便名 : ANA/NH0390
日付 : 2025/09/xx
機材 : B767-300(76P)
区間 : 米子(YGJ)20:15→東京羽田(HND)21:40
所要時間 : 01:25
区間マイル : 384
搭乗クラス : 普通席
運航 : ANA(全日本空輸)
東京から出雲に飛び、数日滞在して米子から東京に戻る旅程。普段はJALを優先的に利用しているのだが、あいにく米子はANAしか飛んでいないから、復路は久しぶりにANA利用。時間が合えば地上移動でも良かったのだが、何だかんだ山陰地方発の陸路は時間がかかる。
というわけでやって来たのが米子空港。今回は米子市内から車でやって来たが、JR米子駅、JR松江駅からの空港連絡バスがあるほか、空港脇をJR境港線が走っていて、「米子空港」駅が開設されているので、同駅から徒歩でアクセスすることも可能。
(逆向きだが、同駅までのルートについてはこちら)
米子空港は鳥取県の西端、島根県境とほぼ接している米子市の北の境港市にある。正式名称を「美保飛行場」といい、航空自衛隊の美保基地に民間機の空港が併設されているようなかたち。空港のある境港市は作家水木しげる氏の故郷である縁から、「米子鬼太郎空港」の愛称が冠されている。
同空港からの路線として、古くは日本エアシステム(JAS)やスカイマーク(SKY)が定期便を就航していたが、出雲空港に集約したり撤退したりで現在国内線についてはANAのみが運航している。また、国際線についてはB737、A320レベルで就航可能な近距離路線がいくつか開設されている。

空港ターミナル内には「ゲゲゲの鬼太郎」関連の展示が多く、ターミナル中央には撮影スポットも。鳥取県内にあるもう一つの空港も「鳥取砂丘コナン空港」の愛称が冠されており、鳥取県内の空港はアニメ作品との結びつきが強い。

米子空港内にカードラウンジはあるが、室内はひたすら椅子が並んでいて割と簡素なタイプ。どうやらソフトドリンクは無料で提供されていたようだが、運用がよく分からなかったのでメールを数本打ち返して早々に退出してしまった。

空港ターミナルビルはそれほど大規模ではないが、レストランが数店舗、物販店が数店舗開設されていて、今回はその中のラーメン店を利用した。
折角なので1杯3,000円のラーメンを注文してみたが、身をほぐしているうちに麺が伸びてしまうから、詰まったままの蟹とラーメンというのはどうにも共存するのは難しいかもしれない。発想は面白いのだが、おそらくほぐし身の入っている価格の低いメニューの方が食べやすい。
(外部サイトの店舗情報はこちら)

食事の後は搭乗口へ向かうのだが、同空港は地方空港ではしばしばある、保安検査場が便ごとに実施される運用。だいたい出発時刻の90分前から開始されるようなイメージ。保安検査場を通過した先には売店等もないから、あまり早くに通過すると持て余すかもしれない。

当時は駐機場の一部の舗装が掘り起こされていて、何らか工事中。機体重量が200トンを超える大型旅客機が駐機することもあって駐機場の舗装はかなり厚く、目測で30cm以上はありそう。

この日の搭乗便は前便の到着遅れによって20分遅れの20:35に変更。COVID-19が沈静化した後、急激に便数が回復したこともあってか、ここ数年飛行機の定時性は大きく低下傾向にあり、2024年度の定時到着率は国内航空会社のうちANAが最低で約78.2%。
尤も、JALも1.5ポイントほどしか変わらず79.7%程度だから、ひと頃は時間の正確性が売りになっていた日本の航空会社も転換期といった様子。人手不足によるリカバリー能力の不足に加えて、羽田空港の処理能力が限界を超えつつあるのかもしれない。

幸い、変更後の出発時刻から更に遅延することはなく出発。この路線、競合会社もないシングルトラックの路線にしては、米子空港の路線は便数が多いうえ最終便が遅く利便性に配慮されたダイヤ。空港の規模の割にB787だB767だと大きな機材を入れているのがANAらしいところ。米子駅からJALグループの発着する出雲空港までは50分程度で行けてしまうから、実質的にはダブルトラックに近い状態なのかもしれない。

搭乗率も高く隣席に人がいたことで、壁にもたれてうとうとしている間に飲み物のサービスはパスされていて、更にもう一眠りすると飛行機は羽田空港へ着陸したところ。第1ターミナル側の増築工事が続いている関係で、この時間帯の第2ターミナル側の駐機場にはJAL機が停まっていた。
(イレギュラーな駐機場から搭乗した際の記録がこちら)

ANAの地方路線は沖留めの印象が強いが、この日は幸いターミナル直結の駐機場へ到着。ただ、第2ターミナルは徒歩距離が長いから、下手にPBBのつく駐機場に到着するよりも、ランプバスでターミナルの中央まで送られた方が早い場合もあるのが難しいところ。
羽田空港の特徴として、第2ターミナルは第1ターミナルと比べて空港連絡バスの出発時刻が各路線ともに5分早いから、同じ到着時刻の場合第1ターミナルであれば間に合う便に第2ターミナルだと間に合わない、ということが起きがち。例えば第1ターミナル21:00発のバスの場合、20:55に降機すれば間に合うが、第2ターミナルの場合はそもそもバスが20:55発だから間に合わない。
尤も、第2ターミナルも悪いことばかりではなくて、先に乗車できる分、窓側席を確保しやすいというメリットはある。最近空港連絡バスはどの路線も乗車率が高いから、相席になったり補助席になったりという事も日常茶飯事なので、これはこれで割と重要な要素。日ごろ第1ターミナルを常用する者からすると、座席指定制にしてくれた方がありがたい。

ともあれ、無事に羽田空港へ到着。これまでANAはSFC(スーパーフライヤーズクラブ)会員に対して1年に1度搭乗すると国内線で普通席からプレミアムクラスへ無料でアップグレードできるポイントが付与されていたから、時たまANAにも搭乗していたが、2026年の付与分を以てこの制度を終了させるのだそう。
そうなると、個人的にはもはや国内線でANAを選択するインセンティブが殆どなくなってしまい、今後は利用する頻度がより一層下がりそう。ANAからすればこんな金にならない会員は整理してしまいたいんだろうから、双方の利益が合致しているような気もする。とはいえ海外に出た時にチェックインや荷物の優先があるのは大きいから、弾かれるまでは図々しくもSFCを持っておこうとは思うが。
というお話。