猶予時間は数分しかない。幸いバスは遅延することなく18:20に函館空港に到着。搭乗した飛行機の出発時刻は18:45で、手荷物検査場の通過期限は18:25。バスが遅れようものなら乗り遅れていた。無論、そうなったとしても、時間に余裕を持たない自分が悪いのだが。

手荷物検査場を抜け、搭乗口前に着くと程なくして搭乗開始。

JAL2754便 函館空港 搭乗口

プロペラ機は徒歩での搭乗

改札を抜け、階段を降りて搭乗機へ。そういえば、このとき頭上にずいぶん綺麗な飛行機雲がのびていた。

JAL2754便 函館空港 駐機場 上空 飛行機雲

風が強いとすぐに消えてしまう

搭乗機はATR42-600。記事投稿時点(2021/05)では2機体制になったようだが、当時はまだ1機しかなく、古参のSAAB機と日によって入れ替わって不規則に就航しているような状況だった。

JAL2754便 函館空港 ATR-42

あまり見えないが、北海道らしい特別塗装

機内はといえば、JAL本体の「SKYNEXT」と同系統のカラーリング。最近のA350や国内線B787ではまた違ったインテリアを採用し始めたので、JACやHACのこれらの機材がこのシリーズの完成形といったことになるんだろうか。近い将来に投入されるであろう国際線用のA350がどのような設えになるかは今から興味深い。

JAL2754便 函館空港 ATR-42 機内 シート

見慣れている分安心感がある

夏場の北海道とはいえ、19時が近くなるともう日没が程近い時間帯。滑走路にたどり着く頃にはギリギリ明かりを保っているような状況。

JAL2754便 函館空港 ATR-42 滑走路

夏場の北海道は沖縄より日が長い日もある

滑走路に入ると勢いよく加速して離陸。この日は函館市街地方向に離陸したので、1分もしないうちに右手下方に五稜郭

JAL2754便 函館空港 ATR-42 五稜郭

国内の史跡のなかでは抜群に見つけやすい

この頃が携帯のカメラの限界で、程なくして真っ暗に。こうなってくると、大人しく本でも読むしかない。

札幌函館間は陸路であれば函館を出ると大沼公園から噴火湾をぐるっと廻っていくことになるが、飛行機は駒ヶ岳の東側を抜け、室蘭上空、支笏湖付近を抜けて丘珠空港へ向かうショートカットコース。鉄道の感覚でいると、飛行機は異様に速く感じる。

そういえば従来機(SAAB)では飛行中、Bluetoothの使用が認められていなかったが、ATR機では使用できるようになっている。こういったところも、地味ながら技術が進化した結果ということになるだろうか。

そんなことを考えているうちに降下が始まり、一回石狩湾に出て空港北側から着陸。普段千歳から札幌にアクセスするときは海沿いを通ることもなくあまり感じないが、こうして上空から俯瞰してみると、札幌の街は案外海が近いことを再認識する。

ともあれ定刻に丘珠空港に到着し、バスでホテルに向かった。