日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】花巻空港線(盛岡駅前/花巻空港)


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便名 : 便名なし
日付 : 2025/03/xx
区間 : 盛岡駅前(15:35)→花巻空港(16:20)
所要時間 : 00:45
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運賃 : 1,600円(交通系ICカード決済)
運行 : 岩手県交通

仙台方向から新幹線でやって来て、盛岡駅から空港連絡バスに乗っていわて花巻空港へ向かい、小牧空港行きの飛行機に搭乗する旅程。利用するのは岩手県交通の運行する空港連絡バス。

各駅停車タイプの新幹線であれば北上駅、もしくは新花巻駅を発着する花巻空港までのバスがあるからそれを利用すれば良かったのだが、乗車したのが「はやぶさ」だったから、盛岡駅で折り返すような格好に。

(空港公式ホームページのアクセス案内はこちら)

www.hna-terminal.co.jp

盛岡駅前でバスを待っていると、鮮やかな緑色の車がやって来た。どうやらこれは中国BYD社製の電気自動車だそうで、着実に地方都市にもシェアを拡大している様子が見てとれる。国内メーカーも漸く販売を開始したが、今後どうなっていくだろうか。そもそも若干電気自動車のトレンドも後退したようにも見えるが。

花巻空港連絡バス 盛岡駅前バス停とバス

盛岡駅前/近年めざましい増加を遂げている

空港連絡バスは駅前の8番乗り場からの出発。3月も下旬に近づいた頃ではあったが、この日は時折強く雪が降るような空模様。幸いバスは出発時刻の10分以上前に乗り場に着いたから、ひどく濡れることなく済んだ。白地に青ストライプの塗り分けは首都圏で走る国際興業バスと会社名の記載は一緒。

花巻空港連絡バス 盛岡駅前バス停とバス

盛岡駅前/出発10分ちょっと前に着車

運賃の支払には交通系ICカードが使用可能で、乗車、降車の際に端末にタッチする方式。それなりに距離があるから仕方ないが、運賃は1,600円と少々お高め。

花巻空港連絡バス 盛岡駅前バス停とバス

盛岡駅前/瞬間的に強い雪が降っていた

バスは事業者ごとに独自の表地を使用する傾向にあるのだが、今回乗車した車両は座席の模様を見るに東京空港交通の中古車の模様。おそらくメーカー側がパターンを持っているようで、かつての東武バス(路線バス)の表地と、青森県の弘南バスの高速バスはのそれは同じ模様だったこともある。

花巻空港連絡バス 盛岡駅前バス停とバス

盛岡駅前/座席の模様から元東京空港交通の車両と思われる

10人前後の乗客を乗せて15:35に盛岡駅前を出発すると、盛岡南インターチェンジ(IC)から花巻ICまで東北自動車道を走り、その後JR東北本線花巻空港駅に立寄り。高速道路に入るまでに20分近くを要したから遅延するかと思いきや、約30kmを20分強で走破したようで、花巻空港駅には定刻から数分遅れの到着で収まった。

花巻空港連絡バス 花巻空港駅前

花巻空港駅前/ここから空港までは約4km

花巻空港駅」とは言うものの、2009年に空港ターミナルビルが滑走路の向こう側に移転してしまった関係で、駅から現行のターミナルまでは4kmほど、ゆっくり歩けば1時間ほどの距離があって歩いて向かうには若干遠い。

花巻空港連絡バス 花巻空港駅前

花巻空港駅前/一見すると空港最寄駅には見えない

花巻空港駅から空港ターミナルまでの4kmはそれほど交通量の多い道路ではないから、所要時間は5分ちょっとで、ほぼ定刻通りの16:20過ぎに空港に到着。接続するのは17:05発のFDA356便/JAL4416便(コードシェア)のみで、出発45分前というのは待ち時間が長くも短くもなく丁度いい塩梅。

花巻空港連絡バス 花巻空港

花巻空港/概ね定刻通りに到着

花巻空港と東京とを結ぶ路線は東北新幹線が開業したのち、1985年以来定期便としては設定されていない*1ため、関東地方に在住しているとあまり利用する機会がないが、北海道(札幌)、名古屋、大阪、福岡と東京以外の各主要都市と岩手とを結ぶ路線が開設されている。自動車産業の生産拠点なんかも多いから、意外と利用者は多いのかもしれない。

空港ターミナルビル内のレストランでは盛岡冷麺なんかも提供されているが、流石に出発まで45分となると食事を摂っている時間はなく、ちょっとだけ展望デッキに上ったのち、保安検査場を通過した。

というお話。

*1:2022年に発生した地震の影響などにより、臨時便が開設されたことはある。