日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】藤が丘-セントレア線(藤が丘駅/中部国際空港)


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便名 : 便名なし
日付 : 2023/11/xx
区間 : 藤が丘駅(18:20)→中部国際空港(19:15)
所要時間 : 00:55
乗車クラス : 普通席(座席定員制)
運賃 : 1,800円(交通系ICカード決済)
運行 : 名鉄バス

大曽根駅から高蔵寺駅まで国内唯一の「ガイドウェイバス」に乗車したのち、愛知環状鉄道八草駅、そこから「リニモ」に乗換えて藤が丘駅までやってきた。ここからは空港連絡バスに乗って中部国際空港(セントレア)へ向かう。

(事業者公式サイトはこちら)

www.meitetsu-bus.co.jp

藤が丘駅に到着したのは18:14で、空港行きバスの出発時刻は18:20と初見にしてはかなりタイトな乗換え。リニモの駅から地上へ出ると目の前には「市バス」のターミナルがあるが、今回乗車する空港連絡バスは名鉄バスによる運行のため、公道上のバス乗り場からの出発。

名鉄バスのバス乗り場についてはあまり標識類がなく、バス停を見つけるまでに少し手間取ったが、なんとかバス停を見つけることができた。ちなみにその乗り場は駅北側、リニモの1番出口に近い、6番バス乗り場からの出発。

名古屋市営地下鉄藤が丘駅構内のバス乗り場案内

藤が丘駅/空港行バス乗り場は公道上のバス停から出発

名鉄バスはかつてグループ内に三菱ふそう系のディーラーがあったことから、今でも三菱ふそう系の車両が多め。今回乗車する車両は主にこの藤が丘駅と空港とを結ぶ路線に使用される車両で、12列化粧室なしの仕様。

藤が丘駅から中部国際空港行きの名鉄バス

藤が丘駅/6番バス乗り場から出発

2024年8月現在、藤が丘駅から中部国際空港へ向かうバスは日に4往復で、そのうち1往復は藤が丘駅から30分ほど走ったところにある愛•地球博記念公園発着。空港までの運賃は大人1名1,800円で、支払いには交通系ICカードを利用可能。

バスは藤が丘駅を出発すると近くにある上社南インターチェンジから名古屋第二環状自動車道(名二環)に入り、名古屋南ジャンクションからほんの少しだけ伊勢湾岸自動車道を走って大府インターチェンジまで走り、一般道を介して知多半島道路に入って空港へ向かうルート。走行距離49kmに対し所要時間は55分と、一見すると割とタイトな所要時間。

藤が丘駅から中部国際空港行きの名鉄バス 藤が丘駅バス停

藤が丘駅/空港までは標準所要時間55分

聞くところによると、名鉄バスにはこれまでの観光バスタイプ車両よりも1列多い縦13列、補助席を含めると65人乗りの車両が登場したというから一度見てみたいと思ったのだが、使用されているのはこの路線ではなかった模様。

藤が丘駅から中部国際空港行きの名鉄バス 車内

名鉄バス車内/補助席つき縦12列の座席配置

座席の窓側足元を見ると、座席は側壁に固定されている模様。当時この車両は縦12列で運用されていたが、これを10列、11列にするというのももしかするとできるのかもしれない。

藤が丘駅から中部国際空港行きの名鉄バス 車内

名鉄バス車内/座席下には支柱が立っていない

この日は10名に満たない乗客を乗せて藤が丘駅を出発。この路線には途中に停留所がないので今後隣に人が来る可能性はなく、気兼ねなく寝ることができるのが嬉しい。妙な時間の空港行きだからこの人数だが、逆方向は混雑しているんだろうか。

藤が丘駅から中部国際空港行きの名鉄バス 車内

名鉄バス車内/乗客は数列ごとに1名といった感じ

前述の通り走行距離の割に所要時間はタイトで、その上高速道路に入るまでに少し渋滞に巻き込まれたから、きっと定刻通りには到着しないだろうと思ったが、高速道路に入ってしまえばスムーズで、空港には定刻よりも5分ほど早い19:10頃到着。

ちなみにこのバスは出入口が折戸になっているのだが、この折り戸が客席側に開くのが少し珍しいポイント。折戸はスイング扉よりも開閉が早く、また路肩に寄せやすいというメリットがあるんだとか。

中部国際空港バス停 藤が丘駅から中部国際空港の名鉄バス

中部国際空港/予想に反して定刻よりも5分ほど早着

空港では約1時間30分の待ち時間ののち、羽田行きのJAL便で帰京した。今後何かの機会に知多半田駅と空港とを結ぶバス路線に乗ることができれば、中部国際空港を発着するバス路線は全て制覇したことになるらしい。

というお話。