便名 : JAL/JL2603
日付 : 2022/08/xx
機材 : ERJ170
区間 : 大阪神戸(UKB)07:50→信州まつもと(MMJ)08:50
所要時間 : 01:00
区間マイル : 183
搭乗クラス : 普通席
運航 : FDA(フジドリームエアラインズ)
朝6:00前になんばを出て、07:30前に神戸空港に到着。
(ここまでの移動はこちら)
JALグループの直営便が撤退して久しい神戸空港だが、2019年10月からFDAのコードシェア便として再びいくつかの路線が設定されており、現在では青森、花巻、新潟、松本、高知の5路線が運航されている。
今回のようにJALのコードシェアとして利用している場合は対象外だが、神戸空港発着の同一路線を合計5回で当該路線の片道航空券、もしくは異なる路線を合計10回利用した場合は神戸空港発着のいずれかの路線の片道航空券がプレゼントされるキャンペーンを実施中。
(公式ホームページの案内はこちら)
今回利用するのは07:50発の信州まつもと空港行き。比較的近距離の路線だが、陸路だと地味に時間のかかる同区間を飛行機では一日2往復、約1時間で結んでいる。ちなみに毎年夏休み期間は伊丹空港からJAL直営便も運航されているのだが、この日に関してはFDAのコードシェア便の方が運賃が安かった。
隣の搭乗口に駐機中の飛行機は何らかのメンテナンス中のソラシドエアB737型機。どうやらこの機材は2021年7月に登場した「神都高千穂 タヂカラオ号」という特別塗装機。「混沌としたコロナの時代が早く終息し、明るく平和で人々の自由な往来ができるように」という願いが込められているのだそう。
(公式ホームページの紹介はこちら)
この日の機材はネイビーの13号機。こうして翼だけ切り抜くと、こちらも隣の駐機場に到着したANA機と同じ色に見える。
以前搭乗したFDA機同様、この機材も機体カラーと同じ色の枕カバー。各空港に全色の予備を用意しておくと大変な手間になりそうだが、飛行機に搭載しているんだろうか。
この日の目的地の松本は神戸空港の東方向に位置するが、離陸はいつも通り東から西に向けて離陸滑走。直接東向きに離陸できれば時間短縮できるだろうが、より便数の多い伊丹空港や関西空港が近接しているからこうせざるを得ないんだろう。
離陸直後の空港周辺は低い雲が覆っていたが、明石海峡大橋くらいで雲が取れた。いつもより上昇角度が急で橋が遠くに見えるような気がするが、周辺に飛行機がいなかったんだろうか。
しばらくしてシートベルトサインが消灯。この便は国内線の普通席にしては珍しく、朝食のサービスがある。聞くところによると昔は国内線の普通席でも朝食が出ていた時代があるらしいが、私の世代よりもう少し昔の話だろうか。ちなみにクロワッサンと記載があるが、割としっとりしていてイメージとはちょっと違った食感。
両空港間の距離は180マイル程度と、東京-名古屋間や沖縄那覇-宮古島間と概ね同程度の距離。水平飛行も程々に降下を開始すると、進行方向右手遠方には富士山が見えてきた。長野県松本市から富士山までの直線距離は約120kmで、東京よりは遠く、名古屋よりは近いくらいの距離。
松本空港は松本盆地の中央あたりにあって、標高は658mで国内最高所の空港。周囲を標高の高い山に囲まれていることから、「着陸の難しい空港」として有名なんだとか。言われてみれば確かに着陸直前まで旋回を繰り返していた。
アルピコ交通上高地線の新村駅が見えてくると着陸目前。同線は2021年8月の豪雨災害によってしばらく運転ができない状態が続いていたが、2022年6月に全線が復旧したところ。近頃は水害によって大きな打撃を受ける鉄道会社が多いから、ひとまず復旧できてよかった。
そんなこんなで信州まつもと空港に到着。空港脇には大きく「WELCOME TO SHINSHU」の文字が掲げられている。松本の降雪の具合をあまり理解していないが、滑走路が黄色のペイントになっているということはそれなりに積もるのかもしれない。
平行誘導路なんてものはなく、滑走路上で回頭して駐機場へ到着。SAS印のタンクローリーは他の空港ではあまり見かけないが、FDAの親会社である鈴与はガソリンスタンドも比較的大規模に展開しているから、給油はお手のものなのかもしれない。また、その後ろには10台弱の車両が駐車しているが、おそらくこれが除雪車両。
空港到着後の移動手段は松本駅方面に向かう路線バスが飛行機の便ごと、安曇野、信濃大町、白馬方面に向かうバスが1日1便。それゆえ、基本的には一旦JR松本駅近くにある松本バスターミナルに向かう必要がある。そのバスに乗り遅れないよう、降機後は急ぎバス乗り場へ移動。