日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【搭乗記】JTA/NU0050(沖縄那覇/福岡)


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便名 : JTA/NU0050
日付 : 2020/02/xx
機材 : B737-800(73H)
区間 : 沖縄那覇(OKA)07:05→福岡(FUK)08:40
所要時間 : 01:35
区間マイル : 537
搭乗クラス : クラスJ
運航会社 : JTA(日本トランスオーシャン航空)

(この先の移動がこちら)

biketourist.hatenablog.com

順序が逆転しているが、那覇から福岡に移動する際に搭乗した便のお話。この日は宮崎方面に用事があり、朝7時過ぎの便で沖縄を発つ。ホテルから空港まではモノレールで移動するのだが、沖縄のモノレールは思いの外始発が遅く、ホテル最寄り駅の始発は6時過ぎ。

朝6時台から多数の便が出発する羽田空港と違って、那覇空港は6時台に出発する便はわずかで出発が増えるのは7時台。7時台に各地への第1便が出ると、8時台・9時台は再び便が大きく減って、東京からの便が到着する10時にまた増える、といった感じで、ピークに波がある。

そんな訳で、便が輻輳する時間帯の手荷物検査場の混雑はなかなか凄まじいものがあり、この日も6時台だというのに検査場には既に若干の行列が生成されていた。ただ、言っても早朝、いざ制限区域に入ってみるとさして混雑しておらず拍子抜け。

那覇空港 コンコース 制限区域内

外はまだ暗い

この飛行機を使用する当日の初便だけあって、大分早めに搭乗開始。昨今、普通席とクラスJの値段が乖離しがちだがこの便は金額に大差なく、この日は購入段階からクラスJで手配している。

そういえば1月以降、JTAのクラスJはヘッドレストのカバーがJALと異なり、沖縄の伝統文化である「紅型」を使用している。クラスJだけとはいえ、カバー1つで雰囲気が全く変わるから不思議なもの。

JTA50便 B737-800 クラスJ 紅型

カバー1つで雰囲気が全然違う

JTA50便 B737-800 クラスJ

ただ、前を向くと一緒

JALJTA、機内の雰囲気は似たり寄ったりだけれど、最も差異を感じるのは、搭乗時の音楽と、出発時のあいさつ。JALはDaivd Foster氏の「I will be there with you」だが、JTAは沖縄民謡だったり、最近では桐谷健太の「海の声」なんかが掛かっている。余談だが、JALの搭乗時に掛かっている上記の曲は、iTunesなんかで購入可能。

(以下、JALプレスリリース引用)

JALオリジナルソング 「I Will Be There with You」デジタル配信が決定! | プレスリリース | JAL企業サイト

挨拶についても、JALは標準語でのよくある挨拶といった感じだけれど、JTAは折々に沖縄の方言が織り混ぜられており、地域色を感じさせる工夫がされている。

ともあれ、そんなこんなでドアが閉まり出発。隣席も埋まり、それなりの搭乗率。この日の滑走路は36で、南から滑走して北方向への離陸。利用したのは2月で、この時点では第2滑走路は未供用だったものの早朝ゆえ待機時間なしで離陸。

JTA50便 B737-800 機窓 那覇空港

離陸直後。ターミナルとその背後に那覇市街が見える

離陸してしばらくすると沖縄本島を離れ、薄い雲の中へ。早朝だったこともあって、しばらくうとうとしていると飲み物サービス。

ちょうどこの頃、JTAでは那覇福岡線のクラスJ限定で、木製のストローを配布するキャンペーン?を実施しており、ストローをもらった。プラスチックのストローと比べてざらざらとした口当たりの木のストローで飲むと、どことなく変な感じ。

JTA50便 B737-800 クラスJ 木製ストロー

木製


窓の外はというと、しばらく靄がかかったまま。よく目を凝らして見てみると、眼下少し遠いところに鹿児島が見えてきた。視界が優れなくとも、桜島くらい分かりやすいランドマークがあれば見つけやすい。となると、手前に見えているのが薩摩半島か。福岡空港から一旦宮崎へ向かうものの、この日の最終的な目的地は鹿児島だったから、この辺で降りられると楽だったのだが。

JTA50便 B737-800 機窓 桜島

桜島が見えてきた

その後もしばらくこんな感じの機窓が続いたと思えば、佐賀辺りから急にクリアに。つい数か月前に私用で訪れた唐津辺りが見えてくるともう福岡は目前。

JTA50便 B737-800 機窓 虹ノ松原

虹ノ松原あたり

ヤフオクドームのほぼ真上を飛び、そのまま北側から着陸かと思えば中々高度が下がらない。北側から南側に飛び、大きくUターンして南側から着陸する経路だった。

JTA50便 B737-800 機窓 ヤフオクドーム

ヤフオクドーム上空

新幹線の車両基地、つまり博多南駅が見えてきた頃に左旋回しはじめ、漸く着陸。新幹線がえらく整然と停められている。

JTA50便 B737-800 機窓 博多南駅

博多南駅上空

始発便だったこともあり、特に遅れることもなく福岡到着。ここしばらく、搭乗するたび爆睡で一切機窓を眺める間もなく到着というのが続いていたが、春先は割と窓の外を眺める機会が多かった気がする。