日本の迷い方

旅の知恵袋になりたい、という話

【乗車記】石徹白デマンドバス(北濃駅/下在所)


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便名 : 上り2便
日付 : 2022/08/xx
区間 : 北濃駅(12:30)→下在所(12:59)
所要時間 : 00:29
乗車クラス : 普通席(全席自由)
運行 : 白鳥交通

長良川鉄道北濃駅までやって来た。ここからはバスで石徹白(いとしろ)方面へ向かい、途中8kmの徒歩を経てバスを乗継ぎ、福井県にあるJR越美北線九頭竜湖(くずりゅうこ)駅を目指す。この辺り、何だかんだで難読地名が多い。

(ここまでの移動はこちら)

biketourist.hatenablog.com

辿り着いた北濃駅の駅舎は平屋で一見するとその辺の商店のよう。ちなみに駅舎には食堂が併設されていて、この日もちょうどランチ営業中。お腹が空いた気もするが、食事を摂るには少し時間が心もとなく断念。

長良川鉄道 北濃駅 駅舎

長良川鉄道 北濃駅 駅舎

今回乗車する「石徹白デマンドバス」は白鳥交通による運行で1日3往復の運行。このうち今回乗車する上り2便とその折り返しとなる下り2便については乗車1時間前までに電話予約が必要で、この日はJR太多線から美濃太田長良川鉄道に乗換えるタイミングで電話した。

白鳥交通 石徹白デマンドバス 北濃駅前

九頭竜湖方面への移動時に使えるのは始発と2便目

(「白鳥交通」公式サイトはこちら)

www.shirotori-kotsu.com

長良川鉄道 北濃駅 バス停

(@北濃駅)駅には学生用の駐輪場が併設

バスの発着する北濃駅の駅舎脇には地元の中学校・高校の学生用の駐輪場が設置されているが、この日は夏休みだからだろうか、自転車の姿は見られなかった。乗ってきた列車には自分を含めても10人ほどしか乗客がいなかったが、平時はどれ程の人たちが鉄道を利用しているんだろうか。冬なんかは雪が積もりそうだから、自転車は厳しそうにも見えるが。

出発までは約30分の時間があり、道路を渡って川に近づいてみた。この長良川岐阜県北部の大日ヶ岳を源流として岐阜県内を縦断、三重県桑名市揖斐川に合流して伊勢湾に注ぐ全長166kmの一級河川高知県四万十川静岡県柿田川とともに日本三大清流のひとつと呼ばれているのだそう。

長良川鉄道 北濃駅 駅付近

(@北濃駅付近)駅前を長良川が流れている

程なくしてバスが到着。バスといっても車両は大型のハイエースで、乗り合いタクシーという表現の方がしっくり来る。既に地元の方と思われる先客が2名おり、空いていた後部座席に乗り込むやいなや出発。

今回乗車するバスは北濃駅を出発するとすぐに国道158号線を離れて県道314号線に入り進路を北に取る。県道314号線はほどなくして桧峠に入り、自転車だとなかなか厳しそうな急勾配で高度を上げていく。進行方向左手の景色が割に綺麗だったが、ぼーっとしているうちに写真を取り損ねてしまった。

長良川鉄道 北濃駅 周辺図

周辺の観光案内図。右上に伸びる道路を進んでいく

バスは約10kmの距離を30分で走り降車地の下在所(しもざいしょ)バス停に到着。運賃は310円で現金で支払って降車。バスはすぐに出発し、目の前の交差点を右折して走り去っていった。

白鳥交通 石徹白デマンドバス 下在所

(@下在所バス停)勾配もきつく、金額以上のメリットがあった

ここから先、岐阜/福井県境を越えて福井県大野市にある「前坂家族旅行村」バス停まで約8kmの区間は公共交通機関では移動できない区間。15:20発のバスに乗車することを目標に、持ち時間2時間20分で出発。8月ではあるものの猛暑という感じではなく、また雨も降らなさそうでひと安心。

白鳥交通 石徹白デマンドバス 下在所

(@下在所バス停)ここから約8kmの徒歩区間

そんなわけで、のんびりと福井県方面に向けて歩き始めた。