便名 : 便名なし
日付 : 2025/09/xx
区間 : 秋葉原駅(16:10)→羽田空港第1ターミナル(16:55)
所要時間 : 00:45
乗車クラス : 普通席(座席指定制)
運賃 : 1,100円(事前クレジットカード決済)
運行 : 東京空港交通
日中は都内で用事を済ませ、夕方に羽田空港から山形空港へ移動する旅程。どうやって空港へ向かうか思案した結果、地味に未乗になっていた秋葉原駅から羽田空港へ向かうバスを利用してみることに。
JR+東京モノレールのルートでそれなりに簡単にアクセスできるからか、案外と山手線東部から羽田空港へ向かう空港連絡バスというのは設定がない。上野駅なんかは路線があればかなり繁盛しそうな気がするのだが。尤も、あと数年もすればJRが羽田空港まで行くようになってしまうが。

羽田空港行きのバスは秋葉原駅東口交通広場にある中長距離高速バス乗り場からの出発。JRの改札口で言えば中央北口、東京メトロ、つくばエクスプレスで言えばA2出口(もしくはエレベーター口)辺りが最寄り。

同バス停からは銚子や河口湖といった中距離の昼行高速バスの発着もあるが、設定されている路線の大半は夜行高速バスの模様。日に数本あっても1本だけでも必要な情報はそう大きく変わらないから、溢れんばかりの情報が並んでいる。

乗車当時、この便は秋葉原駅が始発停留所だったのだが、バスは停留所に出発時刻から若干遅れて着車。バス事業者の中ではかなり大規模なほうの東京空港交通でも、乗務員不足は深刻なんだろうか。
なお、2025年12月中旬から、COVID-19以来しばらく運休していた、秋葉原駅から東京ドームホテル(水道橋駅付近)の区間が再開するとか。ずいぶん長い期間が掛かってしまったが、ようやく空港アクセスの諸々が元に戻りつつある。

片道の所要時間が1時間足らずの路線ではあるが、時間指定制ではなく、座席指定制の運用。秋葉原駅を出るとTCATに立ち寄ってから羽田空港へ向かうため、思ったよりも混雑していて出発1時間ほど前の時点で半分以上の座席は指定されていた。

秋葉原駅を出発するとバスは一瞬だけ昭和通りを走り、その後清洲橋通りのルート。ロータリーを左折で出てすぐのところにあるJR線路のアンダーパスは高さ2.8mに制限されているのだが、どうやら高さを見ていない車が多数チャレンジしたんだろう、柱には衝突の痕が多数見られた。

秋葉原駅からTCATまでの所要時間はダイヤ上20分なのだが、前述の通りバスが若干遅れていたため、秋葉原駅出発時点で残り時間は15分程度。とはいえ両地点間の距離は3kmちょっとだから間に合うかと思ったが、この日は右折待ちでもたつく車がいたり、やたらと信号に引っかかったりで回復はならず。

TCATは同バス停始発の路線と同じ1階バス乗り場発着で、所定出発時刻から5分ほど遅れて到着。この路線、秋葉原駅時点では詳細な乗車改札が行われず、TCAT到着時に係員さんが乗り込んできてここでQRコードの読取りを行う。
2025年現在、羽田空港•成田空港両路線とも1階乗り場からの発着を継続中。今後、かつて成田空港行き路線が利用していた3階乗り場が復活することはあるんだろうか。どんな様子のところか一度見てみたかったのだが。

秋葉原駅出発の遅れそのままに、TCATを出発したバスは9号深川線の福住入口から首都高速に進入。元々TCATから羽田空港(第2)までの所要時間は20分で設定されているから、定刻通りの到着は中々厳しそうな状況。ちなみに、本線に合流して暫くすると進行方向左手には東京スカイツリーの姿が見えてくる。

深川線を暫く走ると新木場駅の西側辺りにある辰巳ジャンクションに辿り着き、ここで湾岸線に乗継ぎ。この辺りでは正面に特徴的な造形の東京ゲートブリッジが見えている。航空法による高さ制限と大型船舶の通航の両方を考慮した結果、こんな形状になったとか。

目に見えて渋滞している箇所はなかったが、所定の所要時間が60km/hで走り続けてぎりぎりくらいの時間設定になっていることもあり、遅延回復はならず定刻よりも5分ほど遅れて16:55頃に羽田空港第2ターミナルに到着。第1ターミナルへは更にそこから5分ほど要して17:00頃到着。空港行きの空港連絡バスで、全区間を通じて余裕時分を殆ど持っていない路線というのも珍しい。
そういえば近ごろ、空港内の駐車場のキャパシティ不足で、お盆などのハイシーズンに周回経路を塞ぎ、空港連絡バスの運行に支障をきたすケースが生じているとか。日帰りで地方へ向かう人ばかりではなかろうに、待っていて空くものなんだろうか。

この日搭乗するのは17:35発の便で、案外とチェックイン締切時間ぎりぎり。のんびりしている時間もなく、足早に保安検査場へ向かった。
というお話。