次は九州。
前回に引き続き、西日本のお得な企画乗車券の話。第2回はJR九州。
(第1回、JR西日本編はこちら)
② JR九州「みんなの九州きっぷ」
JR九州で発売されたのが「みんなの九州きっぷ」。前回2020年よりも価格が高くなったが、新幹線を含むJR九州全線(全九州版の場合)2日間乗り放題と考えればかなり格安。前回同様、北部九州版の発売もある。
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■価格
大人:¥15,000(全九州版)/¥8,000(北部九州版)
子供:¥2,000(全九州版)/¥1,000(北部九州版)
■利用可能期間及び発売期間
2021年10月9日(土)から2021年12月26日までの土日
※平日・祝日は利用不可、発売は利用日3日前まで
■エリア
全九州版:JR九州全線+下関
北部九州版:豊肥本線以北のJR九州全線
※山陽新幹線・博多南線はJR西日本管轄のため含まない
■きっぷのルール
九州新幹線を含むJR九州全線の特急・快速・普通列車(自由席)乗り放題
普通車指定席は6回まで利用可
前回2020年との相違点として、新八代駅と宮崎駅を結ぶ高速バス「B&Sみやざき」を割引価格で利用できる「B&Sみやざき利用券」が新たに設定されている。きっぷ受取時に同時発券される利用券を利用すると、通常4,350円の片道運賃が3,000円に割り引かれる。
鉄道利用であれば乗り放題だから、新幹線を乗り通して鹿児島中央駅まで行き、きりしま号に乗り換えれば追加料金なく移動できるものの約1時間ほど余計に掛かるので、もし急ぐということであればバスというのも悪くないかもしれない。
また、前回も紹介したが、このきっぷの対抗馬となるのが「SunQパス」。九州各地に張り巡らされている路線バス・高速バス路線が乗り放題になる乗車券。高需要路線ではかなりの頻度でバスが走っているから、鉄道・バス、いずれでも不自由なく観光することができるはず。
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また、JALのダイナミックパッケージを利用する場合は、オプショナルプランにほぼ内容の条件で利用できる「九州フリーきっぷ」の設定がある。こちらは2日間の全九州版が12,000円、北部九州版が7,000円と、「みんなの九州きっぷ」よりも若干安価な設定になっている。目玉商品の「びっくりオプション」と組み合わせて活用するのもおすすめ。
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というお話。