便名 : 便名なし
日付 : 2024/12/xx
区間 : 宝当桟橋(15:50)→福岡空港国内線(17:37)
所要時間 : 01:47
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運賃 : 1,250円(交通系ICカード決済)
運行 : 昭和バス
唐津線沿線のラーメン屋を訪れたのち、福岡へ戻る旅程。行きは唐津線に乗ってきたから、単に来た道を戻るのも味気なく、ちょっと大回りして戻ることに。
ラーメン屋があったのは九大学研都市駅で、そこから10分ちょっと列車に揺られて筑前前原駅に到着。一部の列車は唐津方面まで直通するが、乗車した列車は同駅での乗換えが必要。対面乗換えができれば良かったが、残念ながら階段経由で隣のホームへの乗換えだった。
やってきたのは前面が105系、側面が203系そっくりの103系。大阪以東では全て引退してしまったが、近畿や九州ではまだ若干ではあるものの活躍している。常磐線沿線で育ってきた身からすると、この車両のモーターの音はとても懐かしい。
今回乗車する、唐津と福岡を結ぶ「からつ号」は唐津駅前には入らず、駅から徒歩10分ほどのところにある「唐津バスセンター」発着。バスはその先、徒歩でもう10分ほど歩いたところにある、宝当桟橋が起点で、今回はそこまで歩いていくことに。
バス停に向かう途中、進行方向右手にあるセブンイレブンは茶色?1色のモノトーン仕様。都市景観区域の中にある店舗ではしばしばあるようだが、この辺りもそうなんだろうか。
駅から20分ほど歩いた頃に無事始発の宝当桟橋バス停に到着。海に隔てられているが目の前には唐津城があり、海上に渡された橋を渡ってアクセスすることができる。また、「桟橋」の名の通りここには桟橋があり、宝当神社のある高島への渡し船が発着している。
バス停名からは一切分からないが、この宝当桟橋バス停付近の一帯は運行事業者の昭和バス唐津営業所があり、その一角、唐津駅を背にして右手側、お城を背にすると左手側、奥に駐車しているバスの出入口の脇に簡素なバス停があった。どういう訳か佐賀県ではバスの営業所に併設されているバス停に「車庫」や「営業所」といった名前をつけない傾向にある気がする。
駅から徒歩で到着すると間もなくバスが乗り場へ着車し、乗り込むとすぐに出発。運賃の支払いには交通系ICカードが利用可能だが、単一運賃ではないので乗車時と降車時にそれぞれ端末へタッチする必要がある。
福岡までは国道202号線をしばらく走り、その後唐津道路、二丈浜玉道路、今宿道路を経由して福岡高速5号線で天神北出口のルート。大半の便はJR博多駅前にある博多バスターミナル止まりだが、日に数便は空港連絡バスとしての役割もあって福岡空港(国内線)まで向かう。空港行きとしては今回乗車する宝当桟橋15:50発がこの日の最終便。
都市高速に入るまでは多くの区間が対面通行なのだが、この日は交通量が多かった影響で渋滞が激しく、しばしば停車しながらかなりの低速走行。どうやら夕方の時間帯は福岡へ向かう、福岡へ戻る車が多い模様。
割とがっつり渋滞にはまり、都市高速で福岡ドームの脇を通過したのが17:25頃。定刻通りであればこの時点ですでに約10km先の博多バスターミナルへ着いているはずの時間なので、かなり派手に遅延が生じていることになる。
ちなみに福岡の都市高速は時折路線バスが走行している姿を見ることができる。聞くところによると、最高速度が60km/hであれば、各座席にシートベルトが設置されていなくても走行することができるらしい。
天神北出口で一般道に下り、ここから博多バスターミナルを経由して福岡空港を目指すが、近距離路線だからだろうか、天神ではバスターミナルへ入らず日銀前のバス停に停車する。空港まで急ぐ場合はこの辺りでバスを降り、所要時間10分強の地下鉄へ乗り換えた方が早いのだが、この日は特に急ぐ用事もなかったのでそのまま乗り潰すことに。
珍しく天神から先はそれほど渋滞しておらず、ここまでに発生した遅れをそのまま持ち越しているような状況。市街地で回復できるはずもなく、というよりも天神日銀前バス停に到着した時点ですでに同バス停どころか終着バス停の到着時刻を過ぎていた。ここまで派手に遅延したのも久しぶりのような。
最終的に遅延は約35分まで拡大し、終点の福岡空港国内線バス停に到着。この路線は国際線へは行かないので、国際線を利用する場合はターミナル間連絡バスを利用する必要がある。
(ターミナル間連絡バスについてはこちら)
今回は特に急がない予定だったから良かったが、日に1便2便しかないような行き先への移動だったとしたらかなり肝を冷やしたに違いない。ここ最近空港へ向かう際にはかなりぎりぎりに到着することが多かったが、予定の組み方をもう少し考えた方がいいかもしれない、ということを改めて思った一日。
というお話。