実は高速道路にも「乗り放題」がある、というお話。
ここ最近鉄道関係の記事が続いていたが、週末を利用した旅行の場合、個人的には、自動車(レンタカー)を利用する機会が多い。これは地方に行けば行くほど公共交通機関が使いにくいという事情のせいなのだが、かといって、使わなければ使わないほど更に過疎化が進んでいってしまうのは何とも頭の痛いところ。
また脱線してしまった。
旅行の際、意外にバカにならないのが高速料金。こまごま乗り降りしていると、のちに集計したときに思いの外かかっているというのはよくある話。だったらETCにも乗り放題があってもいいじゃないかと思って調べてみると、通年ではないものの、もちろんそんな商品が用意されており、今回はそんな商品のご紹介。
利用方法は簡単で、申し込みサイトから利用前までに申し込むのみ。実際の走行時は普段ETCを利用する場合と変わらず、ETCレーンを通過するだけ。なお、一度申し込んだ後のキャンセルも可能だが、これは利用前日までにする必要があるため要注意。
(以下、公式サイトのご紹介)
高速道路もJRよろしく、エリア別に会社が分かれているため、旅行予定の地域を含む会社のサイトを参照されたい(ただしJRと違い、北海道は東日本に、四国･九州は西日本に含まれるようだ)。
ほぼ日本全国を網羅するかたちで商品が発売されていて、一例として、2020年秋時点では、九州3日間乗り放題で定価7,900円(普通車料金の場合)。後述するが、ここでは「定価」というのが重要なポイント。
①東日本エリア
②中部エリア
③西日本エリア(四国･九州を含む)
www.michitabi.com
ちなみに、先にわざわざ「定価」と記載したのには訳がある。
どういうことかというと、主に「Go To トラベルキャンペーン(2020年)」で宿泊施設直営サイトで予約した際に利用する「STAYNAVI」で申請すると、上述の各プランもあわせて「Go To トラベルキャンペーン」の割引対象になる仕組み。
(公式サイトはこちら)
詳細は公式サイトを確認いただければと思うが、例えば先述の九州3日間の7,900円のプランの場合、最大の35%割引が適用されると、約5,000円で3日間高速道路が乗り放題になる。それゆえ、このプランを利用する際には、各宿泊施設の直営サイトから予約するのがおすすめ。
なお、これを利用した場合、料金所を流出する際、表示板に何らかの割引料金が表示される。実際に請求されることはないが、距離を走るとある程度大きな金額が表示される訳で、ちゃんと申し込みできてなかったか？と若干不安になる瞬間があるが、正しく申し込みがされていればその金額通りに請求されることはないのでご安心を。
数年前、同様のプランを九州で利用して旅行をした。
どういう訳か、「走破」だとか「達成」というキーワードに惹かれてしまう性格で、無駄に走り回ってしまった結果、旅程がかなりハードになってしまった(この心情、航空旅行が好きな方々は何となく分かっていただけるだろうか、特に走り回ったからといってステータスが取得できるわけではないのだが)。
その結果、宿に滞在する以外常に走り回っているような感じになり、あまりスマートな旅行ではなかった、というのが個人的には反省点。まあ、それはそれで楽しかったので、今となってはいい思い出。
ともあれ、お得であることは間違いないので、「無理をしすぎない計画」を立案の上、活用されてはいかがだろうか。
そんなお話。
